人類学のススメ

人類学の世界をご紹介します。OCNの「人類学のすすめ」から、サービス終了に伴い2014年11月から移動しました。

人類学の本53.人類の起源と進化

2013年08月04日 | E1.人類学の本[Anthropology:Japanese

Kurodakatayamaichikawa1987

人類の起源と進化―自然人類学入門 (有斐閣双書Gシリーズ)
価格:¥ 1,680(税込)
発売日:1987-12

 この本『人類の起源と進化』は、元滋賀県立大学の黒田末寿さん・元京都大学の片山一道さん・日本モンキーセンター(元京都大学)の市川光雄さんにより書かれた自然人類学の教科書です。副題には、「自然人類学入門」とあります。1987年に、有斐閣から出版されました。

 本書の内容は、以下のように、全3章からなります。

第1章.サルからヒトへ(黒田末寿)

  1. 霊長類の分類と分布
  2. 霊長類の進化傾向
  3. 霊長類の出現から猿人の出現へ
  4. 人類進化の理論
  5. アフリカ類人猿の社会

第2章.現生人類への道(片山一道)

  1. 原人類
  2. 旧人類
  3. 新人類(現生人類)

第3章.ヒトの社会

  1. 狩猟採集社会の人類史的位置づけ
  2. 狩猟採集生活の生態学的条件
  3. 最初の豊かな社会
  4. 自然のなかの社会
  5. 平等社会
  6. 同時代の狩猟採集社会

 本書は、2013年時点で出版されてから26年が経過しており、中身も古くなっていますが、出版時点までの状況が良くまとめられており参考になります。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。