ホップ・ステップ・ジャンプ

案の定、感傷に浸るヒマもなく、ドタバタと最後の店番を終えました。だってこれ、この人、きょ~っなんてことすんの!
シャッターを押してからすぐ止めましたよ、あぶないあぶない。

ともかく3年と数ヶ月、ここ元我堂の番台に座らせていただいて、いろんなものを吸収することができました。
あ、これせどりっていうんだ?ということも知ったのも元我堂をはじめてから。
お客さんと本のことを話す楽しさは格別。
阿佐ヶ谷の人たちはほんとに優しくて、こんな妙なお店を「面白いねー!」と言ってくれて。
元我堂はとまり木みたいな場所、と言われることがあるけど、それはお客さんだけじゃなくて自分にとってもなんです。
気持ちが悶々としていても、ここでひと息つけば、なんとかなったし。

なんといっても本ってやっぱりすごい。
たった数百円で、違う世界を歩けたり幸福をもたらしてくれたり飾りたくなるような素晴らしい絵が何枚も何枚も綴じてあったり。どーんとした懐の広い芸術なんですね、本は。誰にでもどこへでもご一緒してくれる健気さもあるし。
知っても知ってももっと知りたくなる底なしワールド。本。古本。
いいなー。ほんとにありがたいなと思うんです。
結局この元我堂からもらったものは、こういう気付きだったんだろうな。

ほんとにどうもありがとうございました。

またどこかでお会いしませう。

最後に、お世話になった朝暘のおじちゃんおばちゃんどうぞお元気でいてください。餃子定食が恋しくなったらまた行きます。
お向かいの三好堂のおじちゃんも。ちょっとおっかなそうでしゃべったことないけどきっと良い人なんだと思う。
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春は花見、秋は空見

週末は帰省のため熊本へ。

東京は台風で大変だったのかな。あっちはずっと快晴。日焼けするほど。
阿蘇の麓の広大な自然に包まれて、心も胃袋もゆるゆる~。
なんだかひっきりなしに食べてた気がするなあ。
空気も水も美味しくて、食材も美味しい。
でもそれよりも、実家ってどうしてあんなに、食べ物が次から次へと出てくるのでしょう。
すごい不思議!
自分ちの感覚だと、中途半端に残しちゃうと保存が大変だろうなあ、とか、今からりんごの皮向いても向き終わったころにはもう栗の渋皮煮でみんなお腹いっぱいだろうなあ、とか、さっきシャーベット食べたんだからケーキの半分は明日の昼にとっておこう、、、とかなんとかちまちまめんどくさいこと考えちゃんだけど。
実家では、どうだーっ!って具合にどんどこ出てくる。どこまでが朝食でどこからがお昼なんだか判らなくなってくる。

ここ一週間ぐらい前から、うい坊が空を指差して「あっ。あっ!」って言うことが多いので、空やら雲やらを一緒に眺めるようになった。
そうしたら、やっぱり「あれが○○雲なのよー」とか言いたくなってくる。
なので雲について少し勉強しようと思っているところ。
たしか元我堂に前、保育社カラーブックスの『雲の表情』があったはずなんだけど、もう売れてしまったみたい。
あれは良かったんだけどなあ。残念。本は「お。」と思ったときに買わなきゃいけないなあ。
代わりにささまで『雲』(山と渓谷社)を買う。持ち歩けるハンドブック。
ただいま巻雲(これで”すじぐも”って読むんだって。知らなかった…)のあれこれを習得中。
結構おもしろい。雲のなびく方向や厚さから、数時間後に雨が降るとか、3日以内に雨が降るとか判るんだよ。雲を正確に読めれば天気予報いらず!

熊本からの帰り、飛行機の中からもくもくとした雲の絨毯が見えた。
夕焼けを浴びて絶景なり。
これは寒冷前線に伴った乱層雲かな?
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なぜ。

たまーにこのブログに変な(エッチ系の)コメントが入ることがあって、
それがなぜか「悩める人」っていうタイトルのほんのちょっとした記事にばっかりなのです。
(地味に削除してるんですが…)

どうしてかしら。
タイトルのせいなんだと思うんだけど。

「悩める人」=”エッチ系のキーワード”なのかしら。
悩める人はエッチってこと?
エッチな人はいつも悩んでるの?
エッチについて悩むの?自分がエッチなことについて悩んでるの?
悩まない人はエッチじゃない、ってこともないよね?

なんなんだ?


あんまりエッチエッチ言ってると、こっちがキーワードで引っかかっちゃうのでやめよ。
ついでにあの記事はもうめんどくさいので消します。

ごめんね、漱石せんせい。
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星新一さんと旅行したい。月へ。

この秋唯一の出向ける古本イベントかな。
ただいま古書会館で開催中の「アンダーグラウンドブックカフェ」へ。

混雑するであろう和田誠さんとトムズボックスの土井さんのトークショー(参加したかったが…涙)まで時間もあったので、比較的ゆったりと見て回ることができた。よかったー。
今回の目玉は「和田誠ミュージアム」でしょうか。
量もすごいけど、何十年も変わらない画風もすごい。
あのレタリング、描けそうって思うよね?でも描いてみると、、、ちがうのねー。完全なる和田文字。
「科学万博つくばエキスポ'85」の公式ガイドブックのデザインも和田さんだったんだ! 大好きだったなー。夢見てるみたいだったもん。まだ憶えてる。6回ぐらい行ったなあ。ガイドブック買っとけばよかったー!今だと幾らになってたんだろう?って幼稚園児だよ。まだおこづかいも無いよ。
ハガキとか記念コインとかベタなのはオカンがいっぱい買ってたような気がするけど。ああん!オカン!

和田さんは星新一さんの本もいくつかイラスト・装丁を手掛けている。
星新一さんのショートショートは、文章のテンポも小気味で後味もさらっとしていて、なんというかちょっとしたときにパラパラーっと読むのにちょうどいい。
登場人物に名前が無いのがいい。繊細な情景描写が無いのがいい。訴えかけてくるものが無いのがいい。

星新一さんの本を読みたくなるのはこんなとき。
眠くない。けどがっつりした小説やノンフィクションってほど集中できなそう。けどエッセイって気分じゃないな。けど雑誌めくるよりも物語に浸りたい気分。かといって人物に気持ち重ねてしまいそうな文芸もちがう。ネットは長引きそうだし。ビールは無いし。あ、そうだそうだ。星新一さんのが何冊かあったっけ。

という感じ。23時ぐらい。思わず一人の時間が出来たとき。

ところでここでしょっちゅうビールビール言ってますが、実際そんなに飲んでませんよ。
ついつい書いちゃうだけなのよ。書くと飲んだ気になれるから。

うそ。うそうそ。なりません。
ロボットじゃないんだから。
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ちょっとお知らせ

ナンダ本セールは、全品2割引あらため、20~70%OFFになっております。

この機会にぜひどうぞ!


ところで勝手ながら今週の水曜、10/17(水)はお休みとさせていただきます。
申し訳ありません。

10/24と10/31は開けます!
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ひとあしお先にSALE!

阿佐ヶ谷パールセンターの、雑貨・家具店「よだろく」跡地には、ユニクロができるらしい。
やっぱり大型資本のチェーン店しか無理なんだろうなあ。あんなおっきな土地。
でもユニクロならよかった。パチンコ店とかじゃなくって。
それにしても最近のユニクロはすっかりお洒落なイメージに変わったのね。CMとかサイトとか、力入れまくってるもんね。

ところで、話は変わりますが、勝手ながら元我堂の店番を今月いっぱいで終了させていただきます。
やっぱり年末までもたなそうなので。すみません。
(他の曜日は今まで通りです)
今週からナンダの本は全品2割引にする予定です。

よろしくお願いします。

# 早く膝を直してジョギングしたい…。このおじちゃんのように。跳ねる!ひねる!飛ぶ!
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仮暮らしから本暮らしへ、なのかな

『暮らしの手帖』30号は表紙と”ドーナツとマドレーヌ”特集に惹かれて買う。
やはり表紙が惜しい。月の中に文字を乗っけちゃうのは…。むーー。
マドレーヌ!大好き!でも作ろうって気にはならないのです。美味しいものは美味しいものを作れる人から買うのが結局は良いんです。
そしてふきんの特集。ふきんを馬鹿にしてはいけません。こういうのは、そんなの知ってるって!ということでも、改めて誌面でこうですよ、って言われることで得られる”気付き”があるものですから。

ナンダ唯一の持病、片頭痛の健康コラムがあったので、フムフムと読んだりしたけど
イラストルポライターの内澤旬子さんのエッセイ、『「仮暮らし」をやめて』がよかった。

そうそう、”仮暮らし”的な生活は、特に必要に駆られない限り、すごく楽チンなものなのだ。ということをわたしもその昔知った。

暮らし、になんてちっとも重きを置いていなかった頃。夕ご飯はお酒とつまみでなんとなくごまかし、着替えるためと寝るためにだけ家に帰っていたころ。
思いつきでぱっと旅に出てもそんなに気にせず、気にする人もなく、完全に感覚は””仮暮らし”だった。それが気に入ってもいた。
料理なんて呼べるものはほとんどせず、小麦粉と塩と水を混ぜてバターをひいたフライパンで焼いてみたらすごく美味しくて驚いて、遊びに来てくれたお兄ちゃん夫婦に「これすごい美味しいんだよ!」とそれだけを出した頃。あの時の兄嫁さんの微妙な表情の意味が今は判る。

”仮暮らし”的な生活はものすごく魅力的だ。自分が浮かんでいられるうちは。
内澤さんも、仕事と趣味を”やりたいようにやるだけの日々”のうちは、”そういう生活に疑問も不満も全く抱かなかった”という。
このエッセイには、内澤さんが”仮暮らし”をやめるきっかけが書かれているのだけど、それは読んでください。

今の自分は”仮暮らし”ではないと思う。
そう思えるのは、自分が「おかえり。」と迎える立場になり、料理を振る舞う、というか自分以外の誰かの身体に入っていくものを自分が作るのだ、という逃げられないまっとうな責任感とやらのお陰かもしれない。
こういうきっかけはわりと普通だよね。

「暮らし」をおろそかにしてはいけない。
ふきんだろうが醤油だろうが、”まあ別にどうでもいいと言えばいいんだけど、ちゃんと考えた方が明らかに楽しい”、という物事には、時間と手間をかける価値がある。と今は思う。
オカン世代の雑誌、と思っていた『暮らしの手帖』も、なんだ、結構おもしろいじゃない。

そして、家という物質的なものへの執着は無いけど、住まいという空間は憧れる。
どうせなら自分で家を建てたい。これなら家という所有物もいいな。
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ガラス越しに見えるのは

プラスチックのカラフルマドラー。かわいい。。

木曜店長のトシさんのお店「不思議(はてな)」にはこのマドラーがたくさんあるらしい。
古本と古道具のお店。3月にオープンされてからまだ一度も行ったことがないのだけど。
評判も良くって、いつ行っても混んでるという噂!

今月の『散歩の達人10月号”谷中・根津・千駄木”』に掲載されてるし。(顔写真入り)
これからもっと混むだろうなあ。
一箱古本市を前に盛り上がるであろう谷根千エリア。

秋は各地で古本のイベントも目白押し。行ける範囲でお出かけしたいぞー。

◆マドラー:1本250円也
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『不思議(はてな)』
■住所:東京都文京区千駄木2-35-7
    ペチコートレーン2階
■電話:03-3828-3856
■営業時間:平日13時~19時 土日祭日13時~21時
■定休日:不定期
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うう、



あああーーー。
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かっ!

開店前に、自宅でうい暴を昼寝させて、一足早く元我堂へ。

数時間後の本戦に備えて、あらかじめパソコンやセロハンテープ台や金魚鉢などのもろもろをとにかく高いところへ避難させるのだ。
ついでに品出し、お掃除、レイアウト変え、立ち読み、など。

ふーっ、これでよし。帰ろう。

最近は店番の数時間、ひたすら体力を消耗しているだけのような自分が切なくって。。
あんまりダメダメー、って言いたくないけど、ダメなんだよなあ。
どうしたらいいのかな。っていうかお店のことにあんまり注力できなくて申し訳ないの。なんかこんな中途半端ならもうやめた方がいいのかな、ともときどき思う。そもそもこんな狭いところに子ども連れてくるのも間違ってるんだけどね。うーんうーん。
といってもあと丸3ヵ月か。何とかかんとかがんばれるか。

根本きこさんなんて、1歳の息子と自身のお店(レストラン)の厨房に立つ日々、らしいけど、ほんとー?
果たしてそんなこと可能なのか。

そんなこんな考えているうちに、開店時間は過ぎていくのでした。ほらまたー。 ああ…。

元我堂、蚊多過ぎ。
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