忘憂之物

男はいかに丸くとも、角を持たねばならぬ
             渋沢栄一

ガチコメ的「ほのぼのにゅーす」

2009年03月24日 | 過去記事
■2009/03/24 (火) ガチコメ的「ほのぼのにゅーす」1

朝起きて、だ。新聞読みながらコーヒー飲んで、だ。

・・・・そのままパソコンをチェックすると、だ。

「少し嬉しいニュース」と「なんともほのぼのしたニュース」を見つけた。

「少し嬉しい」ほうは私事で申し訳ありませんが、あの「探偵ファイル」に応募した「感動する画像」にて「予選通過」だと喜んでおりましたが、なんと、



入選



しているでわありませぬかぁ!!

いや、なんだかんだと喜ばせておいて、入選するのかと期待させておいて、実は乳腺だったとかあり得るではありませんか。いやぁ、賞金の1万ゴールドを何に使おうかと、・・・はっ!・・おおぉっと!定額給付金と合わせればもっと増えるぢゃありませぬか!!わははわはは♪飲みに行くぞ。飲みに♪めざしで(笑)。

ンで、ほのぼのしたやつはコレね。↓

http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1237817537/
<「派遣切りなくして」 児童の思いに首相“返信”>

なんともまあ、児童がですよ、総理に「派遣切り」をなんとかしてくださいと、もう、私は感動して溢れる涙が目ヤニでせき止められて目玉が溺れましたともさ。

<社会の授業で政治について勉強し、問題意識を持っていたという3人は、手紙で「派遣切りをなくしてください」「福祉施設を増やしてください」と要望した。>

いやぁ、素晴らしい。小学6年生らしいが、なんという素晴らしい問題意識だろうか。

いやぁ、素晴らしい。もう、なんか、選挙前だなぁと実感できるではありませんか。

<今年2月、地元のイベントを稲田朋美衆院議員が訪問した際、その場で手紙を書き、稲田氏が伝達役を引き受けたという。>

い、稲田朋美・・・こ、今度、お父さんに会ったら聞いてみよう・・・。

ンで、私の倅にも手紙送らせようかな。お父さんに渡しとくから、必ず「麻生総理」に届けてね。マスコミは報道してね。返事はいりませんwww

「2」へ

■2009/03/24 (火) ガチコメ的「ほのぼのにゅーす」2

と、まあ、人がせっかくほのぼのしていたら、だ。

こんなんがあった。死刑廃止論者は大喜びか?

http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090323/crm0903232212027-n1.htm
<東京駅で男が女性突き落とし 「死刑になりたくてやった」>

ちなみに朝日新聞は、この阿呆が「知的障害者」だとは書いていない。

なぜだかは考えなくともわかる。

んで、この手の「個人的理由からなる無差別犯罪」においては、相変わらずの議論がなされるはずだ。いわゆる「なぜ?」という切り口から「社会に原因はないのか?」として、現実社会の閉塞感とか、コミュニケーション不全から格差社会、負の連鎖反応とか、日本の冷たい社会、闇の社会、国のあり方とか若者の叫びとか言いながら、その隙間に「死刑は犯罪の抑止効果に成りえない」とか放り込んでいくアレだ。

先日も、ちょっと嫌なことがあったのでテンションをあげるために「社民党のホームページ」を覗くとこんなんがあった。元気が出た。ありがとうすみだ。

http://www5.sdp.or.jp/policy/policy/labor/labor0808.htm
<【特集】秋葉原の無差別殺傷事件を考える>

実にわかりやすいキチガイなので紹介しておく。

「3」へ

■2009/03/24 (火) ガチコメ的「ほのぼのにゅーす」3

<6月8日、東京・秋葉原の歩行者天国で起きた無差別殺傷事件から、もうすぐ2ヵ月が経とうとしている。容疑者は自動車メーカーの下請け工場で働く元派遣社員の20代の男性。容疑者の男性は何が原因で、また何に絶望して、あのような凶悪な犯行におよんだのだろうか? 共同生活寮や仕事体験塾など独自のシステムで、ひきこもりやニートの若者の自立を支援するNPО法人ニュースタートが、若きパネリストを招いて「勝ち負けを超える希望宣言」のシンポジウムを都内で開催し、事件の真相に迫った。>

すごい、もう、わくてかしてしまうではないか。

犯人は「自動車メーカー」で「元派遣社員」であった。さあ、デビルアロー並みの電波が来るはずだ♪うわっは♪「キター」の用意はいいな?

<通行人ら17人が死傷した同事件の背景を探る時に、忘れてはならないのが日雇い派遣の問題だ。>

3

2

1

はいっ!


キタ─wヘ(゜∀゜)√レ( ゜∀)wヘ(  ゜)√レ(  )wヘ(  )√レ(゜  )wヘ(∀゜ )√レ(゜∀゜)√レv~ !!!!



歩行者天国などの「人が集まる場所のセキュリティ」などではなく、警察官などの取り締まる側の防犯体制でもなく、あくまでも発狂水準の高い甘えたキチガイの大量発生の原因は「日雇い派遣」などの問題であると!!貧困など昔からあったろうに、貧困な人など現在でもいるだろうに、それは人間の質の問題ではなく、あくまでも「雇用形態」などのシステムに問題があると!!いやぁ、素晴らしく性善説に基づいた人間観でありますなぁ。

さて、ちょっと長いが、順番にキチガイたちの話を聞いてみよう。

きっとテンションが上がるはずだ。

「4」へ

■2009/03/24 (火) ガチコメ的「ほのぼのにゅーす」4

<「工場で派遣労働社員として働いていると、リーダー的な人も実は派遣社員だったりして、工場の責任者がどこにいるのか分らない。容疑者が働いていたのはトヨタの下請け工場でしたが、もちろんトヨタの正社員がどこにいるのか実感として捉えることもできなかったはず。つまり派遣労働者という立場にいた容疑者は、何か職場でトラブルがあったとき、あるいは自分の人生につまずいたときに、それを明確にすることができなかったし、訴える相手がいなかった。だから社会に対して復讐するしかすべがなかった。では社会というのは何かというと、私たち人が作ったもの。だから社会への復讐は、結果的に誰でもよかった。そんな気持ちから無差別殺傷に走ったように思います。とにかくこの事件で残念に感じたのは、容疑者より所得の低い若者が殺されてしまったということです」>(※赤木智弘・31歳フリーター・「『丸山眞男』をひっぱたきたい 31歳フリーター。希望は、戦争。」の論文を発表。)

要約しよう。

前半から中盤にかけて言っていることは、だ。つまるところ、

「責任の帰属主体が不明瞭であり、取りまとめてくれる人や見守ってくれる人がいない」

「職場におけるトラブル、あるいは人間関係における軋轢などが生じた際、相談できる相手などがいない。」

「その鬱積したストレスや不満のはけ口が、そのまま社会という人間全体に及んだ。」

ということだ。まあ、ひとまず置こう。

ンで、最後がわからない。この部分だ。

<とにかくこの事件で残念に感じたのは、容疑者より所得の低い若者が殺されてしまったということです>

すなわち、こう受けとれるのだ。


「どうせならば、容疑者よりも所得の高い大人が殺されるべきだった」


薄ら寒いが、コレもちょっと置こう。

で、次のキチガイだ。

「5」へ

■2009/03/24 (火) ガチコメ的「ほのぼのにゅーす」5

<容疑者の携帯への書き込みを見ると、1300円の時給で働いていて、趣味の車にもお金を使っていた。だから本当に貧困だったのか僕には分からない。しかし彼の仕事の辞め方については気にかかる。職場を辞めるときに何も言わず無断で辞めてしまい、他の職場に移ってしまう。そんなふうにしか辞められないのは、コミュニケーションの問題かもしれないし、そのやり方が分からずにずっときたんだな、とも感じる。いずれにしても真面目に働いてもそれを受け入れてもらえる場、何かあったときに支えてもらえるシステムが、彼にはなかったようにも思います>(※中本英彦・ニュースタート事務局)

これは「コミュニケーション不全」を問題視し、やはり「システム」に原因を求めている。

で、最後は女性だ。

<「考えてみれば通り魔殺人事件を起こすのはなぜか男性で、女性が犯人であるというケースがほとんどありません。“女性問題”というものがあるのなら、この事件の本質は“男性問題”と言えるものなのかもしれない。また容疑者は自分の顔がハンサムじゃないと思っていましたが、私は容疑者の写真を見て“この顔普通じゃん”と最初に思った。つまり“この顔普通じゃん”という声が彼には届かなかった。言い方を変えれば、そう言ってもらえる環境が彼にはなかったのではないでしょうか。“関係の貧困”という言葉がありますが、こんなささやかな声ですら聞こえない場所に彼はいつもいた……彼は一体どこにいたんだろうと考えます」>(※栗田隆子・組合形式の編集プロジェクト「フリーターズフリー」非常勤公務員)

要約すると、

「通り魔犯人の過半は男性である」

「容疑者の顔は普通じゃん」(※と言う、この優しい女性の顔を見ておこう)

「声が届く環境がなかった。」

ということか。先ず、圧倒的に狂っているのは、

本人の責任に対する言及がまったくない。

ということに尽きる。こいつらの思考経路は「原因があれば(納得できれば)仕方がない」というものだ。つまり、明確な「精神的未成熟」な状態、いわゆる「餓鬼の甘え」である。

「6」へ

■2009/03/24 (火) ガチコメ的「ほのぼのにゅーす」6

例えば、だ。

「居酒屋で酒飲んでたら、母親の危篤が知らされた。タクシーを呼んでいる時間が惜しいため、友人の車に乗って病院に向かったが、途中で人身事故を起こした。しかし、母親の病状が心配で冷静な判断が出来ず、そのまま轢き逃げしてしまった。」

という事件があればどう解釈されるのか。先ず、常識では「如何なる理由があろうとも飲酒運転はしてはいけない」となる。ンで、「個人的な理由で他人に怪我を負わせて放置することは許されない」となろう。要は「自身の責任において許される範囲」というものがあるということだ。そこに「送ってくれる友人がいなかった」とか「酒を飲んでいるときに連絡を受けた」とか「タクシーの到着が遅い」などは理由にならんのだ。

いや、たしかに許されると思しき言動もある。例えば「タクシー運転手に怒鳴ってしまう」とか「走っている際に人にぶつかったが放置した」とか「夜中なのに友人を叩き起こした」などは、事情が事情だけに許されるかもしれない。

つまり、このキチガイ3人組が述べているのはその程度の話であり、いわば「生きていれば、そのくらいのことはある」と知れているのだ。

例えば、この「秋葉原のブサイク人殺し」が、だ。

「職場で上司を殴った」とか「同僚の悪口を2ちゃんに書いた」ならわかるというのだ。如何なる理由があろうが「秋葉原で無差別に人を殺しても仕方がない」という要因はひとかけらもない。遵って、このキチガイがキチガイを擁護する論調は危険なのだ。新たなキチガイを生む可能性がふんだんにある。自己肥大しただけのクソ餓鬼を「何をしても免罪される」と勘違いさせる危険はないか?このような身勝手なキチガイはすべからく「自分は悪くない。周りが悪い。」という過った自己正当化によって発生するのだ。このような論調は間違いなく真因をぼやかし、同じような事件を誘発させる危険がある。

「7」へ

■2009/03/24 (火) ガチコメ的「ほのぼのにゅーす」7

この3人の「キチガイ話」をまとめると、

『安定した職場にはリーダーシップのある責任者がいて、能力の有無で差別する人事評価システムもなく、気の良い同僚がいて、仲間がいて、働きやすいのは当たり前。私的にも相談に乗ってくれる友人が多数おり、コンプレックスを優しく包んでくれる異性に囲まれ、永遠に実生活に不安はなく、いつまでも楽しく平和に文化的に暮らせる世の中じゃないから無差別殺人も仕方がない。どうせなら金持ちの大人を殺すべきだけどね。』

と、私は解釈する。もちろん、こんな奴らと話すことなど何もない。

ンで、頭を抱えるところはいろいろあるが、決定的に抜け落ちている部分は、

「自分で手に入れる」

という感覚のなさ、また、

「我慢や辛抱する価値」

が崩壊しているということだ。

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「我に七難八苦を与えたまえ」と月に祈ったのは山中鹿之助だ。

苦しいこと、難儀なことを乗り越えるほど「自分が強くなる」ということを知っていたのだ。そして「強くなる」とは周囲に感謝すればこそ、ましてや「責任をなすりつける」ことではないということだ。この社民党のホームページでエラそうに語っている餓鬼どもも、弱くてくだらない人間だ。そこに気づかず年を取るのかと思えば、若干の同情もする。

で、最後に「容疑者の顔は普通ジャン」という心優しい女性の意見にも答えておこう。「無差別殺人を起こすのは男性ばかり」というアレだ。ンなもん、簡単ではないか。

つまり、な。

自殺するのも男性が過半だ。

わかったか?

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