ネタバレ有。「ゲームなどの話をしよう!」

週に7冊は漫画雑誌を読むという、ぽちょむ君(理論派)とケンジン(直感派)の二人が主にゲーム・漫画等について語ります。

今週のマンガ雑誌(4月第二週)ヤンジャン編

2005年04月07日 22時53分20秒 | 週刊マンガ誌
※ぽちょむ君による単独レビューとなります

信虎(読み切り)
最初に言ってしまいましょう。
このマンガ、はっきり言ってマンガとしては失格だと思います。
作者がただ描きたい物を書いただけであって、読み手のことを全く考えていません。
主人公は一体何者なのか?
昔は暴れん坊だったという話がありますが、今でもそうなのか、それとも高校入学を機に落ち着こうとしてるのか。
前者ならばなぜ極力争いを避けるような行動・言動をしているのか、後者ならばなぜすぐに手を出してしまうのか。
そもそもあんな荒れた学校を選んだのはなぜか。
などなど、主人公のバックボーンが全く見えてきません。
どういう人間なのかが見えなければ、そのキャラが何をした所で心に響くものはありません。
むしろ親友(?)の方が、性格といい過去のエピソードといいよっぽどしっかりしていました。
とりあえず絵は上手いと思いますが、それだけです。

鬼さんこちら(読み切り)
まあうっすらトンデモ系の内容ですが、この人(作者)だから許されるんでしょうね(笑)。
毎回このパターンの1話完結スタイルで、連載しても面白いかも知れません。
「さすらいの元野球選手が、旅の途中で困っている人々をバットの力で救う」と。
そんな野球がらみのトラブルがそうそうある訳…と思うでしょうけど、この人だから(以下同文)

Monacoの空
今度の対戦相手は異常なタフネス…と思わせておいて、実は技術でパンチを殺していると予想。
一歩で出てきた首捻りみたいに。

メリーちゃんと羊
チャウチャウの話ですが、あれがもう少し広く知れ渡った豆知識ならばもっと盛り上がったんですけどね。
例えば…
「10本の腕で抱きかかえられていたのだけは覚えてる」「それってイカじゃん」
ぐらいの分かりやすさで良かったのでは?