父島に空港建設

 幾度となく「出ては消え」を繰り返している小笠原諸島での空港建設。最近では父島の隣の兄島への建設計画が報じられたが、自然環境破壊に繋がるとして立ち消え。今回はこれまでにも検討された、父島にある旧日本軍の須崎飛行場跡地に1200m級の滑走路を整備してはどうかと云う案のようだ。1200mあればボンバルディアのQ400の就航が可能だが、1200mの滑走路のためにはかなり大規模な造成工事が必要になるらしい。

 ATR42-600を前提に考えると800mの滑走路があれば就航可能であり、建設費用・工期および自然環境負担を大幅に低減することが可能だろうか。ただATR42型の日本での導入実績が、現状では多くないので運行するエアライン等の選定の問題もありそうだ。

 航空路が開設されれば、交通機関は週に一便、24時間を要する船便しかなく現状から画期的な改善が図られ、島民の利便性向上は計り知れない。「週に一便、24時間」を考えると地球上でもっとも遠い場所の一つである小笠原の観光資源価値も大いに高まることが期待される。ただし、貴重な自然環境保護を考えれば、現状の「週に一便、24時間」にも大きな意味があるとも云えるだろうか。


 という訳で今日の一枚は郷秋<Gauche>が40前に父島・二見港で撮った出航前(東京に戻る)の「父島丸」。現在は「三代目おがさわら丸」が24時間で東京と父島を結んでいるが、郷秋<Gauche>が訪れた当時は船中二泊の36時間を要したと記憶している。

  「恩田の森Now」 http://blog.goo.ne.jp/ondanomori に、ただいまは1月7日に撮影した写真を7点掲載いたしております。今年最初の森の様子をどうぞご覧ください。次回の撮影・掲載は今週末を予定しております。どうぞお楽しみに。

To the author of this page: gaucheadgc(at sign)gmail(dot)com
Type "ijnuG ihsoyiK" adversely, and find me on Facebook.

コメント ( 0 ) | Trackback (  )
« Zマウント? 父島、1976年 »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。