
人間関係が壊れ公共の場所でもマナーが悪化しています
奥ゆかしい日本人がどうしてこうなってしまったのか!

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第15話 大人しぐさ5(教育2)/自発の意識を付けさせる
第14話 大人しぐさ4(教育1)/大人を真似て態度を身に付けさせる
第13話 大人しぐさ3(十二文・十五理)/12歳までに念入りに我が子を育てる
第12話 大人しぐさ2(六つ躾・九つ言葉)/6歳までに相手を思いやる躾をする
第11話 大人しぐさ1(三つ心)/親は子供が3歳までに心の糸をしっかり張ること
第10話 片目出し/事故を避ける江戸の道路交通マナー
第09話 韋駄天しぐさ/人が集まる場所だからこそやってはいけない
第08話 横切りしぐさ/手切りのしぐさで失礼なき意志を示す
第07話 用心しぐさ/犯罪を寄せ付けない工夫
第06話 七三歩きのしぐさ/人口過密都市に暮らす知恵
第05話 肩引き・蟹歩き/狭い路地を歩く時の知恵
第04話 傘かしげ/相手に雨が掛からないようにする配慮
第03話 戴きます/毎日の糧に感謝を表す気持ち
第02話 うかつ謝り/雑踏でのトラブルを避ける術
第01話 こぶし腰浮かせ/江戸っ子はスッと早めに譲るのが粋
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▽「江戸しぐさ」は、現代の多くの皆さんに注目され、特に公共広告機構の地下鉄やTVのマナーキャンペーンで知られるようになりました。人間関係が壊れ、公共の場所でもマナーが悪化しています。一部の哀しい日本人の姿です。
▽人間は、仕事の顔・市民の顔・家庭の顔の3つの顔(生活)を持たなければならないとされています。ただ現代の日本人は、致命的に「市民の顔」がなく~公共での振る舞い、譲り合いの精神が欠如しています。奥ゆかしい日本人が、どうしてこうなってしまったのでしょうか。
▽江戸しぐさは、最早、時代・年代・地域を越えて求められる常識的な“しぐさ”と考えます。しかしこうした内容をご覧になる方は、礼儀正しい皆様ばかりです。そこで、思いを共有したいと存じます。
▽タイトルプレートで使っているイラストは、「定式幕」(じょうしきまく)を模したものです。「定式幕」とは常に使う意味です。幕は、下手(向かって左)から開きます。歌舞伎幕には、主に2種類あるのをご存じですか?
・森田座の流れ⇒左から、「黒・柿(橙)・萌葱(緑)」の順 歌舞伎座・松竹座・南座など
・市村座の流れ⇒左から、「黒・萌葱(緑)・柿(橙)」の順 国立劇場・新歌舞伎座・浅草公会堂など
・その他にも中村座は、「白・柿(橙)・黒」の順です。
更新2018.9.17

