『季刊・人類学』は、1970年から1989年にかけて、京都大学人類学研究会により、季刊(1月・4月・7月・10月)として毎年4冊刊行されていた雑誌です。第1巻から第20巻まで、当初は社会思想社から、途中から講談社により出版されました。内容は、文化人類学・民俗学・民族学・自然人類学・考古学と、人類学のあらゆる分野が包括的に掲載されていたものです。
『季刊・人類学』第4巻第4号は、1973年12月24日に社会思想社から刊行されました。なお、社会思想社のよる刊行は今号までです。アマゾンで検索しましたが、ヒットしませんでしたのでリンクさせていません。
本号の内容は、以下の通りです。
シンポジウム:大学・高校・社会における人類学・民族学の教育と普及
- はじめに(祖父江孝男)
- 大学教育における人類学・民族学(米山俊直)
- 高校教育における人類学・民族学(神部武宣)
- 隣接部門と人類学・民族学(中村たかを)
- コメント1(江淵一公)
- コメント2(香原志勢)
- コメント3(鶴見和子)
- 一般社会における人類学・民族学(中根千枝)
- コメント4(梅棹忠夫)
- おわりに(祖父江孝男)
伊勢神宮の確立(川添 登)
- コメント(上田正昭)
民衆生活ノート(12)(篠田 統)
研究室めぐり13:慶應義塾大学言語文化研究所(有馬真喜子)
石田英一郎先生のこと(杉山晃一)
ひと:今西錦司(馬場 功)
ひと:大給近達(有馬真喜子)
タム・タム
ダシュトの国:京大中央アジア学術調査隊余録(樋口隆康)
近衛ロンド三百回(米山俊直)