ネタバレ有。「ゲームなどの話をしよう!」

週に7冊は漫画雑誌を読むという、ぽちょむ君(理論派)とケンジン(直感派)の二人が主にゲーム・漫画等について語ります。

無敵看板娘(少年チャンピオン)

2004年10月26日 00時26分30秒 | 個別作品レビュー
kenjin :
えーと、それでは10巻発売記念と言う事で…

何から行きましょうかねぇ?(ぉ
Pocho :
オーソドックスに「魅力(見どころ)はどこか?」あたりでいいのでは。
kenjin :
ですかね。
基本的に話が単発なんでストーリーとしては語りにくいし。

何と言っても最大の魅力は「キャラクター」だと思いますが
これについては異論はありませんよね。
kenjin :
今手元に10冊の単行本持って来ました。
いやぁ、思えば結構長いよねぇ。
Pocho :
それは間違いないですが、単発構成ってのが良い部分をさらに引き出してるんじゃないですかね。
後の事を考えず、好きにキャラを動かせるんで。
kenjin :
最近は前の話をすこし下敷きにしてることも結構ありますけどね。

好きにキャラを動かせる、というのはひとえにそれだけキャラが
たってる(確立してる)ということでしょう。逆に言うと。
Pocho :
作品の構成を考えると、実はこち亀とものすごく似てるのではないかと思ってみたり。
100巻行くか?(笑)
kenjin :
そうですね。舞台は下町(看板娘の場合は架空の商店街だけど)
そこでお馴染みのキャラクターたちがドタバタのコメディを
繰り広げる、といった感じなんで。

100巻はどうでしょね?(笑)
もちろん希望としてはそれくらい続いて欲しいですが。
こち亀の場合はどんどん新しいキャラが登場しますからね。
その辺は看板娘と少し違うところかな?
Pocho :
今の所は初期キャラも合わせると、大体1巻につき1人登場のペース。
その辺は確かに違いますね。
kenjin :
各キャラの設定としてはどうでしょう?
ありそうでなさそう、といった感じですかね?
Pocho :
実は美輝の設定が一番描写少ないのでは?
その辺は推して知るべしと言うか、勝手に補完してくれという感じなのでしょう。
きっと。 (細かい設定が不要な内容ではありますが(笑))
kenjin :
それは環境的な、という意味で?>設定少ない
Pocho :
裏設定という言い方が分かりやすいでしょうか。
太田はぎっくり腰が持病、とかそんな感じのやつです。
kenjin :
ああ、なるほど。
それは確かにそうかも。

ラーメン屋で働くまでどうしてて、父親はどうしてる
とかそいういうのかと思いました。>環境的な設定
Pocho :
その辺は描かれていませんが、気にしているような読者はごく少数派でしょうね(笑)。
kenjin :
あえて明らかにしてない、とも考えられますね。
登場キャラの中で一家揃ってるのって遠藤家だけだし。
Pocho :
どっちかと言うと、考えてな(略)ではないかと。
kenjin :
そうかも(笑)

お気に入りのキャラを順位付けするというのは難しいと思うので
お気に入りの話なんかを振り返っていきましょうか。
Pocho :
意外と古い方が好きだったり。(印象が強いというのもありますが)
第1話とか第4話(掃除の話)とか。
kenjin :
ああ、この辺は当然好みが別れるとこですねぇ。
私としては1話は(相対的に)あんまり順位高くないですね。

1巻で言うなら7話(エコレンジャーの話)とか
8話(サイレント初挑戦の回)とかが好きです。
Pocho :
1話はダメですか。
私はあれがあったから、今単行本買っているようなもんなんですけど。
kenjin :
あ、言い方が悪かったですね(汗)
もちろん好きな話の部類には入るんですが…ということで。
(相対的に、というのはそういうことだと解釈してください)
kenjin :
まあでも自分でバラしてしまうと、1話2話あたりだと
「10週打ち切りかも」とか言っちゃってましたからね(汗)
Pocho :
私としては1巻は、今見ても全体的にレベル高いと思うんですけどねぇ。
kenjin :
上の認識を改めた、と言う意味でも前述の7話8話あたりは
印象に残ってますね。

私的にお気に入りが多い巻は4巻とか5巻ですかね。
まあどの巻もにお気に入りで無い話を探した方が
早いくらいなんですけどね。
だからこうやって取り上げてるわけですから(笑)
Pocho :
私は意外と評価厳しいです。
「良」は多いですが、「優」は少ないですねぇ。
「不可」は数えるほどですけど。
kenjin :
ふむ…
その優から良に下げられてる原因というのは
いったいどういった感じで?
Pocho :
え?
別に後から下げたりはしませんよ。
読んだ時に「これは最高!」って思ったか、「面白かったな」と思ったかの差です。
kenjin :
や、そうじゃなくて
優を付けてないということはどこかしら不満な点があるのかなと。
kenjin :
まあ私も毎回手放しで褒めてるわけじゃないですけどね。
ってその辺を言葉にするのは難しいな(苦笑)
聞いてから思った(爆)
Pocho :
ええ、言葉にするのは難しいです。
ともかく「評価厳しい」というのはそういうことで。
kenjin :
ちなみにベストの話をいくつか選ぶとしたら?
私は74話(小川救急太の回)とか79話(太田が命日な回)とか
まだ単行本には収録されてませんがハンバーガー屋の話
なんかがかなり上位に来ますが。
まあこれも粒ぞろいな話が多いので挙げ出すと切りが無い
ですけども。
Pocho :
74話は私も好きです。
あとは32話(敏行初登場)とか61話(オカモチ壊れる)とか。
単行本未収録では美輝が日射病?で死にかけるやつですね。
kenjin :
ふむ。
では見方を変えて、絵柄とかその辺についてはどうでしょ?
Pocho :
正直言うと、「なんか造形狂ってるな~」と思うのはしょっちゅうなんですが(笑)、全体的には問題ないでしょう。
あと、マンガ的表現(デフォルメ等)がきちんとできているのは高評価です。
kenjin :
あ、やっぱりそれ思います?
特に思うのは大体キャラの全身を正面から描いてる時
なんですが。動きのある絵は凄く良いんですけどね。
Pocho :
意外と?かどうかは分かりませんが、表情がない顔が危険度高いですね(笑)。
kenjin :
こういうとちょっと偉そうですが、最近上手くなってますよね。
特にキャラの顔なんかは。
時間を掛けた(?)一枚絵はかなりのものなんですが。
こんなのとか
Pocho :
実は意外と手抜きっぽいのが好きだったりします。
このページで言うと左下の掃除してるのとか、3段目の左から2番目「飛ばない豚はただの豚だ」とか。
単行本ページ埋め用の「後日談的1コマ」も好きです。
kenjin :
あれはなかなか粋な企画ですよね。>後日談1コマ
単行本巻末のウソ予告といい、いいセンスだと思います。
Pocho :
第74回が好きなのは後日談との相乗効果もあったり(笑)。
ウソ予告は1巻の頃は信じてた(と言うかセリフは本物で絵だけ脚色)と思ってたんですが…(苦笑)
kenjin :
結構手間かかってますよね(笑)
今月発売の10巻は柔道のやつがかなり好き。

Pocho :
8巻なんかは全てクリーンヒットでしたね。
kenjin :
あとは表紙とあとがきのキャラが一緒だったり
結構芸が細かいと言うか。
Pocho :
あ、それは気づいてなかった(爆)。
kenjin :
ところで最近知ったんですが
こちら
何でもやる人はいるもんなんだなと感心。
Pocho :
ずいぶんマニアックな所をネタにするなぁ。
kenjin :
まあでも格ゲーにするには向いてるんじゃないですか。
Pocho :
確かに。
kenjin :
ゆくゆくはアニメ化とかもされないかなぁ…
Pocho :
残酷な描写が多いので厳しいでしょう(笑)。
kenjin :
R-15くらいで(笑)
Pocho :
さて、一向に話はまとまりを見せないのですが(最初から目指していないという説もあり)、総括としてはどんな感じですかね?
kenjin :
「とにかく読め」で(ぉ
Pocho :
多少まともなこと言いますと…
ストーリーは皆無に等しいし、1話完結型なので入りやすさは文句なしです。
まだ読んだことない方はぜひ読んでみましょう、損はないと思います。
単行本買えとは言いませんので、1ヶ月ぐらいチャンピオン立ち読みしてみてください。
あ、もちろん買うに越したことはありませんので。(フォロー)
kenjin :
なるほど。単発にはそういう効果もありますね。>入りやすい
と、綺麗にまとまったところでお開きですかね。
Pocho :
古本屋で単行本立ち読み、という手もありますぜ。
Pocho :
と言うことで、終了で。
kenjin :
最近は書店でも平積みされてますしね。
読んだら買いたくなること請け合いかと(笑)