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EUは中国に厳格対応を、企業は依存是正すべき=ドイツ産業連盟

2019年01月12日 | ニュース・報道

>EUは中国に厳格対応を、企業は依存是正すべき=ドイツ産業連盟

[ベルリン 10日 ロイター] - ドイツの有力経済団体であるドイツ産業連盟(BDI)は、10日発表したリポートで、欧州連合(EU)に対中国政策の厳格化を求めるとともに、企業に対しては中国依存の是正を促した。

欧州の政財界では、政府主導の経済モデルの中国に対する懸念が強まっている。

BDIは、「パートナーとシステミックな競合相手─中国の政府主導経済モデルにどのように対応するか」と題したリポートで、ドイツ企業は市場として中国を必要としていると強調するものの、中国の市場開放に対する消極的な姿勢に警鐘を鳴らし、ドイツと欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会に是正に向けた54の要求項目を提示した。

BDIのケンプ会長は「中国はみずからの利益として国内市場をさらに開放し、以前から提唱している経済改革を適切に実施すべきだ」と述べた。

リポートは、EUに、域内市場のためのより強力な経済枠組みを構築し、企業を非市場経済国から自由経済システムにシフトさせるよう要求。

またEUの補助金規則を厳格化し、EUで商品を生産しない企業は政府補助金の対象外にするよう求めた。EUはインフラや技術革新への投資を拡大すべきと主張した。

ドイツと中国の二国間貿易額は2017年に過去最高の1870億ユーロとなり、EUの対中貿易のほぼ3割を占めた。

リポートは、中国は依然重要な市場と強調したうえで「それでも、ドイツ企業は多様化した貿易関係を維持し投資決定をすることが賢明」とし「ひとつの市場に過度に依存することは、つねに政治的、経済的リスクを伴う。そうしたリスクは最小限に抑えなければならない」と指摘した。


>ドイツ産業連合会(BDI)が、欧州連合(EU)に対中国政策の厳格化を求めるとともに、企業に対しては中国依存の是正を促した。

BDIがそんなこと言える? ウソでしょう。 だって、おかしいですよ。

半年ほど前には、EU側がEU内に中国の投資を見張る規則を作ろう言う動きがあるのだが、こともあろうにBDI(ドイツ産業連合会)があまり乗り気ではないと嘆いていたんです。

なぜEU側が中国の投資に規制をかけようとしたか。
それは16年にドイツのハイテク産業ロボットメーカーであるKUKA社を中国が買収していたからです。

この買収をメルケル首相は何の用心もなしに買収をあっさり認可してしまいました。
ドイツ自慢の先端技術の塊であるロボットメーカーをあさっり売り渡したことに誰しもが首を傾げました。
ではなぜメルケル首相は買収を認可したのでしょうか、それはたぶんドイツの自動車メーカーが中国企業と合弁で中国でVWを生産している、その工場で使われるロボットだったからですよ。

それだけでは有りません、旧東独のチューリンゲン州の州都エアフルトに、中国のバッテリーメーカーCATLが工場を新設することになった。
>CATL、独にバッテリー工場?19年着工、22年生産開始へ

工場の敷地面積は80ヘクタール、サッカー場にすれば112面出来る広さ、初期投資が2億4000万ユーロ。

実はヨーロッパは電気自動車用のバッテリーを作れる会社がないそうだ。
これまでは中国から輸入していたと言うわけです。
バッテリーは危険ですから航空機では輸入できません、当然船便ですから時間と手間が掛かります。

それにしてバッテリーをドイツが自前で作れないとは知りませんでした。
EU域内でも中国メーカーに対抗するところは皆無だそうですから、EU域内のバッテリーは中国企業の独断場となりそうです。

BMW社では2021年の分として、エアフルトで製造されるバッテリー15億ユーロ分を発注したそうです。

ドイツこそ中国に完全に取り込まれているじゃないですか。
あんたら自身が中国に取り込まれた挙句の果てに、「EUは中国に厳格対応を、企業は依存是正すべき」だあ~ ですか。
冗談にしては、きついですね~(わらい