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貴乃花親方の矛盾|皮肉にも忌み嫌う協会組織を活用しなければ理想は実現しない/少数派

2018年01月14日 | スポーツ・文化 1
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貴乃花親方の矛盾|皮肉にも忌み嫌う協会組織を活用しなければ理想は実現しない

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■貴乃花騒動から見えてくる日本人の働き方や組織帰属か否かによる支持の違い
貴乃花親方の言動が、未だに世間・マスコミを騒がせています。そこで報道などと異なる視点から、投稿者独自の見解を示します。予め申し上げれば、貴乃花親方の理事解任は当然と判断、言動について批判の立場から述べます。この騒動から見えきたのが、直接、相撲とは関係ありませんが、企業などの組織体で働く方や礼儀を重んじる年配者と、もう一方の、特定の企業や団体・組織に加わっていないフリーランサーやアルバイトなど若者層の仕事体系の方との考え方の違いです。つまり働き方による社会環境の相違から、親方への評価がまるで異なることです。言わば日本人の働き方や労働組織の存在が、明らかに様変わりしてきたことを実感しました。もちろん両者の体系全体の方が全て一定の考え方ではないのですが、その傾向は強いようです。従って前者の方は相撲協会の決議(理事解任)を支持も、後者の方は反発しています。

誤解ないよう暴力は絶対許されず、また加害者側・被害者側の立場も十分理解した上で申し述べます。メディアコメントや貴乃花親方を支持される方は、加害者側の親方と被害者側の親方の処分が同じことをおかしいと主張しています。それは、犯罪への非難と組織の論理がゴッチャになっています。犯罪の見地から見れば、親方は非難される筋合いは全くありません。しかし親方は、被害者の親方の立場と共に協会幹部の立場も有します。協会上部組織の評議員会の決議、横綱審議委員会が苦言を呈したのは、親方が協会幹部の役割を全く放棄していることです。相撲協会は公益財団法人に移行した以上、組織体系の強化が求められています。そもそも組織というものは、主義・主張が異なっても、最低限、守らなければならないルール・礼儀・対処の仕方があります。組織の重要性の視点から見れば、親方の処分は当然の結果です。結論から言えば、事件が起きた際、理事という組織体の重要な立場を鑑み、何があってもまずは協会へ報告すべきだったと考えます。

■親方はもっと社会に揉まれ客観的な見方の修練・人間的な成長を望む
親方の以前の序列NO.3は、会社で言えば社長・副社長に続く専務に匹敵します。当然ながら、組織に対し責任と主導性が必要なポストです。一方、幹部自身に直接非がなくても、管理組識下に重大な過失が発生すれば、責任を負うのが組織です。一般会社なら、退くことを求められます。ましてや専務が失礼な形で社長にたてついけば、辞めさせられるでしょう。一般社会人の立場は、実に厳しいものです。親方が稚拙なのは、協会の質問に対し「他部屋の関取(の事件)なら即座に報告したが、自分の部屋の弟子だから調べる必要があり報告しなかった」との回答です。まさしくバカ親・公私混同であり、協会幹部の立場・責任を認識していない証拠です。このように巡業部長の立場にも関わらず、事件を知りながら協会に報告しなかったことは、それだけで重大な責任問題に値します。また徒(いたずら)に、組識や社会を混乱させた責任もあります。

しかし常日頃、組織の影響を受けずに働いている方や組織管理を任されていない方は、親方の頑なまでの態度を「強い信念」と解します。それを証拠に、メディアに登場する弁護士・コメンテーター・芸能人は、組織経験が皆無・乏しいことから、協会側いわゆる組織の在り方・重要性が分からず、軽視し、連日、親方の言動を褒め称えます。特に連日TV番組に出演するY弁護士は、組織の論理は全く眼中になく、毎回、法律論のみで親方を支持する強引なコメントに辟易します。もちろん弁護士ですから法律に詳しいのは当り前で、被害者側の擁護なら理解できます。しかし幹部としての親方の失態それさえも否定、逆に賛美する発言は許されません。少なくとも公共の場ですから、彼に限らず出演者は、もっと広い視野と公平な眼で発言すべきです。親方に話を戻し、いくら協会に不信を持っていても、周りを敵に回す軽率な行動は頂けません。厳しい言い方ですが、もっと社会に揉まれ客観的な見方の修練・人間的な成長を望みます。

■無言の抵抗・礼を欠く行動は一般の会社・組織体では通用しない
投稿者も若い頃は、組織に対する反発はありました。だからといって、組織のルールに反してまで抵抗すれば、道理が成り立たないことは、十分、分かっていたつもりです。評議員会・横審が盛んに言っていた「礼に失する」 「礼を欠く」こととは、せっかくの理事会に出席し肝心な場面では、全く「反論しない」どころか何も発しないことです。席上での無言は、かつてエリカ様がふて腐れて、質問に対し「別に・・・」を連発したことと同じです。にも関わらず、週刊誌では発言するなど失礼な限りです。また席でふんぞり返って虚勢を張る行為は、子供や街の不良少年状態です。名声を博した人ほど、過去の栄光に溺れず謙虚な姿勢が求められます。

また笑ってしまってはいけないのですが、細かな点でも礼を欠く行為が見られます。八角理事長が、直接、貴乃花親方に携帯連絡も、応答や返事もしません。現NO.2の鏡山親方が部屋を訪ねても居留守を使い、お手伝いさんさえドアを開かずインターフォン越し(親方の指示と思われる)など極めて失礼です。常識から見れば、文句・不信があっても自宅まで上司(この場合・副社長)が来れば応じるのが当り前です。不満があっても、紳士(真摯)な対応するのが社会人です。そもそも被害者側の親方であるものの、当時・巡業部長の立場でもあるので、後者において説明責任があります。これらも含めて、冒頭のように会社組織人、あるいは礼節を大事する年配者ほど親方に厳しいのです。「相撲における礼」を誰よりも重んじていたのは、当の親方自身です。礼という言葉は、土俵の外は対象ではないのでしょうか。言動は、矛盾だらけです。

■あれほど頑なまでの態度では欲(ほっ)する相撲協会の改革は進まない
一方、聞こえてくるのは、親方のモンゴル勢への批判、協会への不信・不満ばかりです。TVの大相撲中継では分かりにくいのですが、国技館などでは極端なまでの日本出身力士へのえこ贔屓、「モンゴルへ帰れ」などモンゴル・ヘイトスピーチに近い酷い掛け声にさらされています。確かに白鵬の格闘技まがいの張り手・かち上げは感心しませんが、大相撲へ外国人力士を認めた以上、大局的に見れば排除は許されません。それらは、協会・理事会で堂々と論議すべきです。事件へ絡ませた、親方の主張は陰険・偏執的と言わざるを得ません。親方の態度が、部屋の被害者の関取にも悪影響を及ぼしています。大相撲として公人・相撲発展のために、敵対感情やだんまりを決め込むのはやめるべきです。置かれている自分の立場が、全く分かっていません。また支援者・ファン・メディアの無責任な貴乃花親方支援は、本人ばかりか大相撲本来の軌道や在り方を歪めます。

親方が主張する理想、改革への思い入れがあっても、あれほど頑なまでの態度では実現しません。組織を無視・軽視しているのでしょうが、いくら思いを言っても、その実現には大勢の共感者を増やさなければなりません。結局は、自身が忌み嫌う「協会組織」を活用しなければ無理なのです。時あるごとに・至る所で熱弁、上下・部屋の相違を問わず、丁寧に趣旨を説明・説得してこそ組織に広がっていくのです。それこそ世の中の会社員は、自社を良くするために長い年月を掛け、幹部や組識と葛藤しているのです。大相撲の組識改革は並大抵なことではないことを、親方は分かっていません。分かっていたら、あんな酷い態度は取らないでしょう。まさか“暴力革命”のようなやり方で、協会を変えようとしているのではないでしょうね? 親方こそ、言わば張り手などの“荒技”を使わず、現役時代の取り口のように「横綱相撲」で、協会内で堂々と論戦・事を進めて欲しいものです。

Sankoub
投稿者のツイッターから/相撲協会・八角理事長の初夢(悪夢)
一富士二鷹三茄子 ※新聞の風刺漫画流用
「一.(日馬)富士」 「二.貴(乃花)」 「三.ナスビ(なすすべなし)」 
大相撲中継の“オリンピックおじさん”が目障りでTV画面に小さな紙を貼る
昭和の大横綱・大鵬は母親が船酔いを起こさなければこの世にいなかった

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