
皆さん お疲れ様です。
本当に仕事をしているのかと思われてもいけないので本日は珍しく仕事ネタを
当店のホームページのお問い合わせから「トラックのブレーキの効きが悪いので見ていただけないでしょうか」
とのメールがありました。
早速こちらからメールを差し上げ日程調整をし預かって点検してみることに。
昼前にトラックをお持ちいただき症状をお聞きするとどうやらブレーキペダルを踏むのだが奥の方でないとブレーキが利かない感じ。
よく言う「ブレーキが深い状態」である。
お客様はブレーキフルードにエアがかんでいるような気がするとの事。
早速調べてみます。
まずブレーキフルードは規定量か、各ホイール内側を覗いてブレーキフルードが漏れていないか。
異常なしです
お客様曰く「2年ぐらい前から気になりだしていて車検の時にも診てもらえるよう依頼したのですが」
でも状況は変わらなかったそうで不安に思いながら使用されていたようです。
今までの車検時の点検整備記録簿を確認するとブレーキフルードの抜き替えはしているよう。
という事はエア噛みは考えにくい。
初度登録年平成18年で現在走行距離103000キロ。
平成30年の記録簿から遡って平成20年まで確認するも一度もリアドラムブレーキのホイールシリンダーのオーバーホールを
していない
まあ漏れていないなら自動調整式のリアドラムブレーキをバラしてまでわざわざややこしく
また技術料のかかる作業はしなくてもよいという気持ちは分かります
私もデイーラー勤めの時には出来ればしたくない作業でした
おそらくトラックの整備経験があまりない工場さんが車検をされていたのでしょう。
ホイールシリンダーオーバーホールをしない=自動調整式ドラムブレーキのブレーキ調整をしなくていい又は出来ない・・・かな
(画像左上あたりにブレーキ調整をするための穴があり通常はふたがされています)
確かに自動調整式だから調整なんてしなくても・・とはお思いでしょうがそうではないのです。
そんな完全な自動調整ドラムブレーキは実はないのです
それは乗用車でも同じなのです。
今回はドラムブレーキの調整を一から行い試運転をし作業完了としました。
取りにこられたお客様も修理代がそんなにかからなかったので喜んで帰っていただけました。
小型トラックの修理は平成12年イスズ自動車技能コンテスト全国第4位(この中途半端さがまた)の私岡田がいる
オートガレージオカダまでよろしくお願い致します