<鼻歌で散歩>

くも膜下出血で受け死にかけました。鼻歌を歌って散歩しながら体力つけて100まで生きるつもりです。

カンザのマングローブ林

2007-03-23 09:34:00 | ガルマルの鼻歌で散歩
ベトナム南部のホーチミン市の南にカンザというところがあります。悪名高いアメリカ軍の枯葉剤作戦によって、丸裸にされたところです。そこには、以前、広大なマングローブ林が広がっていました。ベトナム戦争が終わった直後から、ホーチミン市はマングローブを粛々と植栽続けて現在、38000ha以上のマングローブ植林地があります。

今回の南部旅行で、ホーチミン市の担当者にお願いしてボートで案内してもらったのですが、行けども行けどもマングローブの植林地が広がっていました。それはいいのですが、同行していくれたベトナムの人が担当者に変な紹介をしたらしくて、担当者の人が私のことを大学の先生と間違ってしまったようです。

ボートから降りてマングローブ林の中を歩いたのですが、担当者の人が「ガルマル教授、ここのマングローブが枯れてるけどどうしてかなあ?」などと聞いてくるのです。学者嫌いの私ではありますが、そんな言い方をされると悪い気はしないもんであります。世の中の学者先生達が、威張るのもしょうがないかなと思った次第であります。

とはいいながらも、なんで枯れたかなんて聞かれてもちっともわからないんでありますが、ここで、「わかりません」というのも、なんなので、「うん、ここのマングローブは根性が無いからな」などと、おためごかしをしていたのであります。

そんなわけで、マングローブ林を歩いていると潮が満ちてきまして、あちらこちらに深い水たまりができたのであります。そんな中を担当者の人達は私の荷物をもって、歩いてくれたりしたんですが、なんとなく、自分がベトナム戦争中にジャングルの中をベトコン兵士と歩いているような錯覚をしたんであります。