目指せ!甲種~ガス主任技術者試験

ガス主任技術者試験合格を目指す方への支援ブログ

2018年度本試験の解説~乙種

2018-11-25 17:48:42 | 2018年度本試験解説
 二週間以上かかって、ようやく完成した、解答速報。先日、私のお客さんに作成した資料をメールで送った。パワポで甲乙それぞれ70枚だ。せっかくなので、概要をアップする。初日は乙種、明日は甲種です。

乙種全般
 筆者は今年甲乙両方の問題を解いてみたが、学科では、乙種の法令及び基礎理論の難易度が高かった。また、ガス技術の難易度は、甲種よりやや低い順当なレベルであった。論述では、法令は予想通り、ガス技術は製造、供給が出題サイクルから予想できた出題だが、消費機器は難問であった。

 学科
 法令
 法改正部分からは5問と、全体の1/3近くが出題された。法改正以外では、新しい傾向は見られず、改正部分を中心に法令テキストを丁寧に学習していれば得点は上げられただろう。

 基礎理論
 計算問題が8問、正誤問題が7問とほぼ例年通りの出題バランスであった。新しい傾向として、計算問題ではヘンリーの法則が出題され、正誤問題では、燃料電池、水素の物性、熱放射の特徴、金属材料の特徴などが出題された。新しい出題に戸惑うことなく、選択を上手に使って乗り切りたい。

 ガス技術
 製造
 酸・アルカリの違いや、円筒形・球形ホルダーの体積の違いなど、基礎的な化学、数学の知識を活用する問題が出題された。また問7操業は、巡視点検が出題され、文脈を理解する国語力も必要であった。来年度は2018年10月の改訂版テキストも出題の対象となり、この対策が必要であろう。

 供給
 計算問題が2問出題された。このうち問10では、流量公式の差圧や延長が流量に及ぼす影響を求める良問が出題された。今後もこの傾向は続くであろう。また新しい出題傾向では、AFVの故障、都市ガス配管の識別、溶接の融合不良、中圧のサンドブラスト等で、中にはテキストに記載のない出題もあり、解答はかなり難しかったと思われる。
 
 消費機器
 問19着火温度は、メタンと水素の比較が出題された。従来はプロパンとの比較であったが、今後は水素に移っていく傾向がみられる。また、18年4月のテキスト改訂版からは、点火前閉そく検知、ハイブリッドGHP、自然換気、業務用警報器の設置位置、冠水検知装置等、半数を超える出題に出題されており、今後は改訂版に新たに記載された事項の対策が重要となる。

 論述
 法令
 (1)保安規程と(2)消費機器の調査は、法令の定番問題であり、事前に準備していた受験生は高得点を上げられたであろう。

 ガス技術 
 製造
 (1)保全方式は、過去の出題サイクルから順当な出題で、準備してきた受験生も多かったと思われる。(2)経年劣化は予想しずらい出題だが、経年劣化の基礎知識と保全方式の解答を併せると、合格ラインに達した受験生も多いと思われる。

 ガス技術
 供給
 (2)地震時の動員などは、過去の出題サイクルから順当な出題で、準備してきた受験生も多かったと思われる。また、(1)ガス漏えい発生時の体制等は、自社の体制を思い浮かべて解答すれば、併せて合格ラインに達したと思われる。

 ガス技術 
 消費機器
 消費機器は出題内容が予想しずらく、受験生も準備が難しい分野である。今年の、(1)屋内家庭用ふろがまは、過去10年を振り返っても初めての出題であり、またテキストに解答に該当する記述もなく、受験生も戸惑ったであろう。(2)事業者の留意点は、他のガス機器と共通点があるため、一定の得点はできたと思うが、この分野を選択した受験生は、高得点を上げるのは難しかったのではないだろうか。

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