団塊Gの気ままな野菜作りと写真日誌

のほほんとした田舎暮らしの毎日。家庭菜園よりは少し規模の大きな野菜栽培やデジカメphoto等々・・・。

M・ムーア監督作品「キャピタリズム~マネーは踊る」

2010-01-12 | Others
JALが会社更生法適用の方向に進んでいるようです。詳しいことは良く知らないですが結局又国民の税金が投入されることになるのですね。映画「沈まぬ太陽」はかつて原作も読みましたが国策会社をいいことに経営者やそれに群がる一部の政治家などの魑魅魍魎共がJALを食い物にしていったんでしょう。
そんなタイミングで封切りされたマイケル・ムーア監督の新作(「キャピタリズム~マネーは踊る」)←クリックで予告編が上映され始めたのでみてきました。

08年のサブプライムローン破綻に端を発した世界同時不況とそれを生み出したアメリカの資本主義とは?についていろんな角度からドキュメンタリー映画として分析していきます。
ローン破綻して家を追い出される多くの人や廃墟となった町の映像やパイロットの信じられない程の薄給の現実、複雑な金融工学を駆使したデリバティブの仕組みが実はリーマンブラザースの元社員や経済学部の教授でも説明できないほど複雑怪奇な仕組みで誰も良く判らないものだった。そして1%の富裕層達の信じられない莫大な報酬など政治家と資本家が手を組んで庶民から富を播きあげるアメリカの資本主義の実態を暴きだしています。

子供の頃アメリカのTVドラマを見てどこの家も車を持って家の中には冷蔵庫やTVがあり幸せそうな中流家庭のドラマを見て本当に憧れたものです。しかしこうして今のアメリカのダークな現実の姿を見せつけられるといずれ日本もそんな国になっていくのではないのかと恐れてしまいます。バブルの時代でしたか80%の国民が中流意識をもっているという話もありましたが今は昔の話になっていますしね。

映画の最後でマイケル・ムーアが99%の庶民に対しこれ以上の略奪を「NO」をいうべきだ。立ち上がれという意味のメッセージを出していましたが感動しました。必見の映画だと思います。

しかし映画館の中は平日ということもあるかもしれませんが数名のみという寂しい観客数にがっかりでした。

来月にはC・イーストウッド監督作品「インビクタス」が封切り予定。これも凄そうな映画です。


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