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砂利樹脂舗装について

2010年01月06日 | ガーデニングについて
今日は、アプローチやゲートエントランス(門前の土間)、階段の踏面などに
採用されることが多くなった「砂利樹脂舗装」について、ご紹介


現在、メーカーの数は私の方では把握し切れないほど商品や施工法が出回って
いるようですが、おおむね仕上りの美観や施工の方法は同じようなものだと思
います。

メーカーによっては、「ウチはここがスゴイ!」、「ウチはこの点がよそとは
比較にならないくらいスゴイ材料を使っている。」などなど特化されている点は
ございますが、基本的な理屈は似たようなところだという前提でご説明させて
いただきます。


そのようなことでございまして、これまでウチの方で採用してきたいくつかの
メーカーに共通していた特徴や注意点です。

・下地はコンクリート又はアスファルトを基本とします。これは、ほとんどの
 メーカーさんの共通事項だと思います。
 だいたい断面構成はこのような↓感じですね。↓
    
ここで、ウンチク。
下地は一切の水分を含んでいてはなりません。従いまして、コンクリートの打
設後や、水洗いなどを行った後は、完全に乾くまで養生してから施工しなけれ
ばなりません。あなたが、外構工事屋さんや左官屋さんに依頼されている時に、
「すんまへん、下地がまだ乾きまへんねん。あと3日ほどかかりますわ。」
と言われても、盾突いてはなりません。それはまず嘘ではないでしょうし、と
ても大事なことなのです。
乾き切っていない感じなのに、急いで砂利樹脂舗装の仕上げをしようとする
職人さんほど疑わしく思われた方が良いと思います。それほど、この工事には
“乾き”が大事なのです。
また、乾いていてもゴミや土がこぼれていてはいけません。それらがある場合
には、ホウキやブロアー(粉塵飛散機)にてキレイに掃除を行います。
あ、それから、工事が完了した後の雨水の行き先もキッチリしておかねばなり
ません。横から抜くなり、底から抜くなり、何らかの対処をしておかないと、
硬化した砂利樹脂のすき間に水が溜まることになり、水が引いてからもコケや
水アカで汚くなってしまいます。ですから水の行き先の対処、これが出来て
いるかどうかも職人さんの腕前を計るポイントです。


・下地の準備が十分に完了できましたら、続きましてプライマー塗布作業です。
 これは、下地とこれから塗りつける砂利樹脂との接着力を高めると共に、吸
 水防止膜としての役割を果たすものです。
 これも当然、晴天日を狙って行います。このプライマーというものは、塗布
 前は液体ジェル状ですが、乾燥して固まっても長時間ベタベタと粘着力の高
 いものですので、一度塗ったら全工程が完了するまであまり踏まないように
 します。あまり乾燥しない内からもしも踏んでしまった場合は、靴底のウラ
 にくっついてしまい、剥がれてしまうと共に靴底から剥がすのがかなり厄介
 です。また、付近にプライマーがくっつきまくって掃除が相当大変です。
 どうぞご注意を
 踏まなければ施工しにくい場合においては、プライマーを触ってみて、あま
 りベタベタしなくなるまで待ち、施工することはいたしかたありません。
        

        <いたしかたない場合>
         ↓   ↓   ↓




・さて、プライマーを塗り終えましたら、前記の通り塗った所を踏まないよう
 に十分注意しながら、最終工程です。

 「砂利樹脂」といわれる所以は、字のごとく「砂利(骨材)」と「樹脂」を
 混ぜるところからきております。ここで「樹脂」について少し解説しますと、
 樹脂には代表的なものに「ウレタン系樹脂」、「アクリル系樹脂」、「エポ
 キシ系樹脂」があります。使い分けは用途に応じて、その長所を持ったもの
 を選ぶのですが、詳しいことは私にもわかりません
 主に近年はその手間を省くために1液性が多くなっておりますが、一昔前は
 2液性のものが多かったように思います。1液性は何にも混ぜずにそのまま
 使え、2液性は2種類の主剤を混ぜ合わせて必要な樹脂を作るというものの
 ことなのです。

 それでは、ここでは1液性の施工についてご説明しますね。
 まず、砂利(骨材)を大きなバケツか清潔な一斗缶又は深めの箱(通称:舟)
 に定められた量分(たいていは、骨材一袋単位で主剤とセットになっている
 と思います)入れます。
 同様に、それに応じた主剤(液体)をその上から入れます。配合が決まって
 いるものだけに、最後の一滴まで搾り出します。
 両者が器に入ったら、清潔に洗浄された上で完全乾燥しているハンドミキサー
 で器の中のものを攪拌していきます。ネットリとした主剤がある程度浸透し
 ていくまでは勢いで骨材が飛び散る場合があるので、ゆっくりと攪拌してい
 きます。しばらく攪拌を続けると、全ての骨材に樹脂が巻き付き始めるのが
 わかります。それでも攪拌し続けます(これが大事)。
 攪拌不足が後々、剥がれやこぼれにつながりますので、ここはやり過ぎくら
 いに混ぜ倒します。混ぜて混ぜて、混ぜまくります。(下写真:左手前)
 
 

 そこまで混ぜ終えたら、濡れたような姿の砂利(骨材)だけが器にあります。
 
 施工するべき地点に器を傾ける、或いはコテに取って攪拌後の砂利を適当な
 量置きます。予め付着防止液(シンナーでも可)を塗ったコテで隅っこから
 押し広げていきます。すでに決めてある高さになるように、砂利(骨材)の
 密度を高くしながら押えていきます。これを繰り返していきます。
 攪拌後の砂利樹脂は思いのほか硬化が早いので、あまりノンビリし過ぎては
 いけません。ちゃっちゃっちゃっと。
 施工地点に継ぎ目がない限りは、なるべく止まらずに作業をしたいものです。
 ですから、1セット分以上の面積を施工するのに好ましい人数は、2~3人
 くらいです。コテ作業がそろそろ終わるかなぁ?っという頃に次の砂利樹脂
 の攪拌を始めます。これが一番スムーズにいきますね。
 さあ、これで完了です。完全硬化まで24時間は立入禁止にするのが無難で
 す。人やネコが立ち入らないように、しっかりと養生して下さい。



 以上、かなり大まかにザッとご説明させていただきましたが、マメ知識くら
 いにはなったのではないでしょうか。
 以下は念のための注意書きです。

 ◎ここでご説明した内容は、あくまで弊社がこれまで使用したメーカー品に
  おいて、弊社が施工する時のものです。あなたが施工なさる場合には、必
  ず商品付属のメーカー説明書等に沿って、準備・作業を行ってください。

 ◎説明だけでは簡単そうに思いがちですが、コテの作業というものは非常に
  難しいものです。波打った仕上りや、密度の濃い薄いなどが気になる方は、
  業者さんに依頼されることをお勧めします。

 ◎使った道具は、作業終了と共にシンナーや水などで洗浄することをお勧め
  します。だいぶ時間が経ってからでは、付着した樹脂が固まってしまい、
  とれなくなります。
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