家づくり、行ったり来たり

ヘンなコダワリを持った家づくりの記録。詳しくは「はじめに」を参照のほど。ログハウスのことやレザークラフトのことも。

カテゴリ分け

2005年10月10日 | このblogについて
山小屋・ログハウス」というカテゴリを新たに追加し、いままでの山小屋関連のエントリと合わせ、ここに収録することにした(これまでのカテゴリ分けはここを参照のこと)。
現在、建設中の物置についてもこのカテゴリで紹介していこうと思う。

山小屋については最初のエントリで概要を紹介しているが、そこで書いているように、本が出来てしまうほどにいろいろなことがあり、今後紹介するにあたって、住宅のことと分けておかないと分かりにくくなりそうだと感じたため。

<山小屋関連で今後、エントリするつもりのテーマ>
ハンモック
高野槙の風呂
露天風呂(例の「蛍風呂」で活躍したもの)
炭焼き窯(ここで住宅用の床下炭を施主支給した)
トイレ(実はここにも例のブツが…)
曲がり木と照明
セルフビルドの曲面洗面台
食べ放題のクレソン
天然ビオトープ
コナラ
薪ストーブの魅力(以前ちょっとだけ紹介
豪快流しそうめん
伏流水
ミツバチの巣
薪小屋
山の恵みいろいろ

花鳥風月

書いていてキリがなくなりそうなので、とりあえずこの辺で。

まずはすぐにハンモックについてエントリします。

金木犀にふられる

2005年10月10日 | 我が家のスペシャルな事情
我が家の季節外れの花のことを書いていたら、季節外れじゃない花が咲いているじゃないかと気づいた。それは金木犀(キンモクセイ)だ。
finziさんもblogで某所の金木犀を紹介している。

そこで写真を撮りにいったら、もうほとんど花は落ちていた(泣)。
ただでさえ小さな花で撮りにくいのに、写真に収めたら、案の定、葉っぱしか見えない。

負け惜しみのように、昨日まではいいにおいを漂わせていたことだけは記録しておこう。

「やまぼうし、異常なし? 異常あり?」再び

2005年10月09日 | やまぼうし
我が家の玄関脇に植えてあるやまぼうしを見てみたら、花が咲いていた。
おかしい。本来5、6月ごろが開花時期なのに。
このblogでも過去数回、このやまぼうしのことに触れたが、今年はすでに花が咲き、実をつけていたはずだ。なぜ今になってまた花をつける? 
ざっと数えて8つほど咲いている。
考えてみれば、実が赤くなるのが妙に早かった。
移植されたばかりで混乱しているのだろうか。
それともやっぱり何かしら異常があるのだろうか


庭と家

2005年10月08日 | 家について思ったことなど
一部の住宅本などでは家屋の性能の良し悪し、屋内環境だけで、「いい家」かどうかを判定している。その展開につられてはいけないと思う。家づくりにおいては家屋のすぐ外、植栽や庭を考えることは重要だ。
庭は必ずなくてはならないというわけではないし、庭がなくても「いい家」はあるだろうが、庭が作り出す環境が家屋の性能を補ってあまりある場合もあるということは意識しておきたい。中には家屋の性能は妥協しても庭を良くすることで「いい家」を目指す施主だっているはずだ。

庭の機能とは何か。
・眺めを良くし、いろいろな風景が楽しめる
 植物を植えれば若葉が芽生え、花が咲く。冬は葉を落とすなど四季が感じられる
 水を溜めれば鳥が来る。
・空気をうまくする
 一般的に植物は酸素を供給してくれる
・風を通す
 風の通り道となり、家の中に風を呼び込む。京都の町屋の坪庭とかの機能は感心するばかり。
・風を涼しくする
 庭に水をまくと通り抜ける風は涼しい。木陰ができれば地面を暑くしない。
・外観を良くする
 庭は家と一体になって外観を形成する。住宅のチラシと実物のギャップは、よく考えるとありもしない庭のイラストがチラシに描きこまれているせいだったりしたことはないだろうか。また、住宅展示場の家がよく見えるのは庭があるためだったりもする。
・採光に役立つ
 庭という余白空間を南側に作ると、日光の恩恵をより多く享受できる。
・家と家の間の緩衝材のような役割
 家屋と家屋とが接近しすぎることを回避し、隣家とプライバシー上のトラブルを生じにくくする
・遊び場になる

素人がすぐに思い浮かぶのはこのくらいか。
本当はこんな表面的なことだけでなく、庭というものはもっともっと奥が深いものなんだと思う。
庭のプロも家のプロに負けないようもっと情報発信して、庭について我々素人を啓蒙してほしい。

ついでに、庭を作る場合の覚悟のようなものも思いついたので書いておく
庭は言わばひとつの部屋ともいえる。したがって、庭をつくるなら部屋と同じように家の予算にちゃんと組み込んでおかなければならない。作ったあとは適宜掃除をしなければならないことも部屋を持つことと同じ。
また、庭の住人(植物)の面倒をみなければならないということで、ペットを飼っているのと似たような覚悟もいるかもしれない。

山小屋の階段

2005年10月07日 | 山小屋・ログハウス
山小屋のエントリでのコメント欄に「やまぼうし」さんのリクエストがあったこともあって、山小屋の内装をすこしずつ紹介しておこうと思う。

写真は見て分かるとおり、階段である。
踏み板の厚さと、手すりの曲がり木がポイントとなろうか。

いずれの部材も自分たちで伐採したモノ。
踏み板はヒノキで、近くの製材所で加工してもらった。これだけ厚い材を使えるのも自分の山林から調達したからこそなのである。
また、手すりに使ったこんな曲がり木は普通の材木の流通には乗らない。これも山林の間伐がてら、出てきた材である。
山林購入を勧めたくなるのは、こういうことができるからでもある。

入線時間――快適通勤のコツ

2005年10月05日 | 新幹線通勤
新幹線通勤の場合、普通の電車通勤以上に列車の発車時刻を意識しなければならない。東京の地下鉄などのダイヤだと2、3分に1本あるので1本乗り遅れたくらいではなんともないが、新幹線の場合、使いやすいダイヤは1時間に2本くらいしかなく、逃すとダメージは大きい。
そんなことで自然に発車時刻を覚えていくわけだが、実はそれだけではまだ新幹線通勤の初心者なのである。

より快適な通勤のためには入線時間を知っておくとよい。
入線時間とは駅(ホーム)に列車が入ってくる時間のことだ。
暑い夏や寒い冬の場合、確実に座るために駅のホームで長い時間待つのがいやで、どこかで時間をつぶし発車時刻に合わせた時間にホームに行くなんてことがある。
ところが、なかには入線してから15分以上経ってから発車などという列車もそこそこあるのである。入線時間の早い列車はホームに立ってではなく、座って発車を待つことができるのだ。

私は入線時間の早い列車に準備万端に乗り込み、晩酌タイムに入ることもある。
そう、普通はしにくいお酒を飲めるというのも新幹線通勤のメリットなのである。


古屋の通風

2005年10月02日 | 我が家のスペシャルな仕様

 いろいろなエントリで古屋、古屋とけっこう引き合いに出しておきながら、古屋の具体的な紹介は一回きりしかしていないことに気づき、これから時節などに応じて少しずつ紹介していこうかと思う。
で、なぜ今日がその時節なのかというと、過ごしやすくいい天気だからである。
低気密・低断熱(低低)の建物であることは最初に紹介した。そこでは、すべての低低住宅が夏暑く、冬寒いかのごとく吹聴されている例が多いことに反発して、「冬は寒いけど夏は涼しい」と述べておいた。
では、それ以外の季節は? というわけだ。

写真は古屋の中から撮ったもの。

ぱっと見ただけで開口がとても大きいことが分かる。
今日のように心地よい風がランダムに吹くとき、戸を開けていると部屋全体で風の恩恵を受ける。
私はこのような通風の気持ちよさを知っていたので新居の通風性能を譲れなかったといえるかもしれない(関連エントリ LINK)。家の中の環境面における通風とは夏に涼しくすごすためだけではないのだ。
気持ちのいい季節は外とのつながりを大きくする。昔の日本の家はそれも考えられていたと思う。
この機能はプライスレスだ。

日本の家は庭との絡みもしっかり考えられていた。それは別の機会に。