忘憂之物

男はいかに丸くとも、角を持たねばならぬ
             渋沢栄一

ガチコメ的「亡国の毒餃子」

2008年03月02日 | 過去記事
■2008/03/02 (日) ガチコメ的「亡国の毒餃子」1


娘と孫が3日ほど泊まって帰って行った。

あんなに賑やかだったのが嘘のように、静まり返った我が家のリビング。取り残されるギリギリ30代(とくに嫁はん)の祖父母は、普段は飲まないクセに、ワザワザ皮肉みたいに熱い茶をすするのであった。そういえば、倅ももう高校生になる(予定は未定)・・・のだ。

ともかく、もうすぐ卒業式だという。ちっちゃな頃から悪ガキではなかったが、喘息児童であった倅も16才。しかし、卒業式だというけれど、いったい何を卒業するのだろうという今日この頃、わかっちゃくれとはいわないが、そんなにイージス艦が悪いのか。

受験生を持つ母親として、我が妻もストレスから体調を崩しがちである。少々、台所で「くさり鎌」を振りまして暴れるくらい大目にみねばなるまい。警察を呼ぶにはまだ早い。それに「業務用」と思しき大量の「ひなあられ」をポリポリと、なにやら新種のネズミのように喰うこともよしとするか。原材料に「大豆など」としか書いていない怪しくも安価な「ひなあられ」を貪り喰う妻を、メタミドホスってはいないかと心配することも否めないが、その「など」とはいったい何を指すのか甚だ疑問ではあるも、メタボリックぺアレンツである私は、私よりも明らかに危機的メタボリックな栄養士の先生が命令する「食事療法」とやらは一切守ってませんという今日この頃、自分より太っている奴に、「ちょっとがんばって体重落とそうね?」などとは言われたくない。どこまで自分のことは棚上げしているのだ。説得力が全力後進してるではないか。先ず、おまえががんがれ。

ちなみに、倅には「二十歳までしか食わさん宣言」をしている。泣こうが笑おうが、あと4年もしたら家から放り出すことになっている。となれば、我が家は私と妻と、犬が二匹と三田ライトしかいなくなる。しかし、ちょっと、寂しいなぁ・・と心配する前に気づいたのだが、そうだ!親がいるではないか。私のオカンと妻のオカン、妻のオカンはオトンがいるのでアレだが、私のオカンはそろそろだ。最初は妻も嫌がっていたが、今ではもう諦めているみたいだし、意外に仲良くやってくれると思うのだが、いずれにしても、親子代々、仲良くも平和に暮らしていきたいものだとつくづく思う。私も年をとったのだろう(笑)。

「2」へ

■2008/03/02 (日) ガチコメ的「亡国の毒餃子」2

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しかし、そんな状況がいつまで続くのかと、心配にならざるを得ないことが多すぎる。私の孫の子供の世代くらいになると、朝起きて「おはよう!」ではなく「にいはお!」とか「ぐっもーにん!」とか「あっさらーむ!」とかってなことになっているのではと夢想(笑)してしまうのであった。まあ、無理もなかろう・・・このていたらくではな・・・

http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080302/crm0803021356006-n1.htm
<毒ギョーザ事件 中国から“コケ”にされた日本警察「大激怒」>

「大激怒」!と産経は書くが、警察はそうでも総理が「前向きですね!」なんて言っちゃってる状況であるから、なんとも栓無い話である。

日本がなんと反論しようとも、五輪を控えた支那共産党のメンツを守るため、世界に向けて「支那食品の安全」を宣言しておかねばならんのだ。そのためには、小うるさい小日本の警察が騒ごうが喚こうが、たかが知れているとの大中華的な英断であろう。そもそも「失敗のあり得ない」完璧な支那共産主義から、たかが毒ギョーザくらいで小日本に謝罪することなどあり得ないのである。仮に「個人的犯行」であったと認め、それが支那人であったとしても、その時は予想通り「過去の日本の侵略」を淵源とした国民感情からの動機であるとし、その(用意された)実行犯は処刑されども、一因は日本にもあると、のうのうと抜かすことだろう。ある意味で「日本人の自業自得である」とされ、過去の反日行動と同じく、愛国無罪の観念からして、支那が自省することはあり得ない。

「3」へ

■2008/03/02 (日) ガチコメ的「亡国の毒餃子」3

タイミングよく共同通信の社員が「メタミドホス」を所持していて捕まったのも笑ったが、「中国国内では禁止されている」はずの「メタミドホス」を5トンも積んだトラックが横転して、高速道路が7時間も閉鎖されたというのも支那らしい「オチ」ではある。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080302-00000005-jij-int
<メタミドホス、高速道路に流出=中国>

この「湖北省」というところは工業都市であるという。つまり、出荷していたわけだな。いまから農家に売りに行くのか知らんが、しっかりと「活用」されているらしい。

「使っちゃダメ」とされたとしても、あの支那人の農民がわざわざ高額な農薬に切り替えるとはとても思えん。逆にメタミドホスの価格が見直されたんぢゃないか?使用量が増えたりしてな。ともかく、日本が輸入規制をする前に、支那側から揺さぶられているらしい。

報道捨てションである。
http://www.tv-asahi.co.jp/hst/

この中の「今日の報ステ」でも書いてるが、そらもう、テレビを見ていると、日本の輸入業者なんかのインタビューで、「(支那産が入らないと)死活問題ですねぇ~~」と愚痴らせて見せる。そして、スタジオでは「このままでは日本の食糧問題として、深刻ですねぇ~~」などと心配して見せるわけだ。もう、ほんと、最悪である。安全性が確認できないばかりでなく、あのように傲慢にも開き直るところから、阿呆みたいにドンドン流通させるほうが「死活問題」を通り越して「生命の危機」ではないか。赤福や白い恋人などとは違い、事実、健康被害を受けた日本国民は少なくないのだ。

「4」へ

■2008/03/02 (日) ガチコメ的「亡国の毒餃子」4

いくら朝日新聞が社説で「一方で、中国産の食品なしには日本人の食生活が成り立たない現実もある。※3/1社説」と危機感を煽ろうとも、今更「マクドナルドから寄生虫」と騒ごうとも、それでも「支那産はいらない」という日本国民の意志は揺るがないところまできた。「同じように危険」と喧伝する東南アジア諸国からでも食品の輸入はできるし、実際問題として「困る業者」や「困る政治家」や「困る経営者」はいても、日本の国民は困らないのだ。「物価が上がる」と脅しても、「それはそれで仕方ない。」という国民性は、良くも悪くも反応が鈍いのだ(笑)。この期に及んでも、支那産を並べて叩き売っている食品スーパーも、それを「大丈夫だろう。」と購入する消費者も、呑気ではあるが下劣ではなかった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080229-00000908-san-int
<中国ネット界また大荒れ「ギョーザ事件は日本の自演」>

報ステが「イージス艦特集」の前に、ひっそりと少しだけ支那産ギョーザを取り上げた裏で、支那大陸では痛烈な日本バッシングが繰り広げられていた。支那共産党が国内向けに用意した「仕掛け」が功を奏したようだ。よかったアルね。

<中国製ギョーザによる中毒事件で、中国国家品質監督検査検疫総局の魏伝忠副総局長は28日の記者会見で、「日本人記者が2月15日、農薬メタミドホスを購入し、持ち出そうとしたため、地元の警察に摘発された」と発表した。中国のインターネットで大反響を呼び、ギョーザ事件は「日本人の仕業」の大合唱になった。>

阿呆の仕業である。思考力がないかのような盛り上がり方であろう。

この記者が犯人だとして、なにゆえ、メタミドホスを「追加購入」する必要があるのか。

「5」へ

■2008/03/02 (日) ガチコメ的「亡国の毒餃子」5

<同農薬は2008年1月1日から中国国内で生産、販売、使用、所持が禁止されている。共同通信の伊藤修一編集局長はこの件について「取材上の行為が中国の法律に反したことは遺憾だ」とのコメントを発表した。>

いや、だから、「禁止しているからあるはずがない」という根拠が崩れさったというのだ。この記者が簡単に購入できるほど、そのあたりに転がっているということだ。5?dもぶちまける前にわかっていたということだ。普通、「なんだ、やはり、中国国内で手に入るんじゃないか。ならば、やはり・・・」となるのが通常の思考経路だ。それが、情報管理され、官尊民卑の儒教精神に侵されるとこうなる。

<各ネット掲示板にも日本を非難する書き込みが殺到。「河北省の警察はよくやった。ついにホシを挙げた」「毒ギョーザ事件は最初から日本人の自作自演だと思っていた」「日本人記者の動機と手口を含めて、徹底した真相究明を求める」といった内容がほとんどで、中国人の多くが「事件は解決した」ときめつけている様子がうかがえる。>

そして、これを煽るのが支那共産党。様々な「外交カードの作り方」も「反日教育のテキスト」も、すべからく、この手口であったのだ。もう、人民レベルでは「中国国内の残留農薬も日本人の仕業」となっているのではないかと、冗談ではなく心配になる。

そして日本は、いかにして「日本人が農薬を混入させなかったか」という「悪魔の証明」に追われる日々となる。もう、うんざりである。

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20年後、私の倅がその倅に、

「むかし、小日本は大中華帝国からわけてもらった野菜とか食べ物に農薬入れて、大中華帝国の所為にしたんだよね?ほんと、ダサダサだね。カッコ悪いよね。小日本ってね。」

などと言いながら、水餃子でもつついているのかと思うと――――――

そのとき57歳の私は、還暦を迎えた妻と共に「パラオ」ですき焼きでも喰うかな・・

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