『季刊・人類学』は、1970年から1989年にかけて、京都大学人類学研究会により、季刊(2月・5月・8月・11月)として毎年4冊刊行されていた雑誌です。第1巻から第20巻まで、当初は社会思想社から、途中から講談社により出版されました。内容は、文化人類学・民俗学・民族学・自然人類学・考古学と、人類学のあらゆる分野が包括的に掲載されていたものです。
『季刊・人類学』第9巻第4号は、1978年12月10日に講談社から刊行されました。アマゾンで検索しましたが、ヒットしませんでしたのでリンクさせていません。
本号の内容は、以下の通りです。
インドネシアとミクロネシアの言語的接触(崎山 理)
- コメント(和田祐一)
オセアニアのタコ釣具とその起源説話について(高山 純)
- コメント(大島襄二)
雑穀のむら:とくに雑穀の栽培と調理について(木俣美樹男・熊谷留美・佐々木典子・武井富士子・中込卓男)
- コメント(福井勝義)
説話分析の方法に関して:江口氏のコメントにお答えする(小川 了)
研究室めぐり32.一橋大学社会人類学研究室(有馬真喜子)
ひと:川田順造(有馬真喜子)
ひと:黒田悦子(馬場 功)
タム・タム
宮本常一先生聞き書き(2)(宮本常一)
ナンブーディリのアグニチャヤナ祭式:南インド・ケーララ州に現存するヴェーダ期のシュラウタ祭式伝承をみて(井狩弥介)
ほん:E.ゴッフマン『行為と演技:日常生活における自己呈示』(菅原和孝)
ほん:P.L.バーガー・B.バーガー・H.ケルナー『故郷喪失者たち:近代化と日常意識』(上野千鶴子)
P.L.バーガー・T.ルックマン『日常世界の構成:アイデンティティと社会の弁証法』(筒井幸子)
A.シュッツ『現象学と社会の学:他我認識の問題』(松井 健)