哲学的な何か、あと心の病とか

『人生とは何か、考えるほどにわからない。というのは実は正確ではない。わからないということが、わかるのである。』池田晶子

相対性理論による宇宙船の中の時間の進み方

2013年11月26日 | 哲学・心の病
アインシュタインの相対性理論によると、速度vで動いている宇宙船の中の時間の進み方は、静止している人の時間に比べて、

ルート(1-(v/c)^2) 倍

となります(cは光速)。

もし、ジェット旅客機でニューヨークへ行ったならば、旅客機の速度vを上の公式にあてはめて計算した数値倍の時間の進み方になります。
例えば、ニューヨークまで静止(地上)時間で1時間かかり、旅客機の速度をc/2とすると、

1時間×ルート(1-(c/2c)^2)=1時間×ルート(1-1/4)=ルート(3/4)時間

でニューヨークに着き、

1時間(静止時間)-ルート(3/4)時間=約8分

だけ時間の進み方が遅れて到着します。
つまり、約8分後の未来に行ったことになります。

(自転している地球の)高層ビルの最上階に住んでいる人は、下の階(例えば、1階)に行くたびに、未来に行っていることになりますが、その速度差(例えば、「最上階の速度」-「1階の速度」)があまりにも小さいので(約ゼロなので)、未来へ行ったと言うことができる程ではないのです。

しかし、厳密に言えば、私たちは未来に行った経験があることになります。

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