Fare la siesta

ファーレ・ラ・シエスタ~イタリア語で〝昼寝する〟
午後のひととき☆ゆったりと過ごしたいですね

marito

2006-11-22 | がんのおすすめ
マリート
「夫」

11月22日は〝いい夫婦〟の日

今朝はわんさんと一緒
おはようライナーに乗って仕事に行く


わんさんは私の夫
ちょうどひとまわり離れていて
10代の頃からの私を知っている
かれこれ20年余のつきあいだ

先日、仕事でコンラッド東京に行くというわんさんに
「コンラッドダッグが欲しい~」とおねだりした
きっといつまでたっても子供だな~
なんて思っているんだろうな

・・・数日後
洗面所に誇らしげな顔をしたコンラッドダッグの姿が!
わんさん、ありがとう~
これでまたひとり?我が家の一員が増えた

「わんさん」という名前はzusittoのオフ会に
夫婦で参加する時に二人で考えてつけたハンドルネーム
「ONE」「わんこ(犬)」に由来するが
呼びやすさもあって、今では家でも
わんさん、と呼んでいる

この街にきて、少しずつだけど
やっと夫婦らしくなってきた気がする
いろいろな出会いが、私たち二人を育ててくれた

みなさんにありがとうの気もちをこめて
「祝婚歌」という詩を紹介します

これは、以前仕事でおつきあいのあった
童話屋という出版会社の社長さんが
これ素敵だから、と私にくださった詩集の一遍です


「祝婚歌」

二人が睦まじくいるためには
愚かでいるほうがいい
立派過ぎないほうがいい
立派過ぎることは
長持ちしないことだと
気づいているほうがいい

完璧をめざさないほうがいい
完璧なんて不自然なことだと
うそぶいているほうがいい

二人のうち どちらかが
ふざけているほうがいい
ずっこけているほうがいい

互いに非難することがあっても
非難できる資格が自分にあったかどうか
あとで疑わしくなるほうがいい

正しいことを言うときは
少しひかえめにするほうがいい
正しいことを言うときは
相手を傷つけやすいものだと
気づいているほうがいい

立派でありたいとか
正しくありたいとかいう
無理な緊張には色目を使わず
ゆったりゆたかに
光を浴びているほうがいい

健康で風に吹かれながら
生きていることのなつかしさに
ふと胸が熱くなる
そんな日があってもいい

そしてなぜ 胸が熱くなるのか
黙っていても二人には
わかるのであってほしい

二人が睦まじくいるためには(吉野弘 著)より

byがん