SMEI / ドラベ症候群 / 重症乳児ミオクロニーてんかん について

SMEIの診断を受けた長男に関連して調べたことたち

自閉症の特徴(メモ)

2014年02月02日 | その他

レオ・カナー教授により最初に報告

自閉症の特長は注意欠陥多動性障害、学習障害の子どもたちと重複している

 

シングルフォーカス:ひとつのことに焦点が当たると、他のことは、なにもみえなくなってしまうかのような状態になってしまうこと

 

想像力を働かせることができない

相手の立場になってものを考える、相手の立場を理解するということができない

衝動的に行動する(周囲からの影響を想像することができない)

 

表現として

「行く道には狭いスポットライトが当たっているよう」(自閉症の両親)

「自閉症の子は時間と空間の中に自分を位置付けられない」

「自閉症の子たちからは、私たちの世界に近づいてくることはできないので、私たちが相手に近づいていくしかない。そして無理のないやり方で、だんだんこちらの世界に誘導してあげる」(ローナ・ウィング)

 

転動性(同じではないが多動性と重複しやすい)

同時に二つのことを処理できず、関心がつぎつぎに移り変わっていく

関心が移り変わる一方、しばしば固執、執着、こだわりを示すこともある

⇒ 関心の移り変わりとこだわりはシングルフォーカスという点で同じこと

 

時間的な記憶が苦手で具体的な目に見えるもので(空間的)記憶をするため、ものが目でみえるように指導する方法で物事を教える必要がある

 

具体的に苦手なことの例

・授業中に先生の話を聞いてノートを取る(聞く、記憶する、書くなどを一緒に行う作業)

・授業中に先生の話に集中する(雑音などの刺激で関心がそちらに移ってしまう)

・運動会でかけっこを走る(ゴールするまでに周囲に関心が移ってしまう)

・遊戯で動物の真似をする(想像することが苦手で、ふりをするという概念を持たない)

・授業中と休み時間を区別する(同じ場所を時間で区別することを理解することが苦手)

・教室を区別する(学年やクラスが分かれている理由を理解することが苦手)

・同一人物でも呼び方を変えると理解できない(記憶したことを、応用することが苦手)

・常識や恥の概念を踏まえて行動する(目に見えない抽象的なことを理解することが苦手)

・言われたルールを守る(言葉は視覚的に残らないため、ルールを書いて渡すと守れる)

 

具体的に得意なことの例

・書き取りや九九などの暗記(一対一対応の記憶は得意、学習障害はあるが、知的障害はない)

・神経衰弱や数字の記憶のようなゲーム(空間的な記憶が得意)

・道順を覚える(空間的な記憶が得意)

 

Reference: 佐々木正美著 子どもへのまなざし(福音館書店)

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