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某所にて、「建築家」という言葉の重々しさを嫌う人がいるのなら「設計屋さん」とでも呼ばせたらいいんじゃないか、というような話を振ったら、ちょびっとしかられた。
「代願屋」のようなイメージが生じることに抵抗感があるのだという。
職人たちは、建築家・設計事務所を「設計屋さん」と呼ぶことがある。それは、設計も、左官屋、塗装屋、板金屋と同じような家づくりにおけるスタッフだからという意味合いがあるからだろうか。
そこで、思いついた。
逆に「家(か)」をふやしてしまったらどうか、と。
「左官家」、「板金家」、「建具家」・・・。
「家(か)」のインフレ状態にすれば、現在の「建築家」という言葉が持つエラそうなニュアンスは薄まってくるのではないか。
実は、メディアで「造園家」なる肩書きをみたとき、「『庭師』とどうちがうのか」などと思ったことがある。
庭師が造園家になれるのなら、左官屋さんも左官家になれるような気がする。
しかし・・・、
「家(か)」が集まって家を建てる――モノスゴイ家ができるような仰々しさがある。やはりよろしくはなさそうだ。
思いつきには限界がある。
某所にて、「建築家」という言葉の重々しさを嫌う人がいるのなら「設計屋さん」とでも呼ばせたらいいんじゃないか、というような話を振ったら、ちょびっとしかられた。
「代願屋」のようなイメージが生じることに抵抗感があるのだという。
職人たちは、建築家・設計事務所を「設計屋さん」と呼ぶことがある。それは、設計も、左官屋、塗装屋、板金屋と同じような家づくりにおけるスタッフだからという意味合いがあるからだろうか。
そこで、思いついた。
逆に「家(か)」をふやしてしまったらどうか、と。
「左官家」、「板金家」、「建具家」・・・。
「家(か)」のインフレ状態にすれば、現在の「建築家」という言葉が持つエラそうなニュアンスは薄まってくるのではないか。
実は、メディアで「造園家」なる肩書きをみたとき、「『庭師』とどうちがうのか」などと思ったことがある。
庭師が造園家になれるのなら、左官屋さんも左官家になれるような気がする。
しかし・・・、
「家(か)」が集まって家を建てる――モノスゴイ家ができるような仰々しさがある。やはりよろしくはなさそうだ。
思いつきには限界がある。