毎年9月の第一土日に行われる「瀬戸物祭り」。
子供の頃少しばかりの小遣いを握りしめ満員バスに揺られて行くのが楽しみだったことを思い出す。それ以来ご無沙汰していたけれど今住んでいるアパートからは歩いて15分位、それ以来の瀬戸物祭りだ。
その昔、陶器産業が全盛の頃は町を流れる川も工場排水で真っ黄色に濁り、その川の両側にびっしりと並んだ露天の陶器を安く売る店が立ち並び本当に歩けないほどの人混みだったけれど流石にその頃のような人出ではないけれどそれでも普段の通りからはとても考えられない人々・・・
いつもなら見渡しても2、3人しか見当たらないアーケードの商店街も今日ばかりは凄い人通り。そうなるとあちこち店を覗いてみたくなる。
もうこういった商店街が昔のような元気を取り戻すことは無理だろうか?どこに行っても同じような無機質なスーパーよりこんな商店街の方がよっぽど愉しく買い物ができると思うのはオヤジになってしまったせいなのか。
陶器の値段は全く判らないけれどテントを覗くと100円均一とか50%offや70%offの値札が貼ってあり、普段とてもその値段では買えないようなものがいっぱい並んでいる。ただ廉いだけではなく今は売られている品物も良くセレクトされたものが多いのとこと。当然のことだろう。
中には道路の上で沢山買ってしまった陶器の山の前でなんとかキャリーバックにしまいこもうと悪戦苦闘しているおばちゃんたち。なにせ重いから大変だ。