ガウスの旅のブログ

学生時代から大の旅行好きで、日本中を旅して回りました。現在は岬と灯台、歴史的町並み等を巡りながら温泉を楽しんでいます。

信州の高原巡りの旅①

2005年07月09日 | 旅行
朝、5時過ぎに自宅を立って、所沢インターまで行って、関越自動車道に乗って北上した。ほとんど渋滞もなく、順調に走り続け、上信越自動車道に乗り継いで西進し、横川サービスエリアで朝食休憩を取って、中華丼を食べた。その後は、さらに西へ走って、長野県境を越え、小諸インターで下りたんだ。
 それからは、チェリーパークラインに乗って、どんどん高度を上げていった。8時前には標高2,000mの高峰高原へ到着したんだけど、外は寒いくらいで、カメラを持って散策したが、花もまばらで、蝶も飛んでいず、短時間で切り上げて、次へ向かうことにした。尾根沿いに西へ走ったんだけど、ダートの林道が続いている。
 池の平の駐車場へ車を入れようとしたのだが、有料で500円もかかるというので、他に駐車する場所を探してみたものの、適当なところがなかったので、また戻ってきて、お金を払って、車を駐めることになった。ここから、標高2,000mの池の平湿原周辺を1時間半かけて歩いたんだけど、コマクサの群落がとても可憐で、たくさん写真を撮った。
 次に、湯の丸高原へと移動し、観光リフトに乗って上まで行って、散策しながら撮影したのだ。つつじ平というところまで歩いてみたんだけど、もうツツジは終わっていた。しかし、その木々の間をいくつかの蝶が飛び交っていたので、それをカメラに収めようと追いかけたんだ。ヒメウラジャノメ、モンキチョウ、コチャバネセセリなどがカメラに収まってくれた。しかし、蝶を追いかけ回している内に方向がわからなくなって、どっちに行ったらよいか迷ってしまったのだ。幸いなことに登山者がいたので、その後をついていったら、正規の登山道に出ることが出来て、ホッとした。ここでも、たくさんの蝶に出会うことが出来、ミドリヒョウモン、テングチョウ、フタスジチョウ、クロヒカゲ、シータテハなどの撮影に成功した。
 その後、林を抜けて、日窪湿原へと至ったんだけど、ちょうどアヤメが満開で、すばらしい景観を成していたので、ここでも多くの写真を撮ったのだ。こうやって、写真を撮りながら巡っていたら、すでに正午を過ぎていたので、駐車場へと戻り、下山することにした。
南側へ下っていく途中に、「手打ち蕎麦」の看板が目に入ったので、立ち寄って昼食に天ざる蕎麦をたべたが、結構美味しかったのだ。
腹を満たしてからは、千曲川を越えて、立科町へと至ったのですが、散策の汗を流すために、立科温泉「権現の湯」(入浴料400円)入浴していくことにした。見晴らしの良い小高い丘の上に建つ、近代的な日帰り入浴施設で、公共施設のようだ。特に、露天風呂からの眺望が良く、蓼科山を望むことが出来た。
しかし、上がってきて外に出たら、雨が降り出していて、美ヶ原方面へのドライブを断念せざるを得ない雲行きなのだ。残念だったが、こういう時は無理をしても仕方がないので、近場の博物館巡りに切り替えた。
 まず、隣りの望月にある歴史民俗資料館へ行ってみた。ここは、旧中山道の宿場町で、現在でもその面影をとどめる街並みが見られる。その中ほどに資料館があったのだが、1階に考古学資料、2階に宿場関係と民俗資料が展示してあって、興味深くてゆっくりと見学した。
 その後は、国道254号線を西へ走り、丸子町へと至って、ここの郷土博物館へも立ち寄った。旧役場庁舎のイメージを取り入れたというモダンな建物で、1階には考古資料、2階には製糸関係の資料が展示されていた。この町は、かつて生糸の生産で栄えたところで、全盛期には多くの工場が建ち並んでいたとのこと、とても興味深く見て回ったのだ。特別展示室には絵画もあって、いろいろと見ることが出来た。
 見学後は、武石村へ入り、今日の宿岳の湯温泉「雲渓荘」へと向かった。ここは、美ヶ原の中腹、標高1,000mの山中にある一軒宿で、渓谷に沿った静かな環境の中にある。村営の宿泊施設で、建物は鉄筋コンクリートのしっかりしたものだった。通された2階の部屋に荷物を置くとすぐに、浴場へと向かったが、内湯だけで、沸かしてはいるものの、一部源泉掛け流しになっていて、湯は結構ぬるぬる感もある。のんびりと湯に浸かり、旅の疲れを癒してから上がってきた。部屋でくつろいでいたら、ほどなくして1F食堂での夕食に呼ばれた。食卓には、刺身、天ぷら、蒸し物、蕎麦、茶碗蒸し、デザートなどが並べられ、食前酒として梅酒が一杯付いていた。お酒も冷やで2合頼んで、気持ちよく飲み食いしたのだ。食後は、部屋に戻ってテレビを見たんだけど、今はやりの液晶テレビで、色もきれいなのだ。横になって、のんびりしていたら、睡魔に襲われてきたので、眠りに就いた。
続く