ささやかな時間

きままな店主のヒトリゴト..........日々の出来事、感じたことを綴っています

高五ダ・ファミリアと素敵な出会い②

2011年11月21日 | ソトオ・プロジェクト
「高五ダ・ファミリアと素敵な出会い①」未読の方は先にこちらからどうぞ→①へ


板橋区立高島第五小学校の展覧会一般公開が行われた11/19(土)。




なんと、
先にご紹介した高五ダ・ファミリア製作のブログをご覧になった帰国中の外尾悦郎さんが突然小学校を訪問されました。

まずは展覧会会場である体育館で図工の先生の説明を受ける外尾さん。
子供たちの手作り「高五ダ・ファミリア」をじっくり鑑賞。



そして、子供たちとサプライズのご対面!

子供たちは「高五ダ・ファミリア」を作るために、ガウディやサグラダ・ファミリアの映像を観ていたので
もちろん外尾さんのことは知っていたらしく突然の登場に驚き、そして大喜び!
憧れの外尾さん、そして外尾さんを通してガウディと時空を超えて触れ合った子供たち。
たくさんの優しくて温かくて心強い言葉にきっと大きな勇気をもらったことでしょう。
本物に出会うって大人子供関係なく心に響くものですね。

サプライズ訪問の様子はぜひこちらから →緑のカーテンのある暮らし



高五ダ・ファミリアと素敵な出会い①

2011年11月21日 | ガウディ

??高五ダ・ファミリアって??



ガウディを敬愛してやまない小学校の図工の先生が、子供たちにものを作る素晴らしさを
ぜひ知って欲しいという想いを込めて、なんとガウディのフニクラを6年生の生徒たちと作成されたそうです。

その名も学校の名にちなんで高五ダ(タカゴダ)・ファミリア~!すごいですよね??


『フニクラ』とは複雑な計算をするのではなく、
おもりと紐を利用して優れた力学的合理性を持つ建造物の模型のこと。
これを鏡に映すと、

そこには見慣れた形が...。

ガウディは10年間にもわたりこの研究を重ね、サグラダ・ファミリアもこの形態に基づき建造されています。
外尾氏が仰る「ガウディは建築の敵である重力を味方につけた」とはこのフニクラを指しています。

私がこのお話を正直この話を聞いて最初に思ったのは、
子供たちはフニクラを理解してるのかな?(失礼!)
と同時に、子供のころからガウディの発想に触れられるって素晴らしい!ということ。

そしてそして、私のそんな心配はご無用。
子供たちは活き活きとガウディのフニクラを作り上げました!

その実に素晴らしい製作過程はぜひこちらをご覧ください。読んでて涙がでました!
「緑のカーテンのある暮らし」

活きた授業とはまさにこのことをいうのですね。
図工の先生の熱い思いとそれに応え、サポートされた周りの先生方、そして校長先生。
こんなステキな学校があるんだと思うと羨ましく、嬉しくなりました。



②へ続く




外尾悦郎氏講演会「三千年紀を如何に生きるか~ガウディに学ぶ~」

2011年11月17日 | ソトオ・プロジェクト

写真提供:共同通信山下氏

ガウディの最後は市電に轢かれ3日間苦しみ、とても悲しい亡くなり方をしました。
 でもなぜかその死に顔はとても幸せそうでした。
 ガウディはサグラダ・ファミリアを作っていたが、実はサグラダ・ファミリアを通して
 ガウディという人間の幸せが作られていたのではないでしょうか、
 本当の幸せというものをみんなで考えましょう


問いかけから始まった外尾悦郎氏の講演会。11/15、アクロス福岡で行われました。

今年3月日本に起こった未曾有の大災害、多くの人の「幸せ」の価値観を大きく変えました。
これから、三千年紀をどのようにどのように生きるか、幸せになるか。

ガウディの作ったデザインを外尾氏はどんどん紐解いていく。
どうしてサグラダ・ファミリアにはたくさんの生き物たちであふれてるのか。
どうしてカサ・ミラの煙突はこの形なのか。
どうして窓はこんな形をしているのか。
問題の答えを自然から学びだすガウディは、
建築の敵である引力さえも味方に変えてしまう。

外尾氏は言う。
ガウディは常に疑問を持っていたと。
若者たちのように疑問を持つこと。
心からの疑問をもつこと。
問題を問題とも思わないことが一番大きな問題とも。

そして、ガウディの知恵を借りて
考えるのではなく、目の前にあるものを観察し
素直にオリジンに戻り問いかけてみようと。

答えは新しいものとかではなく、
気づかないだけで、既に見えているものかもしれない、そう感じました。

「三千年紀を如何に生きるか」
ガウディからのヒントをきっかけに大きな宿題をいただきました。






<< 感 謝 >>

大変多くの方にご来場いただき、大盛況のうちに講演会は無事終了いたしました。
広報にご協力いただきました皆様、この場より心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。           ガウディの森)おかだ


改めて...新刊紹介「サグラダ・ファミリア:ガウディとの対話」外尾悦郎著

2011年11月10日 | ソトオ・プロジェクト

先日ご紹介した外尾悦郎氏の新書「サグラダ・ファミリア:ガウディとの対話」の画像をいただきました改めてご紹介♪

外尾さんがスペインで書かれた「垂直の自由」の日本語翻訳本になります。
来る11/15、アクロス福岡で行われる講演会において、サイン会(先着あり)先行販売いたします。

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「サグラダ・ファミリア ガウディとの対話」 
 外尾悦郎 :著
 原書房
 ISBN:978-4-562-04748-2 
 本体価格:8,000円+税 
 判型:その他 
 Cコード:C0071
 2011/11/17発売予定
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<内容>
世界遺産サグラダ・ファミリアのすべて。
聖堂を知り尽くす主任彫刻家・外尾悦郎が読み解くガウディの壮大な構想、
図面のないまま彫刻に挑む産みの苦しみと喜び。
200以上のカラー写真で通常は見られない細部まで詳しく解説。
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新刊の紹介『"petita"井上雄彦meetガウディ』(2011年12月12日発売 )

2011年11月02日 | ガウディ


「ひとりの人間の生涯で追いきれないことを、脈々と別人が受け継いでいって、
いつの日か完成させるっていうのは、人類にとっては証明っていうか挑戦じゃないですか」


「描かずにはいられない何かがありましたね」

2011年5月バルセロナ、井上雄彦氏がガウディに出会う!!

井上雄彦氏の最新著『pepita井上雄彦 meets ガウディ』
定価:2940円(税5%込み)
井上雄彦(著)
A4変型判、
DVD(収録時間約50分)付(約)100ページ
ISBN:978-4-8222-6062-0
発行日:2011年12月12日

※2011年10月26日より予約受付中
詳細は→こちら


↓ブックトレーラー公開中! ガウディファン必見です、何度も見たい!
•YouTube→こちら
•ニコ動→こちら
~書籍紹介より~
井上氏は、サグラダ・ファミリアに代表される作品で世に知られる建築家・アントニ・ガウディに範を求めてバルセロナに旅立った。時空を超えて呼応しあう「鬼才」と「奇才」。
ガウディの眼を携えた井上氏は、自然、建築、街、そこに住む人々から受け取れる創造の“種=pepita”を切り出していく。
本書は、自らの心の内にガウディを再生していく井上雄彦氏の思考プロセスをまとめた「創作ノート」と呼べるものだ。描画のプロセスを含め、井上雄彦氏のネクスト・ステージ(次なる展開)を明らかにしていく。
漫画家・井上雄彦氏の“深化する表現”と創作過程をつまびらかにする書籍(創作ノート)+DVD。創作ノートは、約15点の書き下ろしのスケッチに加え、下絵約50点と写真約100点で構成する。DVDにはスペインでの取材映像をまとめた約50分のルポルタージュを収録した。
『スラムダンク』『バガボンド』『リアル』から『屏風・親鸞』『smiles』へと進展してきた井上雄彦が、「必然的に」「その延長線上にある」と位置付ける意欲作。
『pepita』はその第1弾だ。

新刊の紹介「サグラダ・ファミリア」外尾悦郎(2011年11月17日発売予定)

2011年11月01日 | ソトオ・プロジェクト

外尾さんの新刊のご案内。
ちょっと、いや、だいぶお高いですがかなりのボリュームの本です。
画像等入手できたらまたご案内します♪


「サグラダ・ファミリア ガウディとの対話」 
 外尾悦郎 :著
 原書房
 ISBN:978-4-562-04748-2 
 本体価格:8,000円+税 
 判型:その他 
 Cコード:C0071
 2011/11/17発売予定


<内容>
世界遺産サグラダ・ファミリアのすべて。
聖堂を知り尽くす主任彫刻家・外尾悦郎が読み解くガウディの壮大な構想、
図面のないまま彫刻に挑む産みの苦しみと喜び。
200以上のカラー写真で通常は見られない細部まで詳しく解説。