【刻字の樹】ブログ

「遊び心」で、【作者の心根】を想い臨刻し、木肌の持つ美しいさを生かした作品の紹介させて頂いています。  

【 うてや鼓の春の音(藤村詩)】

2018-06-04 17:48:09 | 刻字と俳句、詩

 

  こゝろなきうたのしらべは
      ひとふさのぶだうのごとし
       なさけあるてにもつまれて
        あたゝかきさけとなるらむ

           (島村藤村の若菜集)

      誰もが一度は触れた 若菜集の中の「うてや鼓」

          

       〔 うてや鼓 〕

      うてや鼓(つづみ)の春の音
      雪にうもるゝ冬の日の
      かなしき夢はとざされて
      世は春の日とかはりけり

        ・・・・・・・
      
        小蝶こちょうよ花にたはぶれて
        優しき夢をみては舞ひ
        酔ゑふて羽袖はそでもひら/\と
        はるの姿をまひねかし

          緑のはねのうぐひすよ
          梅の花笠ぬひそへて
          ゆめ静しづかなるはるの日の
          しらべを高く歌へかし

 

   

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