満月と黒猫日記

わたくし黒猫ブランカのデカダン酔いしれた暮らしぶりのレポートです。白い壁に「墜天使」って書いたり書かなかったり。

発想を逆転するのよ!

2007-09-19 02:26:41 | 雑記

皆様ごきげんよう。昨日の予告通り、バックパックをゲットして参りました黒猫でございます。

散々悩んだ結果、登山者用の大きいやつではなく、ソロツーリストの55Lスイッチパックに決定。やはりキャスターつきのものにしました。

web上でも見て、実物も東急ハンズで見るだけ見ていたので、今日はもう仕事帰りに池袋ハンズでサクっと買っちゃおう、と思って東池袋で降りたんですが、東池袋からだとサンシャインシティの中のパスポートセンターにも近いのです。パスポートセンターの近くには旅行グッズの店がかなりの割合であるはず・・・そう思い、行ってみるとありました。
しかも平日のせいかすいていてゆっくり見られました。ラッキー。お目当てのバックパックもあり、手にとって「これは背負う時はどうするんだ?」といじっていたらお店の方が気づいて対応してくれ、背負わせてもらえました。webで見たスペックでは、空の状態で重量が3kg以上とあったので、結構重いのかも、と思っていましたが、何てことはない。こりゃ楽勝だ(中身が空なら)と思い、第二候補に考えていた一回り小さな45Lは試さずにこちらを購入。旅行用品のお店とあって、レジで「海外旅行ですか?行き先は?インド?ではインドの情報パンフレット入れておきますね」と言われました。こういうの嬉しいです。えへへ。

そして早速これを引っ張りつつ、明日で退社するので会社の人に配るお菓子を買って、そのままジムに行って泳いだりして、その道具も全部バックパックに詰めてみたら結構膨れました。・・・普段から基本的に荷物多いかも、わたし。

とりあえず入れ物は手に入れたので、あとは何をどう詰めるか・・・ま、明日の仕事が終了してから詰め込みを始めたいです。


あ、帰る前に○ックカメラに寄り、携帯を見てきました。
なんか親が自分の携帯でも海外で通じるようにして連絡取れるようにしろと言うので、それには気乗りしないんですが、そろそろ携帯の機種変更をしようかとは思っていたので見るだけ見てきました。

で、「あ~でも携帯どころじゃないよ、デジカメ修理間に合わなかったら買うかもしれないし~」とか思いながら見てるうちに囁きました、わたしの中の千尋さん(@逆転裁判)が。

発想を逆転するのよ、黒猫くん!!

と。

それだ!!
カメラの機能が充実した携帯にすればよくね?

わたしはソフトバンク(というかまだvodafone)なんですが、見れば結構スペック高いのもあります。NOKIAのやつなんかよさそうだ。つうか裏面から見ればただのカメラだよこれ。

今日は見るだけに留めておきましたが、その方向で機種変更するかもしれません。とりあえずもう少し考えます。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

予約しました

2007-09-18 01:29:18 | 雑記

皆様ごきげんよう。友達の家にランチから夜まで居た黒猫でございます。(どんだけ?)
いやあ、居心地良くて。友達も色々話したいことがあったらしく、途中でベルばら(ベルサイユのばら)のDVDとか観たりしながらぐだぐだと色んなことを喋った一日でした~。みんなで途中で「アンドレ!わたしのアンドレ!」とか叫んでた(笑)。怪しい集会です。


それはさておき。

旅行の準備を相変わらず全然していなかったんですが、そろそろ・・・と思い、初日の宿の予約をネットで済ませました。これで初日は宿にさえ着けばそのまま寝られます。よしよし。
利用したサイトは、世界各国のホテル予約をやっているサイトらしいんですが、料金表記がドルだったのでドルで払わなきゃいけないのかな、と思っていましたが、現地通貨で払うようです。換算してみたらそんなに高くなかったのでよかったです。ま、自分で探しうるネット上で予約できる最安値のホテルなんですが(笑)。

あと保険にも加入しました。各社を比較して一番安い保険会社の一番高い保険に加入(高いんだか安いんだか)。これで何かあっても大丈夫です。しかしネット加入の保険は本当に安いなあ。ネットで加入するようになる以前は旅行会社に勧められるままにそこの提携先で加入してましたが、たかだか4・5日で5000円前後したもんなあ。今回なんか一ヶ月なのに8000円を切ってます。素晴らしい。しっかりがっつり対応をお願いしたいところです。ま、お世話にならないのが一番ですが。

あとはバックパックとビザです。
・・・両方相当大事じゃね?(笑)
バックパックは明日、ビザは20日に取りに行く予定です。インド大使館のサイト、ビザ申請用紙のある場所わっかりにくいな!あと「インドの祭日は休み」ってどこかで読んだ気が。だいじょぶだろうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

更新しました(キリゴロ)

2007-09-17 04:28:11 | サイト関係

皆様ごきげんよう。昨日からアニメ「おおきく振りかぶって」をまとめ見しはじめて、今既に20話の黒猫でございます。(どんだけ暇人?)で、でもちゃんとジム行ったんだからっ!

野球は全然わからないんですが、ピッチャーってあんなにもお姫様待遇なものなの?そら大きいお姉さま方も素材にするわな。
話としては面白いですが、正直わたしのような素人にはわからない用語がたっくさん出てきます。でもまあ問題なく観られます。
それにしても野球をする人たちはあんなにも色んなことを考えながらプレイしてるのか・・・大変ですねぇ(完全にひとごとだなその言い方)。ひとりだけ悩む次元が全然違うピッチャーの三橋君が微笑ましいです。

そうそう、久しぶりにブログのテンプレートを今までの黒背景のものから変更したので、過去1、2ヶ月の日記を見ると字が(白っぽい色なので)見えないかもしれません。その場合、ご面倒ですがマウスドラッグで反転してからご覧下さいませ。
今日からはハートリーフです。


ところで約一ヶ月ぶりとなりますが、SS更新しました。
キリゴロで「過ぎし日の雨」。7992(泣く国)というゴロだったのですが、泣く国?泣く国ねぇ・・・と考えたら幻水4のイルヤが浮かびました。これ使おう、と思ったのはいいんですが、実際書くまでにすごく時間が開いてしまったので、いざ書こうとしてあらすじメモを見て「イルヤってなんだっけ」という有様でした(笑)。笑い事じゃあないんだぜ。
リクエストを下さいました匿名様には毎度のことながら遅くなりまして申し訳ありませんでした・・・!
結局あまりひねりのないゲドクイになりましたが、まあゲドクイメインのサイトなので、ということでひとつよろしく(何を)。

クイーンはハルモニアに故国を滅ぼされたという公式設定がありますので、その辺を勝手に捏造してみています。そのうち完全捏造のクイーン過去編でもやってみたいです。かなり暗い話になること請け合い。


明日は友達の家でランチです。たのしみ~。わたしはソムリエナイフ担当です(なんという楽な担当だ)。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おまけってレベルじゃねえぞ

2007-09-16 23:54:20 | ゲーム

皆様ごきげんよう。昨日は気持ちよく飲んだくれました黒猫でございます。
(私信:SさんYさん餞別ありがとうございました!ありがたく頂きます☆)

ところで以前、amazonに予約しておいたFF7 10th ANNIVERSARY POTIONとULTIMANIAのセットが届いていたのをようやく開封しました(遅いな)。

ポーションに関しては数年前商品化され、むしろHP下がるだろこれと評判なお味で巷を騒がせたものですが、今回は神羅バージョンで容器がかっこいいのです。なんか近未来の独鈷(※仏具の一種)みたい(どんな発想だ)。
・・・とはいえあのお味。これだけならFFファンもわざわざ買いません(多分)。
この商品の真髄はポーションではなく、同梱されたFINAL FANTASY7 10th ANNYVERSARY ULTIMANIAにあるとしか思えません。少なくともわたしはこれ目当てで買いましたよ?

まだあんまりちゃんと読んでいないんですが、どう見てもおまけってレベルじゃねえぞこれ。A4サイズでオールカラーだもんよ。
ま、10周年記念ですから、ファンとしては嬉しい限りです。
正直FFの新作はもう追いかける気がしないのですが、FF7だけは別格です。なんかこれからも関連商品が結構出るみたいなんです。当時まだお金がなかった人たちが10年経って経済力を身につけたところにこれか・・・くっ、このままじゃスクエニの思う壺・・・お、踊らされたりなんかしないんだからっ!

とりあえず、ウルティマニアをこれからじっくり読もうと思います♪

ところでPSPのクライシスコアのほうの評判はどうなんでしょう。わたしはやはり発売日買いは控えたので未だ様子がわかりません。そろそろネットに評判あがってきてるかな?あとでチェックしてみよう。
評判がいいようなら購入してインドでプレイします。・・・旅行中、宿から一歩も出ずにプレイしてたりして(笑)。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

飲んできます。

2007-09-15 17:20:58 | 雑記

皆様ごきげんよう。楽しい三連休の始まり、黒猫でございます☆

昨日の送別会も何事もなくクリアし、これでもかとばかりに惰眠を貪り体力回復!今日もこれから飲んできます~(笑)。楽しみ!
でも飲みすぎ注意!自分に言い聞かせつつ楽しんで参りまーす。

今日はお店を予約しているんですが、三連休初日のせいか、最初の数件には既にいっぱいですと断わられて焦りました。わたしの我儘で個室がいいと思ったものですから。人数が少ないので結構ないんですよねー個室。
でも予約できてよかったです。行ったことないのでどんな店かわかりませんが。(えー)

さて、仕度しますぞ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

引継ぎ~

2007-09-14 02:08:37 | 雑記

皆様ごきげんよう。今日から後任さんへの引継ぎを行っております、黒猫でございます。
・・・明日あたり早くもやることなくなったらどうしよう(笑)。

しかしこうして引継ぎが始まると、いよいよホントにこことはおさらば(死語)なんだなあ、と感じ始めました。
そして明日は送別会をして頂けるとのこと。なんか悪いっすね。
飲みすぎないようにしなくちゃ。翌日も飲みなので。(そういう理由か)



実は今日も試写会でした。ええと、一昨日も。一昨日は『サウスバウンド』、今日は『パーフェクト・ストレンジャー』。あんまり欲を出さないで「ま、出しとくか」くらいの気持ちで出すと当たるようですね。わたしの場合、絶対観たい!とか思って応募すると絶対外れます(笑)。それだけ人気があるのかもしれませんが。

でもとりあえず試写会はこれで打ち止めにして、あとは旅行に行って帰国したらまたハガキ出そうと思います。
・・・レビューは旅行までにはします(弱気)。



ところで旅行の仕度をまだ全然していません。へへ。(へへってアンタ・・・)
ちなみにデジカメ持ってく前に中身を全部PCに移しとくか、と思ってPCに接続したら、ズームエラーというエラーメッセージが出てレンズカバーが開かなくなってました。取説を見てもズームエラーという項目自体見つからないので、ネットで検索してみたら壊れたらしいという事実が判明。
日曜に買った店(○ックカメラ)に出してきたんですが、「修理完了の目安は3週間ほどになります」と言われてしまいました。

間に合わねえよ。

・・・ギリギリまで待ちますが、ダメそうなら安いデジカメを買って行こうかと・・・ どんだけ出費すんの、出発前に。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

知らない動き

2007-09-13 07:19:12 | 雑記

皆様おはようございます。昨日3連コンボなど無茶なことをやったせいか、久しぶりにジムでスタジオプログラムに2本出たせいか、気がついたら寝ていた黒猫でございますよ。3時頃一回起きたんですがコンタクト外してまた寝なおしてしまった(笑)。2週くらいあいてビート&コアというのに出たら、全然知らない動きが追加されていてビビりました。

ところで今メールチェックをしたら、amazonから商品発送のご案内が来てました。FF710周年のポーション。ああ、そういえばしたした、予約。今日はPSPソフト「クライシスコア」も発売ですね。とりあえずわたしは様子見です。もう今日の夜あたりからネット上に反応が上がってくるんじゃないでしょうか。面白いなら買うよ!エアリスが可愛いなら買うよ!(笑)
ご案内が来たってことは今日帰ってきたらもう届いてるのかな?楽しみです。イヤ、ポーションが、じゃなくて、そのおまけの本のほうね!

今日からわたしの後任の方が来ます。今日来られても正直あんまり教えることないんですが(笑)まあ、頑張って色々教えて差し上げようと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『アーサーとミニモイの不思議な国』

2007-09-12 01:03:55 | 映画

皆様ごきげんよう。果敢にレビュー更新中、黒猫でございます。

さぁ!いよいよ試写会レビュー3連コンボ、ラストっ!いっくよ~☆(いい加減我ながらウザくなってきたけど今更あとには退けない微妙なお年頃)

『アーサーとミニモイの不思議な国』
可愛らしい公式サイトです。

10歳になるアーサー(フレディ・ハイモア)はおばあちゃん(ミア・ファロー)と犬とのふたり暮らし。両親は常に旅行していて息子の誕生日にも帰らずじまい、冒険家のおじいちゃんは行方不明だ。
そんな中、経済状況が逼迫し、ついに債権者のダヴィドから「48時間以内に借金が返せないならこの家から出て行ってもらう」と言い渡される。

おばあちゃんは、かつておじいちゃんが世界各地から持ち帰ったコレクションを売りに出すが、借金返済には到底足りなかった。その夜、アーサーは寝物語にかつておじいちゃんがボゴ=マタサライ族という部族を助けたという話を聞く。この部族には「ミニモイ」と呼ばれる身長2mmほどの小さな小さな対の部族がいるのだという。
同時に、かつておじいちゃんはボゴ=マタサライ族を助けた報酬にルビーの塊をもらったが、それを庭に埋めたら、どこに埋めたかわからなくなったという話を聞く。アーサーは、それが見つかれば家から追い出されずに済むと考え、おじいちゃんの残した足跡を懸命に辿り、数々の仕掛けを解いて、ミニモイの国へ赴くが・・・?

というようなお話。

序盤と終盤は普通の実写映画なんですが、ミニモイの国の描写はオールCGという、ちょっと変わった映画でした。

CGの映画を観るたびに思ってしまうんですが、ホント今のCGってすごいな。表情がすごく豊かに表現できるようになったと思います。ミニモイの王女、セレニアの可愛いこと。気の強い男勝りのお姫様です。ミニモイ族はちょっと妖精っぽい外見で、耳が長いんですが、その耳がよく動いて可愛かったです。
しかし身長2mmの世界だとちょっとした水が洪水、ストローはドラム管、ミニカーが本物の乗用車になってしまうんですねぇ。冒険シーンは迫力があり、すごく面白かったです。男の子はやっぱり冒険だよね!

リュック・ベッソンが書いた脚本は小説化されていて、それが上下巻くらいのボリュームのせいか、結構内容を詰め込みすぎている感は否めませんでした。両親はなんであんなに出かけまくって家を空けがちなのかとか、ボゴ=マタサライ族は一体どこからアーサーの家に降って沸いたのかとか(笑)説明不足な所も結構あるんですが、細かいことは気にするなってことなんでしょうか。ま、面白いのでよし(笑)。

多分ファミリー向けなんだと思いますが、大人が観ても楽しいと思います。だって可愛いんだもんミニモイ族。

今回わたしが観たのは字幕版だったんですが、CGキャラクターを担当する声優も豪華でしたよ。ロバート・デ・ニーロやらマドンナやら。しかし本職の声優じゃない人に吹き替えを依頼するというのは日本だけのトレンドじゃないようですね。ま、俳優さんなら間違いはないとは思いますが。
日本語版ではタカアンドトシが(主要な役ではないですが)声優をやるということで、舞台挨拶に来ていました。タカのマイクがここぞという時に入らないのが面白かったです。ネタじゃないとこで笑うのもアレだけど。
持ちネタの「欧米か!」を作中アフレコで入れたらしいですが、突っ込むまでもなく欧米だよね、モロに。どこで入れたんだろう。ちなみに王女の弟・ベタミッシュの声をえなりかずきがやるらしいですよ!600歳だけど子どもの役。それはそれで観たいな・・・!(笑)

このあと、主役を演じたフレディ・ハイモアがサプライズゲスト的に来ました。普通こういう挨拶アリの時は試写状に書いてあるものなんですがなかったので、びっくりしました。通訳の人のマイクがうまく入らずにいたら、自分のマイクを差し出してあげるという気遣いのできた子でした。なんかアキバに行って楽しかったとか言ってましたよ(笑)。公式サイトで調べたら「トゥー・ブラザーズ」「チャーリーとチョコレート工場」で主役を演じた子だったんですね。あらやだ両方観てるのに・・・!(気づけよ)子どもは成長が早いわねぇと、親戚のおばちゃんのようなことを思ってしまいました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ミス・ポター』

2007-09-12 00:48:19 | 映画

皆様ごきげんよう。適度の赤ワインで身体も指先も温まって参りました黒猫でございます。

さて、3連コンボ第2弾、いっくよ~☆(だから誰なの)

『ミス・ポター』

1902年、イギリス。
良家の令嬢、ビアトリクス・ポター(レニー・ゼルウィガー)は、親が勧める見合い話も次々に断り、ひたすら自分の想像した友達であるウサギなどの動物たちの絵と、彼らの話を描くことに没頭して生きてきた。画家志望でありながら、家族を養うためにそれを諦めた過去のある父親の理解があり、顔を合わせば小言ばかり言う母親をやり過ごしつつ、自分の絵を出版社に売り込みに行く日々を送っていた。

ある時、兄弟が経営するある出版社がビアトリクスの作品を出版してくれることになる。しかし喜んだ彼女のもとを訪れたのは、約束を取り付けた兄弟ではなく、それまで出版に関わったこともない彼らの末の弟、ノーマン(ユアン・マクレガー)だった。まったくの素人を担当につけられ、自分がないがしろにされた気がして落胆するビアトリクスだったが、彼女の予想に反してノーマンは出版に非常に熱心で、様々な助言をして少しでもいい本を世間に送り出そうと彼女を励ます。やがて彼の助けを経て出版された本は、順調に売れ、同時にビアトリクスは彼に惹かれるようになる。

やがてふたりは相愛の仲になるが、身分の違いもあり、ビアトリクスの両親は結婚に反対する。しかし折れる気配など微塵も見せずに我を通そうとするビアトリクスに、両親は「これからひと夏、避暑地で過ごす間、ふたりのことは誰にも内緒にしてしばらく距離を置いてみろ。戻った時、ふたりの気持ちがまだ冷めていなければ結婚を認める」と提案する。離れ離れになりながら、手紙でお互いの近況を伝え合い、絆を保つふたりだったが、やがてノーマンからの手紙が途絶える。心配するビアトリクスのもとに、今では友人でもある彼の姉・ミリー(エミリー・ワトソン)からノーマンが病気だという報せが来るが・・・?

というようなお話。


「ピーターラビットのおはなし」の作者、ビアトリクス・ポターをモデルにした映画です。
とにかくポターを演じたレニーが生き生きとして可愛かった~(※わたしはレニーファンです)。未婚の良家の子女には様々な窮屈な制約があったこの時代に、結婚もしないでひたすら自分の夢を追ったミス・ポターが、とても魅力的な人物として描かれていました。
未婚の娘の将来と世間体を気にして、顔を合わせれば小言をいう母親に対し、娘には甘い優しい父親もよかった。お父様ったらもみあげがフリーダムすぎ。あれはもみあげなのか髭なのか気になるところですが、当時はああいうのがダンディだったのかも(笑)。

もうパンフレットに書かれたあらすじの時点で半ばネタを割ってしまっているというか、ストーリーの予想はつき、あっと驚くような展開はないんですが、ポターが創作活動をどれほど愛したかとか、ピーターラビットのお話の舞台となった湖水地方がどんなにうつくしいところかとかがよく伝わってきました。イギリスの田舎は本当に綺麗なんですねー。この湖水地方、ポターが亡くなった時、ナショナルトラストに寄付したので、今でも同じ景観を保っているそうです。観客が行ってみたいなあ、と思うのを見越したかのように、何か映画と連動して色々キャンペーンをやっているようですよ(笑)。

あと、紙の中に描かれたピーターたちが(ポターの想像の中で)動き回るのを、CGで細工して表現しているですが、それも可愛らしかった~。好きな方にはたまらないと思います。ピーターたちが跳ね回るのですよ。

個人的には、未婚のポターのための付き添い役のおばあさんがすごく好きでした。
当時、良家の未婚の娘はどこへ行くにも付き添い役がいなければいけなくて、しかもこのおばあさんにはポターのお母さんの息がかかっているので、ことあるごとにポターとノーマンの仲が進展しないように邪魔するんですが、それがすごくとぼけたいい味を出してました。
このおばあさんが街角の本屋のウィンドウにポターの本が飾られているのを見つけるシーンはすご~くよかった。台詞はないんですが、「あたしの自慢のお嬢様がついにやった」という声が聞こえそうな笑顔でした。

それにしてもこの時代のイギリス人はしきたりがものすごくて恋愛するのも一苦労だったんですねぇ。何だか韓流ドラマのようにもどかしかったです(笑)。

最後の最後、「この後ポターは云々」と字幕が出るんですが、そこでまたびっくりしてしまいました。ネタバレになるので詳細は書きませんが、お母様どんだけよ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『スキヤキウエスタン ジャンゴ』

2007-09-12 00:34:54 | 映画

皆様ごきげんよう。昨日久しぶりにポールストレッチに出たり、ちょっとジムを頑張ってみたら、結構疲れが激しい黒猫でございます。体力落ちてるなー。

が、しかし。

今日は頑張っちゃうんだから!試写会レビュー3連コンボ、いっくよ~☆(誰なのこのキャラ)

その1。

『スキヤキウエスタン ジャンゴ』(※リンク先公式サイト。やたら重い上、デフォルトは英語です。日本語ボタンを押しましょう)

ベネチア国際映画祭コンペンション部門に出品したという、三池崇史監督作品。邦画ですが台詞は全編英語です。しかもエンディングテーマソングはサブちゃん(北島三郎)なんだぜ。どんだけ。

先祖伝来の宝が隠されていると噂される源氏の末裔の村。その噂を聞きつけて、平家の一党が宝捜しにやってくるが、彼らの無法ぶりは村人の手に余った。そこに先祖を同じくする源氏の一党もやってくるが、彼らはある意味平家より始末が悪かった。

反目しあう源氏と平家の抗争は激化の一途を辿り、村人の殆どが逃げ出すが、わずかながら残っている者もいた。それぞれ源氏と平家の血を引きながら愛し合い、子どもを設けた夫婦とその母親だ。しかし平家に楯突いたせいで夫・アキラ(小栗旬)を目の前で殺された妻・静(木村好乃)は、復讐を誓って源氏の大将(伊勢谷友介)のもとへ走り、ショックで口がきけなくなったふたりの子どものため、その祖母(桃井かおり)は村に留まる道を選んだ。

そして源氏と平家が今にも激突しようというその時、流れ者のガンマン(伊藤英明)が現れ、「お前らが争っているこの村にあるという宝から、分け前を多く出すほうに加勢する」と持ちかけるが・・・?

というようなお話。


ストーリーとしては一応スタンダードな西部劇モノっぽい感じなんですが、ビジュアルと設定がとにかく奇抜で面白かったです。ウエスタンなのに対立する二つの勢力が源氏と平家ってのが斬新すぎ(笑)。源氏サイドは白、平家サイドは赤をシンボルカラーとしているのはわかりやすくてよかったです。
しかしどいつもこいつもキャスト濃すぎ(笑)。観る前は伊藤英明が主役なんだと思っていたんですが、そうでもなかった(笑)。多分全体的に見ると主役なんでしょうが、華麗な登場シーンはともかく、あとは終盤の決戦まで見せ場なし(笑)。どんだけ?

そもそも源氏と平家の大将がキャラ立ちしすぎてます。義経(伊勢谷友介)と清盛(佐藤浩市)。クールすぎる二枚目と単純馬鹿。これでもかというほどに対照的です。清盛(途中から訳あってヘンリーと名乗る)、馬鹿すぎ。タフすぎ(笑)。クールな義経サイドのお馬鹿な部下・弁慶(石橋貴明)は、最後のシーンのためにキャスティングされたんだと思えてなりませんでした(笑)。

しかしそんな彼らでさえ半ば伝説として恐れる存在「血まみれ弁天」・・・その伝説の人物が実はッ!というのが中盤で明かされます。こういうの大好き。しかも英語なので「Bloody Benten」だよ。無闇にかっこいい響き(笑)。
この血まみれ弁天の正体が冒頭に出てきたタランティーノ演じる謎のガンマンのパートでの伏線と繋がります。憎いつくりだな!しかしタランティーノ、楽しそうだったなぁ。「スキヤキの甘味は砂糖じゃなくて白菜から引き出せ!」という台詞とか、「こう見えてわたしはかなりのアニメオタクで」とか、イキイキしてた(笑)。

あと、保安官役・香川照之の見事なまでの二重人格ぶり(というか分裂ぶり)にも注目。いつ「いとしいしと!ゴクリ!ゴクリ!」と言い始めるかと思いました(笑)。この人は笑い要素担当なのかと思いきや、最後の戦闘でうぉぉぉーい!と言いたくなるようなことをします。いい意味で裏切られた。

個人的には誰が何と言おうと、主役はルリ子だと思いました(ルリ子が誰なのかは公式サイトか本編を観て下さい)。ルリ子かっこいい!

なんだかいろんな要素がごたまぜになった映画でしたが、わたしはすごく面白かったです。ただ、好き嫌いははっきり分かれそうだと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする