箔屋町だより

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自警録2019

2019年01月08日 | ブログ

グレゴリウス暦2019年、皇紀2679年、そして平成31年の元旦は、概ね穏やかで、初日の出=ご来迎を望めたエリアは相当多かったと聞きます。

寒に入ったこともあり、ここに寒中のお見舞いを兼ねまして、謹んで新年のお慶びを申し上げます。

壺中居と当ギャラリーは、昨7日(月)より、営業を再開しました。壺中居B1の展示ケースと、ギャラリー自体の展示を済ませましたが、昨年末のラインナップとはガラッと異なる内容にいたしました。ぜひ、ご来駕くださいませ。

昨年中の私儀個人の満足度、公私併せて、有形無形の収穫のそれは、プラスマイナス=若干のプラスだったかとみます。

今年も多方面から、陰徳を頂戴出来るよう、秘かに期待するのですが、やはり「セルフヘルプ」の精神を毎日忘れずに、孜々として努めたいものと存じます。

昨年暮れ方に、畏敬する秋葉生白先生に表敬訪問を試みました。

秋葉先生には、正に八面六臂のご活躍をされた旧年だったと、ご高話を伺ううちに自ずと理解得心出来ました。

話に花が咲きすぎて、覚えず、相当の長居となったこと、前例通りでした。そろそろ辞去しようかとする刹那に、同先生から、

「久しぶりに一筆進呈したいから、好きな言葉をひとつ聞かせてください。」との忝いお言葉です。

持ち前のズーズーしさから、実はこのありがたい瞬間を待ち構えていまして(!?)、私儀は即答して曰く、

「それでは、「良志久」とご染筆いただきたく、切に希望いたします。」

同先生は若干狼狽しつつ、「萬葉仮名にもこんな言葉はないぞ!良志久とは一体全体何ですか?」と、当然の疑問を抱かれますので、襟を正してご説明をいたしました。

1966年に初上映された『けんかえれじい』(日活)は、鈴木清順(1923-2017)が残した数多い映画作品中でも、印象度・感銘度が相当高い秀作で、ファンは少なくないとみます。

主人公・高橋英樹(1944-)が演じるバンカラ大将・南部麒六が、旧制岡山第二中学を放逐されて、旧制喜多方中学に転校し、校長室に呼び出されて、訓示を受けるシーンで、

校長先生が示す扁額「良志久」を、教頭のアヒル先生が「きみ、この言葉が読めますか?」と問いますと、主人公が「読めましぇん!」と即答するのです。校長先生が満足げにうなづき、「うん、これは「らしく」と読むんだ。男は男らしく、会津人は会津人らしく、喜多方中学生は喜多方中学生らしく生きねばならんど!」と主人公に説諭しますが、この場面は初めて観た瞬間に、我が心眼に焼き付き、今に至っております。

※教頭のアヒル先生が浜村純(1906-1995)、校長先生が玉川伊佐男(1922-2004)と、正に適材適所の名演技!。また私見では、高橋英樹の現時点までの最良の主演作品かとみるものです。

自分、すなわち、kiyoはkiyoらしく(良志久)、ギャラリーこちゅうきょはギャラリーこちゅうきょらしく(良志久)、この亥年のモットーとして「良志久」を胸中で熟成いたしたく存じます。

秋葉先生、このたびも丹精がこめられた自警=自戒の言葉をご染筆いただきまして、真にありがとうございます。大事にいたします。

皆さまには、改めて、今年もご教導を賜りますよう、謹んでお願いを申し上げます。(by kiyo)

 

 

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