家づくり、行ったり来たり

ヘンなコダワリを持った家づくりの記録。詳しくは「はじめに」を参照のほど。ログハウスのことやレザークラフトのことも。

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基礎工事――最も大きかった予定外の出費

2005年02月02日 | 我が家のスペシャルな仕様
今回は、少し過去を振り返った話。


 我が家の建つ場所は昔、田んぼだったので、地盤が強くないということは理解していた。
 旧家屋はそんなに頑丈とも思えない普通の布基礎だった。以前は社会全般に地盤に関する問題意識が低かったし、地震に関連付けて考えることは少なかったようだ。
 周囲の家で、最近建てられたものは多くがベタ基礎で、我が家も「木造だからベタ基礎にするくらいで大丈夫なのでは」と希望的観測を持っていた。

 ところが地盤調査をしてもらうと、杭を打って基礎をつくるべしとの結果が出た。4-5m位の深さまで固い地盤はないようだ。
周囲の家は杭を打っていないのだから、地盤が弱いとはいえ杭を打たなくとも建てられる微妙な固さだったのかもしれない。しかし、もし、「なんとか建てられる」というレベルだとしたら不安感はある。

 杭打ち工事で発生する新たなコストはばかにならない。予備費として考えていた予算に収まっていればまだよかったのだが、予備費を軽くオーバーしていた。しかも予備費は地盤のためだけに配慮した数字ではない。軽軽しく返事しにくい額だった。

 結局、家づくりの原点にまで立ち返って、杭工事をすることに決めた。

家をどうしようかと模索していたころ、建て替えるという選択肢のほかに、リフォームという選択肢もあった。 しかし、とにかく日当たり、風通しの良さを望んだ父が建てさせた家は開口部がやけに多く、耐震性という面では完全に不合格。もしリフォームするならば、耐震性を考えていったんすべてを丁寧にはがして骨組みだけにしてから補強しなければならない。それならば、建て替えた方がいいという結論に至っていた。

 家の建て替えに乗り出すにあたっては、耐震ということはそもそもの大きなテーマだったのだ。
それを妥協しては意味が無くなる。

 こうして杭打ちすることになったが、投下資金は膨らんだ。
 以前のエントリ「プライスレスな家のスペック」で、プライスが付けられるスペックのグレードを上げることはローコスト化をなしえにくくする、というようなことを書いたが、プライスが付けられるスペックと分類した「耐震」が、まさにそれを具現化していたのだ。
 「耐震」という家のスペックは「現実」そのもので、そこに「夢」を見出すのは困難だ。夢でない部分に大金を投下するという行為は楽しくはない。安心感をもたらしてくれるということに満足するしかないのがつらい。

 特に、ローコスト住宅を目指す人は、「耐震」が予期せぬ大きなコスト項目になるリスクを意識しておいた方がいい。

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