心配するな!なんとかなる。

今起きていること、ちょっと立ち止まって考えてみよう。

石原元官房副長官 栗山元外務次官のお為ごかし論のあやうさ

2013-08-04 07:34:32 | 日記
2013/08/04

本日の東京新聞総合欄(2.3面)に、いかにも東京新聞らしく8月15日に向けて 河野談話・田中・周遣り取りを当時の担当官僚に蒸し返させている。

改めて両氏の発言を確認すると、明確に共通する考え方が浮き彫りになり、今もなおどころか永遠に解決しない泥沼に嵌っている日本の姿がみえてくる。

・河野談話を取りまとめた石原元官房長官の証言より

宮沢内閣当時、当事者による訴訟の提起や宮沢総理の韓国訪問時に盧泰愚大統領からの問題提起などがあり、関係諸国などから強い関心が寄せられていた。

為に、資料がないにも拘わらず、当事者(慰安婦側の主張)に沿って判断をし未来志向の日韓関係と称して発表し韓国側の歓心を買おうとしていた。

以後、韓国の反日法などつくり国を挙げての日本からの金無心に対して、日本国としての毅然とした姿勢を出さないことが混乱を大きくさせてきた。


・日中国交正常化交渉を担当した栗山元外務次官の証言より

北京での三回目の首脳会談(9月27日)席上、田中首相が尖閣について確認した時の周主張の回答が今回は話したくない、とのことだったので尖閣について決着を付けない(棚上げ)との暗黙の了解ができたと判断したという。

日中国交正常化交渉を成功させたい当時の中国の事情からすれば当然であるが、立場が変われば都度言い分を変えることは容易に想起できる。

周首相は「今回は話したくない」と言ったそうである、正直な発言、事情が変わればいつでも持ち出すよ という意味。

当然のことながら、正常化後1992年には領海法を定め、勝手に尖閣周辺水域を自国領と宣言し始めた。

日本は、日中国交正常化の理念に外れるこれら中国側の実効行為に対して毅然たる態度が取れずに現在に至っている。


日本人は、目先の利益に眩み、関わる相手とうまくやることを優先する。

そのためにいつも自分の言い分は引っ込めてしまう。

一時的には関係が冷え込んでも、はい、いいえをはっきりいうことが重要。

中国も韓国もやりすぎるくらいやって世間の鼻つまみものになってもやめない。

双方譲歩し原点に などとの主張をこの期に及んでもしているようでは永遠に解決しない。

対中対韓関係とも、解決するには、パワーバランスを変えるしかない。

両国の弱点を突け、それでおとなしくさせるしかないと思うが。