胃生検の小部屋 Cottage for Gastric Biopsy

胃生検からはじまる消化管病理の美しい世界

Bottom up growth, IBD-related

2009-10-08 | 大腸腫瘍
 さきほどのKi-67(MIB-1)染色です。一部では表層近くまで陽性細胞が認められますが、増殖帯に相当する部分は腫瘍腺管の基本的に中下部に局在します。Bottom-upな生長です。散発性のtubular adenomaやtubulo-villous adenomaは通常Top-down growthです。但し、散発性のものでも鋸歯状病変は基本的にボトムアップです。
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腺腫?DALM? 低異型度癌,?adenoma-like dysplasia? in UC

2009-10-08 | 大腸腫瘍
 全大腸炎型のUCにみられた扁平隆起性の上皮内腫瘍性病変です。IBDに関連して発生した腫瘍か、sporadicな腫瘍か鑑別が重要になるでしょう。
 IBD-relatedの場合、DALMとかadenoma-like dysplasiaとか変なあだ名がついています。本邦では消化管の上皮内腫瘍にdysplasiaという用語を用いるのはあまり好まれていません。
コメント (2)
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