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まやかしの消費税ポイント還元 ▽英國屋・高級飲食店OK ▽アオキ・サイゼリアNG/少数派

2019年01月07日 | 政治情勢 2
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まやかしの消費税ポイント還元 ▽英國屋・高級飲食店OK ▽アオキ・サイゼリアNG
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■還元対象は中小店でも銀座英國屋など高級紳士服店・高級飲食店を含む
政府は消費税アップによる悪影響から、ポイント還元制度を導入しようとしています。中小小売店への救済や低収入層の支援として、カードなどのキャッシュレス決済をした際は、5%分をポイントで還元するものです。そのため、2,798億円を予算計上しました。しかしこの制度は、低収入層を救済できないどころか、逆に高額所得者ばかりに恩恵が集中する「天下の愚策」なのです。そもそも中小の小売店は予算補助があるとはいえ、カード決済する機器を導入する金銭的余裕はなく、また地元の購入層である年配者はカードを使わないのです。政治家や役人は、庶民の生活を全く分かっていません。

強調しておきますが、ポイント還元される対象は飽くまで中小店で、大企業から購入した際は「なし」です。中小店というと、地元の商店街や〇〇銀座などの零細個人店などを連想します。ところが実態は異なり、還元対象は高級宝飾店・高級ブティック・高級飲食店も中小店なので含まれるのです。これはごく一例で、思いを巡らせば様々な高級業態の店がかなり存在します。ある新聞の例を見て、愕然としました。例をご紹介すると、安倍首相がスーツを仕立てる有名な銀座英國屋(注)は、業態では中小企業です。仮に50万円(もっと高い?)のスーツをオーダーメードしカード決済すれば、25,000円分のポイントが付きます。一方、“庶民の英國屋?”紳士服量販店アオキは、大企業なのでポイントゼロです。余談ですが投稿者は若い頃、“いつか”英國屋のスーツを着たい思いを持っていましたが、“とうとう”庶民の英國屋で終わりそうです(苦)。安倍首相のポイント分だけで、アオキなら良いスーツが買えます(皮肉)。

■天下の愚策!ポイント還元の恩恵は高額所得者ばかりで低収入層には及ばず
もう1つの例が、安倍首相と麻生財務大臣が会食した、高級ステーキ店の銀座ひらやまも中小店です。1人3万円のコースを安倍首相がおごれば、3,000円分のポイント。一方、庶民が通うファミレスのサイゼリアは大企業なので、ポイントゼロ(そもそも同社は現金払いが主なので対象外)。以前、オバマ前大統領と安倍首相が行った、高級寿司店の銀座久兵衛もポイントが付きますが、庶民が行く大手回転寿司店はポイント還元ゼロです。これらは、特殊な例ではないのです。また高額所得者ほどカードの保持率が高く、決済も高額です。しかし低収入者は、カード所有が低く・低額なのでポイント還元の恩恵を受けにくいのです。一方、プレミア商品券も、低収入者は昼間行列して商品券を買う時間もなく、資金の余裕もありません。そうなると、誰のための「還元ポイント・商品券」なのかお分かり頂けたでしょう。本末転倒・天下の愚策なのです。

そもそも論を言えば、安倍首相は消費税を社会保障に使うとしていますが、まやかしに過ぎません。既号のように社会保障は年々切り下げられ、結果的に消費税30年間の累計の8割は、大企業法人税減税のために使われてきました。平成元年から30年間の消費税累計372兆円に対し、法人3税を大幅減税した合計が291兆円です。しかし数年前までは、両者の累計はほぼ同額でした。10%に上げることによって消費の落ち込みを防ぐために、「手厚い経済対策」に2兆円もの予算が使われます。経済対策といっても、真相は国民の不満を煙に巻き、統一地方選や参院選を有利に展開する自民党としての選挙対策です。消費税は、一見、平等に見えても平等・公平ではありません。どうしても消費税を上げるなら、大幅で恒久的な予算配分の組み替えをしない限り、格差と貧困を広げ深刻さを増します。大企業優先をやめ、庶民のために使うべきです。そうせず消費税だけ上げていけば、不況が長引きます。
/対象にした店舗がポイント還元に参加しキャッシュレス決済した場合です。

Sankoub
松尾貴史コラム・安倍政権は米国から兵器“爆買い”国民生活は負担増と削減一辺倒

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