満月と黒猫日記

わたくし黒猫ブランカのデカダン酔いしれた暮らしぶりのレポートです。白い壁に「墜天使」って書いたり書かなかったり。

『ニュー・ワールド』

2006-04-30 02:49:41 | 映画


皆様ごきげんよう。またも昼過ぎに起きてだらだらくねくねした挙句、7時過ぎにジムに行ったら「今日は祝日なので7時半までなんですが・・・」と言われ、しおしおと退散して参りました黒猫でございますよ。え?泣いてませんよ?

ところで今週の映画3本目は『ニュー・ワールド』です。

1607年。王命によりイギリスから新大陸にやってきた一行がいた。彼らは北アメリカのヴァージニアにたどり着き、そこに上陸する。上陸してすぐに、そこには既に先住民がいることがわかったが、別の場所を探すには乗組員の体力も食料も保ちそうになかったため、一行はそこを新天地と定める。
船長(クリストファー・ブラマー)は航行中に反逆を犯し拘束されていたジョン・スミス大尉(コリン・ファレル)を解放し、自分が食料を調達するために帰国している間のリーダーに任命する。スミスは周辺部族との接触を図るために、偶然捕らえた原住民を道案内に川を遡行するが、途中で仲間とはぐれて捕らえられてしまう。この地の原住民を統べる王、ポウハタンの前に引き出され、殺されかけたスミスだったが、ポウハタン王の末娘、ポカホンタス(クオリアンカ・キルヒャー)の取り成しにより命を救われる。
とりあえず客分として滞在を許されたスミスとポカホンタスは惹かれあうようになるが、ポウハタン王はそれを許す気はなかった。春になったらイギリスに戻るという条件つきでやがてスミスは解放され、目隠しをされ仲間のもとに戻される。しかしイギリス人たちは春が来ても出て行かず、それどころかイギリスからさらに植民者を乗せた船が到着する。インディアンたちは怒り、イギリス人砦に戦を仕掛ける。どちらかが全滅するまで続くかと思われた戦いの最中、ポカホンタスは王から追放を言い渡され、人質としてイギリス人砦に入る。追放されたとはいえ王の娘のいる所を攻撃することはできず、戦は終息する。
すべてを捨ててスミスのもとにやってきたポカホンタスだったが、スミスは「僕は君にふさわしくない」とやんわりと彼女を拒み、やがて王命によりインド航路を探す旅に出て行く。
数ヵ月後、ポカホンタスのもとに「スミスが死んだ」という知らせが入り、ポカホンタスは絶望し、抜け殻のようになってしまう。そんな彼女に入植者のひとりジョン・ロルフ(クリスチャン・ベール)は同情し、やがて愛するようになる。ジョン・ロルフの求婚を受け、穏やかに暮らし始めたポカホンタス。しかしそんな彼女のもとに、ジョン・スミスは生きているらしい、という噂が届き・・・?

というようなお話。

無作法を承知でいきなりネタバレしますと、話的にはインド映画で言うと『ミモラ』です(どれだけの人に対してネタバレになったんだか)。わかっちゃった方ごめんなさい(笑)。

なんか今回あらすじがえらく長くなってしまいましたが、だって長い話だったんだもん(開き直りか)。すいません・・・・精進します。

観に行く前に雑誌等で見た情報だと、「ジョン・スミスとポカホンタスの悲恋を描く」とかいう感じだったのに、観たら違いました。わたしは少なくとも悲恋じゃないと思うと、声を大にして言いたい。ジョン・スミス最悪だよ。ポカホンタスもそんな男やめちまいなー!という感じです(笑)。

わたしはディズニーの『ポカホンタス』も観ていないし、アメリカでは有名らしいこの話についてよく知らないんですが、プロモーション側はそういう人を騙そうと思って宣伝したのでしょうか?どう考えてもそういう感じを受けるのですが。どうなんでしょう。観た方いらっしゃいましたらご意見下さい。

まあ、個人的にジョン・スミス役のコリン・ファレルよりジョン・ロルフ役のクリスチャン・ベールのほうがずっと好きという私情も入っているのかもしれませんが。まあ、出番はコリン・ファレルよりずっと少ないんですが、紳士ぶりといいボタンのたくさんついた衣装の着こなしといい(笑)、素敵でした。あとね、ニューポート船長役のクリストファー・ブラマーも渋かった!船長ってなんでこんなに素敵な人が多いんでしょう(笑)。

映像のうつくしさ、ポカホンタス役のクオリアンカ・キルヒャーの可憐さ、クリスチャン・ベールのナイス紳士ぶりを観たければおすすめ、といったところです。
コメント
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