人類の起源と進化―自然人類学入門 (有斐閣双書Gシリーズ) 価格:¥ 1,680(税込) 発売日:1987-12 |
この本『人類の起源と進化』は、元滋賀県立大学の黒田末寿さん・元京都大学の片山一道さん・日本モンキーセンター(元京都大学)の市川光雄さんにより書かれた自然人類学の教科書です。副題には、「自然人類学入門」とあります。1987年に、有斐閣から出版されました。
本書の内容は、以下のように、全3章からなります。
第1章.サルからヒトへ(黒田末寿)
- 霊長類の分類と分布
- 霊長類の進化傾向
- 霊長類の出現から猿人の出現へ
- 人類進化の理論
- アフリカ類人猿の社会
第2章.現生人類への道(片山一道)
- 原人類
- 旧人類
- 新人類(現生人類)
第3章.ヒトの社会
- 狩猟採集社会の人類史的位置づけ
- 狩猟採集生活の生態学的条件
- 最初の豊かな社会
- 自然のなかの社会
- 平等社会
- 同時代の狩猟採集社会
本書は、2013年時点で出版されてから26年が経過しており、中身も古くなっていますが、出版時点までの状況が良くまとめられており参考になります。