暮らしの裏側

社会の矛盾や理不尽さ、認知症や介護問題、家庭用品が及ぼす
有害物質、医療費控除の申告などを分かりやすく説明します!

頑張り過ぎない介護シリーズ/リンク表紙

2018年10月11日 | 頑張り過ぎない介護
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頑張り過ぎない介護シリーズ リンク表紙
張り切り過ぎ・完璧主義・他人に任せられない・自分を犠牲
にする介護は危ない!今から心掛けて慌てない介護を!


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いつも頑張り過ぎない介護シリーズにお越し頂き、誠にありがとう
ございます。内容はリンクインデックスから記事にリンクされるか、こ
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Sindlc3054540 ■頑張り過ぎない介護

07 食事3・食べる前に3分間の「お口の体操」で頭や身体を目覚めさせる
   ◇食事を美味しく食べることは健康と元気を目指す介護の基本・土台
06 食事2・食事と同様に大切なのは十分な水分摂取、少しずつ分けて何度も飲む
   ◇1日に食事以外で飲む水分量は1,200ml以上(できれば1,500ml)

05 食事1・高齢者の栄養不足対策は軟らかく煮込んだ「ソフト食」を
   ◇食べることは基本なので工夫して親・配偶者が喜ぶ姿を見ましょう
04 家族の介護の在り方~あなたは配偶者や実父母・舅姑のお尻を拭けますか?
   ◇介護殺人・夫婦心中に行き着く前に介護の在り方を考えよう
03 知っておきたい介護保険8つのポイント(2)
   ◇元気な家族がいても介護は受けられる・ケアプランの重要性・保険料の相違
02 知っておきたい介護保険8つのポイント(1)
   ◇強制加入・病気によって64歳以下も・事前の審査認定・利用限度額
01 知っておきたい介護保険制度の基本中の基本!制度の概要
   ◇早めに配偶者間あるいは親子間で話し合ったらいかがでしょうか!

誠に勝手ながらコメントのやりとりは致しておりません

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介護◇食事3・食べる前に3分間の「お口の体操」で頭や身体を目覚めさせる/頑張り過ぎない介護7

2018年10月10日 | 頑張り過ぎない介護
Caretp 頑張り過ぎない介護シリーズ7
食事3・食べる前に3分間の「お口の体操」で頭や身体を目覚めさせる
食事を美味しく食べることは健康と元気を目指す介護の基本・土台

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■食事の直前には「アー・ウー・ニー・プー・ベー」と声を出し顔を動かすこと
食事を美味しく食べることは生活の楽しみで、健康と元気を目指す介護の基本・土台です。介護される相手に対し、食事をする前に3分間の「お口の体操」をしましょう。口の動きをよくし、脳に刺激を与え頭や身体を目覚めさせる効果があります。では、準備はいいですか? まず優しく頬をさすります、なお寒い日は蒸しタオルで顔を温めてから始めます。ここから順次、「アー」っと声を出し、大きく口を開けるよう勧めます。「ウー」と、唇を尖らせます。「ニー」っと、口を横に開く。「プー」っと頬を膨らませ、左右に動かす。「ベー」っと舌を出し、クルクル回す。何だか若い女性の“笑顔作り”の舞台裏のようですが、これで身体が目覚め食欲が出てくるのです。

食事の際、手先がうまく動せなくても、介護用の道具・食器を使用すれば自分で食べられます。簡単につまめる箸、持ちやすい柄(え)の太いスプーン、スプーンに食べ物が乗せやすい深皿などの器具が販売されているので活用しましょう。次に、食事介助のポイントを説明します。

◆食事介助のポイント
▽あえて前かがみの姿勢を取ります → むせて食べ物が肺に入ることが防げます
▽食事の前にお茶を飲む → 口・喉の中を濡らし、食べ物をくっつきにくくする
  (食後は、お茶で食べかすを洗い流す)
▽介助する時は、本人の横に座る → 下から口元に運び、あごを引いた状態で口に入れる
▽食事を飲み込む時は → 口を閉じ息をとめてから「ゴックン」と飲み込むように声掛けする
  → 介助者は、喉ぼとけが上がってから下がるのを確認します
▽こうすると肺への通り道が塞がり → むせずに飲み込めます → 一呼吸してから、二口目です

■ベッドから椅子に座り食事に至るまでの動作もリハビリと考えしっかり食事を
食べたがらない人や体重が落ちた人、衰弱や肺炎になったことがある人がいたら、口の中を覗いてみて下さい。入れ歯が合わず痛んだり傷がある、歯がグラグラ、歯茎の腫れを押すと出血、口臭や口内炎がある~これでは、美味しく食べられません。口内細菌で、感染症や肺炎になることもあります。歯科で治療し、入れ歯を直しましょう。あるいは自宅に来てくれる訪問歯科を、探してみて下さい。なお一般的な口の手入れは、歯ブラシの他に歯間ブラシ・糸ようじ・スポンジブラシ・舌ブラシなどがあります。歯科医師に尋ね、本人に合った道具と使い方を教わることも知っておきましょう。

最後は、テーブルと椅子の関係です。ベッドを離れ、座って食べることが介護の基本です。座っての食事は、1日3回、年千回以上のリハビリと考えて下さい。座ることの効果は3つあり、1つ目は床ずれ予防。2つ目が、筋力の維持とアップです。座る姿勢は、全身の筋力を使いながらバランスを取る筋力トレーニングです。内臓の筋力も付き、便秘の予防・改善にもなります。長く寝ている人は、つま先が伸びたままなのでこわばりやすくなります。そこで座ればアキレス腱が伸ばされ、ストレッチ効果があります。3つ目は、寝たままで天井ばかり見つめている生活より、座ることで当然ながら生活が豊かになるでしょう。

なおテーブルの高さが重要で、肘より下でおへそより上です。椅子も、膝・足首それぞれの角度が90度になる高さを合わせることが大事で、体重をお尻と両足の3点で支えます。かかと(足の裏)が、しっかり床につくようにして下さい。高過ぎるとお尻に体重が掛かり、低過ぎると姿勢がのけぞり、長く座れません。このように、ベッドから椅子に座り食事に至るまでの動作もリハビリの1つと考え、しっかり食事を摂るようにして下さい。

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介護◇食事2・食事と同様に大切なのは十分な水分摂取、少しずつ分けて何度も飲む/頑張り過ぎない介護6

2017年02月16日 | 頑張り過ぎない介護
Caretp 頑張り過ぎない介護シリーズ6
食事2・食事と同様に大切なのは十分な水分摂取、少しずつ分けて何度も飲む
1日に食事以外で飲む水分量は1,200ml以上(できれば1,500ml)

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■熱中症対策のように喉が渇く前に意識的・定期的に補水すること
食事と同様に大切ことは、十分な「水分摂取」です。トイレが近くなるとして、水分を減らすのは危険行為です。脱水は高齢者が一番罹りやすい病気で、体調が悪化し気力や食欲も低下します。認知症行動の原因の1つは、脱水による意識レベルの低下と言われています。高齢になると水分を取り込む機能が低下し、喉の渇きが感じにくくなってきます。夏の熱中症対策にも通じますが、喉が渇く前に飲むなど、少しずつ分けて何度も飲む習慣を付けることが大切です。高齢者に限らず、一般者も同じです。

成人の場合、毎日2,500mlの水分が身体から出ていきます。尿として1,400mlが排出され、汗が600ml、呼吸から400ml、大便で100mlです。しかし補充すべき毎日2.5リットルの水は、飲めないと早合点しないで下さい。食事(食品)から、知らず知らずのうちに1,000mlが摂れます。また体内で合成される分があり、300mlが作られます。差し引き分・毎日最低限、1,200mlの水が必要になってきます(できれば1,500ml)。

■寒天・心太・ゼリーなどのおやつで水分を摂取することもOK
1日に食事以外で飲む必要水分量の1,500mlとはどのくらいなのか、普段使っている湯飲み茶碗の容量を量ります。例えば180mlなら、1日8~9杯です。起床時、朝・昼・晩の3食、味噌汁・スープ、おやつ、その他、就寝時などこまめに分けて飲みます。高齢者が好きな寒天・心太(ところてん)・ゼリーなど、おやつで水分を摂取することもOKです。「食べる水分」と言えるでしょうか、ユニークな方法です。

体内の水分は微妙で、たった1%減っただけで喉が渇くそうです。我慢していると脱水症状になり、体温が上昇してきます。15~20%も水分が減ると、死亡する恐れがあります。暑い夏は元より、常に毎日小分けで水分を摂る心掛けが必要なのです。介護が必要になった方の健康維持と回復のためには、十分な食事と忘れてはならないのが十分な水分摂取と認識して下さい。

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介護◇食事1・高齢者の栄養不足対策は軟らかく煮込んだ「ソフト食」を/頑張り過ぎない介護5

2016年11月16日 | 頑張り過ぎない介護
Caretp 頑張り過ぎない介護シリーズ5
食事1・高齢者の栄養不足対策は軟らかく煮込んだ「ソフト食」を
食べることは基本なので工夫して親・配偶者が喜ぶ姿を見ましょう

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■高齢者こそしっかり栄養を付け1500キロカロリー以上が目安
ここからは、食事・動作・室内の配置、排せつ・着替え・入浴、鬱(うつ)・終末期の対応など、どう介護すればよいか具体的な方法をお伝えします。まずは「食事」です。介護が必要となった方の健康維持と回復のためには、十分な栄養と水分摂取が大切です。高齢者の中には、「食欲がない」「1日2食」「おかゆを食べている」という方がいます。体調は、痩せてきて、動くのが億劫で疲れやすくなっています。こういう状態は、「低栄養」(栄養失調)が疑われます。介護を伴わない一般的な65歳以上の6人に1人、85歳以上では3人に1人が低栄養なのです。低栄養になると力が出なくなり、寝たきりの方は床ずれを起しやすくなります。また抵抗力が落ちて、風邪などから肺炎に罹りやすくなってしまいます。

高齢で寝たきりの方は1300キロカロリー、そうでない方は1500キロカロリー以上が目安と言われています。1日3食ならば1食500キロカロリーで、例えばご飯1膳、鮭1切れ、ほうれん草のお浸し、豆腐とワカメの味噌汁、ヨーグルト(果糖)適宜、みかん1個ぐらいです。1度に食べ切れなければ、10時や3時のおやつ代わりに分けて食べます。おかゆのカロリーは、ご飯の半分になってしまいます。そうした場合は、卵や野菜を入れた“おじや”など工夫しましょう。あるいは、おやつや副食を1品増やします。高齢者こそ、しっかり栄養を付けましょう。

■固さの目安は箸で簡単に切れスプーンの裏で軽くつぶせる程度
噛む力の弱い方が、刻み食やミキサー食を食べていることがあります。刻み食は意外と食べにくく、ミキサー食では食べる楽しみが湧きません。そこで良い方法は、「ソフト食」です。1口大に切った食材を、形を残したまま圧力鍋で軟らかく煮込みます。あるいは調理されたおかずをポリ袋に入れ、水や出汁を加え湯に入れて沸騰させない程度に茹でると軟らかくなります。固さの目安は箸で簡単に切れ、スプーンの裏で軽くつぶせる程度です。若干、手間が掛かりますが、食べること・栄養を付けることは基本なので、こうした工夫で親・配偶者が体力を落とさず、元気に喜ぶ姿を見ましょう。

逆に食べにくいものは、「ベタベタ」=餅・団子、「パサパサ」=茹で卵・クッキー、「ゴムゴム」=タコ・イカ、「ボソボソ(ポソポソ)」=ごぼう・たけのこ、「サラサラ」=お吸い物・お茶・液体などです。意外にも、液体も摂りにくいのです。むせやすい方は、かたくり粉でとろみを付ける方法もあります。スープにかたくり粉を溶く、味噌汁にとろろ昆布を少量加えます。本人の分を別に作るのが大変と思う方は、薬局でとろみ剤を売っているので活用しましょう。

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介護◇家族の介護の在り方~あなたは配偶者や実父母・舅姑のお尻を拭けますか?/頑張り過ぎない介護4

2016年08月27日 | 頑張り過ぎない介護
Caretp 頑張り過ぎない介護シリーズ4
家族の介護の在り方~あなたは配偶者や実父母・舅姑のお尻を拭けますか?
介護殺人・夫婦心中に行き着く前に介護の在り方を考えよう

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■張り切り過ぎ・完全主義・他人に任せられない介護は『危ないタイプ』
65歳以上の高齢者数は、2025年には3,657万人と人口の3割を占め、うち75歳以上は2,179万人の見込みです。残念ながら、誰でも歳をとります。またどんな人でも体力が落ちて病弱になったり、身体に障害を抱えたり、認知症になったりすることは避けられません。本人は様々な不安や苦悩、葛藤を抱えることになりますが、肝心なことは「良き支え手」がいれば、うまく乗り越えられることです。

しかし口で言うほど、容易いことではありません。本人が家族の負担になるまいと気持ちを押し殺したり、逆に行き場のない怒りをぶつけたりもします。家族のほうも介護で時間を取られ、身体も心もボロボロになってしまうことも少なくありません。介護を理由とした離職・離職後の生活破綻、介護虐待・介護殺人、心中などの悲しい現実は、家族が介護で追い詰められた結果なのです。「張り切り過ぎ」「完全主義」「他人に任せられない」「自分を犠牲にし過ぎ」「協力者がいない」介護は、『危ないタイプ』です。忘れられていることは、「介護する家族にも支援(者)がなければ」、在宅介護を続けることは難しいのです。

■「一人では・また家族だけでは絶対に介護はできない」と思って下さい
介護問題でよく言われるフレーズは、「あなたは配偶者や実父母、舅(しゅうと)・姑(しゅうとめ)のお尻を拭けますか?」(下の世話)。逆に自分の子供や嫁さんに、お尻を拭いてもらうことに躊躇いはないですか? どちらの立場に置かれても嫌だ!と感じているなら、突然の介護に慌てないために、今から家族関係の見直しや話し合いが必要です。自分の気持ちに嘘を付きながらの毎日の介護、逆に介護を受けることもできません。介護は、これまでの数十年・半世紀に渡る夫婦や家族関係の在り方が問われます。だからこそ、見直しのチャンスでもあるのです。

自分はどうして欲しいのか、家族はどうしたいのか、家族はどこまでできるのか(できないのか)、仕事・子育て・趣味や地域の活動との両立はできるのか~建前ではない本音での繰り返しの話し合いが必要です。例えば家事や通帳を妻に頼り切りの人は、妻が倒れたらお手上げです。今から家事や家計、通帳・資産・保険の管理は、配偶者や家族(子供)にも分かるようにしておきましょう。できればその際に、介護に使える貯蓄・月々の費用も目安を立てておきたいものです。慌てて仕事を辞めると、生活が立ち行かなくなります。職場の介護休暇や制度を、事前に確認しておきましょう。

事前の準備と話し合い、上手に介護サービスを利用することによって、介護による家族が崩壊する事態はある程度予防できます。「一人では、また家族だけでは絶対に介護はできない」と考えて下さい。その考え方を間違えると、新聞やニュース報道で後を絶たない、介護殺人・介護心中になってしまうのです。ケアマネージャー、ヘルパー、看護師など専門職を含むチームで行ってこそ、継続でき上手くいくのです。当シリーズでは、今後も可能な限り自立して生活ができること、家族の介護が楽になることを念頭に、介護の基礎技術や生活の工夫をご案内して参ります。

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介護◇元気な家族がいてもOK・ケアプラン・知っておきたい介護保険8つのポイント(2)/頑張り過ぎない介護3

2016年08月22日 | 頑張り過ぎない介護
Caretp 頑張り過ぎない介護シリーズ3
知っておきたい介護保険8つのポイント(2)
元気な家族がいても介護は受けられる・ケアプランの重要性・保険料の相違

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前号に続き、「知っておきたい介護保険8つのポイント」の2回目です。元気な家族と同居していても介護は受けられるので、安心して申請しましょう。また介護の実質のスタートは、ケアマネージャーの選定とケアプランの作成です。これらの内容を、簡単ですが説明致します。

■介護する家族を支えることも介護保険の目的の1つ
5.65歳以上の保険料額は市区町村で大きく異なる
既号で説明したように、介護保険は税金と皆さんが支払う保険料の割合が1/2ずつの負担によって施行されています。年金と異なり、それぞれの市区町村が管理・運営しているのです。そのため、保険料はその地方自治体によって大きく違います。差が出る理由は、①高齢者の割合 ②特に75歳以上の後期高齢者の割合 ③65歳以上の所得格差(年収によって保険料を決めるため)などです。地方自治体の人口規模が小さく、高齢者が多い地方(地域)では、気の毒にも保険料が高いのです。

6.介護をする元気な家族がいても介護保険を利用できる
介護にあたり、誤解しているご家族が多いのも確かです。介護保険は「寝た切りの人しか使えない」「同居している家族が元気だから、サービスを受けることは無理」「家族が介護を休んだり、外出が多いのにサービスが利用できるのですか?」などの誤解と疑問です。介護保険は「要支援1、2」から、寝た切り状態の「要介護5」まで、要介護度の程度により7段階に分類されています。それぞれの程度によってサービスが受けられるので、寝た切りの人でなくても利用できます。また元気な同居者がいると、サービスが受けられないことはないのです。介護する家族を支えることも介護保険の目的なので、家族の介護疲れや追い込まれることを防ぐためにも利用しましょう。

■介護のスタートはケアマネージャーの選定とケアプランの作成
7.介護認定が決まったらケアマネージャーを選びましょう
前号で介護認定が決まったら介護保険が受けられると申し上げましたが、実質的なサービスを受けるためには、まずは「ケアプラン」の作成が必要です。介護者本人や家族が作ることも可能ですが、やはり介護サービス事業者と交渉するには専門の知識が必要なため、「ケアマネージャー」(介護支援専門員)に依頼するのが一般的です。利用者とサービス事業者との橋渡しをする調整役で、まずケアマネージャーを選びます。既にサービスを受けている人からの口コミを参考にしたり、市区町村の窓口・地域包括支援センターで紹介してもらう方法があります。

8.ケアマネージャーが決まったら肝心な「ケアプラン」を決めましょう
ケアマネージャーと利用者(介護本人や家族)間の話し合いによって、ケアマネージャーが利用者に「ケアプラン」を提案します。ケアプランとは、利用者が実現したい生活や家族の介護負担の軽減を目的に、いつ、どんなサービスを、どのくらい利用するのかといった介護サービス利用計画です。「ケアプラン」が決まったら、サービス事業者と契約を結んで、初めて介護サービスが受けられます。要介護度の程度によって、居宅サービス・地域密着型サービス・施設サービスなど、様々な種類が用意されています。

当説明は、ごくごく初歩的な内容です。いざという時に慌てないよう、あらかじめ参考書を読んでおくことをお勧めします。本屋、図書館には、数多く介護の図書が用意されています。ご家族が元気・平常でも、今のうちから軽くでも目を通しておいたほうが安心できます。

Sankoub
前号/知っておきたい介護保険8つのポイント1・強制加入・審査認定・利用限度額

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介護◇強制加入・審査認定・利用限度額・知っておきたい介護保険8つのポイント(1)/頑張り過ぎない介護2

2016年06月29日 | 頑張り過ぎない介護
Caretp 頑張り過ぎない介護シリーズ2
知っておきたい介護保険8つのポイント(1)
強制加入・病気によって64歳以下も・事前の審査認定・利用限度額

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介護保険制度の内容が、なかなか知れ渡っていません。介護を他人事と考え、家族に介護が必要になったら、その時、介護の制度を覚えようと思っていませんか? そんなお気楽に思わず、今から最低限のことは知っておきましょう! 誤解の多くは「必要な時、必要なだけ使える」「家族が同居していると、ヘルパーが来てもらえない」など。家族だけでなく社会全体で介護を支えようとする制度ですが、希望通りにはいかないのが現状です。今からぜひ知っておきたい8つのポイントを、2回に渡り説明します。

■64歳以下でも病気によっては介護保険が受けられる
1.強制加入の皆保険であること(保険料は所得金額によって9~10段階)
民間の生命保険会社で「介護保険」名称の保険を販売していますが、当シリーズで説明する『介護保険』は、40歳以上の国民全員が強制的に加入する皆保険です。加入者は65歳以上の第1号被保険者と、64歳までの第2号被保険者に区分されます。そのため40歳以上の現役の方は給料から天引き、リタイアされた方は国民年金などから差し引かれます。収入(所得金額)によって、保険料は概ね9~10段階に設定されています。但しお住まいの地方自治体によって、段階数・保険料はバラバラです。因みに、14・15段階に分かれる地域もあります。

2.年齢によって利用要件が異なる(64歳以下でも病気によっては対象に)
65歳以上の第1号被保険者は、原因を問わず介護が必要になれば、地域の役所の窓口に申請をし、認定されれば保険が利用できます(後項で説明)。一方、64歳までの第2号被保険者は、国が決めた16の病気が原因で介護が必要な場合に利用できます。このように介護対象は、一律、65歳以上ではありません。
64歳以下でも対象になる16の疾病(抜粋) 初老期における認知症・末期がん・糖尿病による三大合併症・脳出血疾患・パーキンソン病・関節リウマチ、その他

■役所の認定を受けて初めて介護が受けられる
3.利用するには申請し事前の審査・認定を受ける
健康保険のように、病院で保険証を見せれば受けられるというものではありません。急に介護が必要になったからといって、介護施設へ行っても対応してもらえません。予め、あなたが住んでいる地方自治体(市役所・区役所・町役場など)の窓口に申請します。ただここでも申請したからといって、直ちにOKにはなりません。詳しくは後号で説明しますが、医師が病状を診る、市区などの職員が自宅を訪問調査します。その後に介護認定審査会で審査され、そこで初めて要支援1・2、あるいは要介護1-5の7段階いずれかの認定がされ、保険が利用できます。但し非該当(自立)にされる場合もありますが、市区独自の予防サービス(講習・アドバイス等)が行われており参加できます。

4.要支援・要介護の7段階に応じた1か月の利用限度額
要支援1・2、要介護1-5の7段階に応じて、介護サービスを受けるための「1か月の利用限度額」が決められています。現金が支給されるのではなく、図表のように介護の程度によって受けられる1か月単位のサービス額です。実際は受けるサービスごと個々の額が決められており、ケアマネージャーと相談の上、利用限度額に応じてどんなサービスを何回受けるかなどを決めます。

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Sankoub 次号/知っておきたい介護保険8つのポイント2・元気な家族・ケアプラン

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介護◇知っておきたい介護保険制度の基本中の基本!制度の概要/頑張り過ぎない介護1

2016年04月20日 | 頑張り過ぎない介護
Caretp 頑張り過ぎない介護シリーズ1
知っておきたい介護保険制度の基本中の基本!制度の概要
早めに配偶者間あるいは親子間で話し合ったらいかがでしょうか!

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■介護は家族単位から社会全体で支え合う「介護の社会化」として施行
今回から、「頑張り過ぎない介護シリーズ」の連載をお届します。介護保険制度の簡単な説明を含めて、頑張り過ぎない介護をお伝えします。介護保険の制度や介護の仕方について、若い方はもちろんのこと、当の高齢者でさえご存じない方が多いのです。それはやむを得ないことで、国や地方自治体は積極的な説明や広報を行っていないからです。しかし、やがて誰しも老いて、介護や家族の協力を必要とします。認知症予防と同様に他人事と思わず、事前に配偶者間あるいは親子間で話し合ったらいかがでしょうか!認知症や介護は、突然やってきます。まずは当シリーズをご覧になって、介護の実態をご認識下さい。

介護保険の制度が施行されたのは、調度、2000年でした。当時は「介護革命」「介護元年」と呼ばれ、高齢者へ明るい光が射し始めたと思われました。制度の背景には、介護を必要とする高齢者の急増でした。介護をする家族の負担増・介護する側自体の高齢化など、家族単位で行う介護に限界が現われ出しました。そこで介護を社会全体で支え合う、「介護の社会化」として制度が実現したのです。その一方で、介護対象者のさらなる急増、医療費(社会保障費)の増大に伴う抑制、介護ビジネスの在り方(利益優先・質の低下)、介護師の不足など様々な問題が浮かび上がってきました。介護に対する明るい希望だけではなく、そうした現実・実態も把握頂ければと存じます。

■介護認定は要支援1、2と要介護1-5の7段階に分かれる
ここからは、介護制度の説明を致します。財源は、約10兆円規模(2015年推定)です。半分が公費(税金)、残り半分が保険料で賄われます。内訳は、公費の国庫負担金等が25%、都道府県負担金12.5%、市町村負担金が12.5%です。保険料は、第1号保険料(65歳以上)が約20%前後、第2号保険料(40~64歳)が30%前後の割合となっています。65歳以上の方の保険料は市(区)町村によって異なるため、最高値・月額8,000円以上の地域があります(年金から天引き)。2025年には、現在の倍・20兆円に達する試算がされています。介護サービスを受ける場合、前述の基金から9割を支出、保険料とは別に残り1割(収入によっては2割)の自己負担を求められます。

介護保険を勘違いしていることは、国民保険・健康保険と同じように身体の状態が悪くなったら、すぐ病院や医院で診てもらえると思っていることです。詳しくは後号で説明しますが、市(区)町村へ申請し「要介護認定」を受ける必要があります。認定は「要支援1、2」「要介護1~5」の7段階に分かれ、段階によって月額約5万円~約36万円の介護サービスが受けられます。ここでも誤解されることが多く、民間入院保険のように例えば月36万円の給付金が出る訳ではありません。訪問介護や入浴などの介護サービスに応じた金額が決められており、その限度額のことです。要介護5の場合、36万円全額をサービスを行う介護事業者(民間)が受取るのです。詳細説明は、次号以降も続けます。

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