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羽田新ルート・川崎石油コンビナート上の巨大機低空飛行は落下物でも大火災に/少数派

2020年01月31日 | 社会問題
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VOL6|羽田新ルート・川崎石油コンビナート上の巨大機低空飛行は落下物でも大火災に

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■大量の可燃性ガス・毒ガス製造工場密集地帯の飛行は危険極まりない
羽田新飛行ルートの重大問題6回目です/今まで巨大な大型ジェット旅客機の「北風時・荒川離陸上昇ルート」(羽田=湾岸エリア=荒川)、「南風時・都心着陸降下ルート」(新宿=渋谷=羽田)を詳細に説明して参りました。もう1つ、落下物があっただけで大火災・大惨事になる恐れがある飛行ルートが、「南風時・川崎石油コンビナート離陸上昇ルート」(羽田=川崎コンビナート=東京湾)です。「京浜臨海地区石油コンビナート」(以降、川崎コンビナート)上を高度900m以下で低空飛行し、東京湾へのルートです。午後3~7時まで、1日最大60便が飛行する計画です。経緯を説明すると1970年以降、国交省東京航空局長の通知で、原則、コンビナート地域での低空飛行は禁止されていました。しかし2019年、航空需要の増加を理由に、突如、飛行制限を廃止したのです。経済優先理由だけで、川崎コンビナート上の低空飛行に切り替えることは論外で、危険極まりないことはどなたでもお分かりになるでしょう。

川崎市川崎区にある川崎コンビナートは、大量の高圧ガスや毒性ガスが流れるパイプラインが張り巡らされ、原油やナフサ、液化天然ガス(LPG)など可燃性の液体やガス、毒ガスを扱う工場が密集しているのです。防災に詳しい方は、「飛行機が墜落したら、石油コンビナートは確実に火の海なる。爆発火災が発生し、川崎区の住宅地域にも可燃性ガス、場合によっては毒ガスが流れ込んでくる。石油コンビナートの労働者は、逃げ場のない災害を被る」と危惧しています。その根拠として、石油コンビナートのプラントは『上空からの物の落下』を想定して作られていません。「飛行部品が落下しタンクや高圧ガスプラントの配管を破壊した場合、ほぼ確実に静電気による火災が発生する。ナフサのように、火が着いたら消すことができないガソリンや粗製ガソリンに引火した場合、現在の消防技術や化学では消火できない」ことを指摘しています。騒音問題でも、川崎区殿町では一部時間帯に約2分に1回の頻度で飛行し、騒音は86~91デシベルにも及びパチンコ店以上になることが予想されます。国と国交省はこんな恐ろしいことが想像できないのでしょうか、“狂気の沙汰”です。

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南風時の羽田空港・離発着ルート[国交省HPより・転載了解済]。従来、離陸時に東京湾上を上昇するルートだったものを、一部変更し川崎コンビナート上を上昇する。離陸ルートの青ラインのうち、一番、西側のルート(ほぼ真南に離陸する)

■世界主要空港で石油コンビナート上の飛行は羽田のみ・シンガポールは迂回
さらには「墜落などで東京湾に大量の油が流出した場合、東京湾全体の船舶が航行禁止(不能)になる。湾の構造上、航行不能は長期間に及ぶ」恐れがあるそうです。そもそも空港付近に石油コンビナートがあるのは、世界主要41空港のうち羽田空港とシンガポールのチャンギ国際空港のみです。後者は、コンビナート地帯を避けて飛行しています。それが当たり前と言えば、当たり前です。落下物以外にも、映画でも知られたバードストライク(鳥との衝突)による墜落、不時着の危険性も考えられます。羽田空港は、国内空港で1番多くバードストライクが発生(2018年14件)しています。2019年、ロシアのウラル航空が離陸直後にカモメの群れと衝突、トウモロコシ畑に不時着した事故が起きました。しかし羽田新ルートでは、コンビナート施設や住宅街しかありません。羽田低空飛行に反対する川崎区民の会の代表は、市民の命や生活より大企業や航空会社の利益を最優先した計画だとして批判し、撤回を求めています。

国交省石井啓一(公明党)当時大臣が、国と川崎市の約束「コンビナート上は飛ばない」を反故、低空飛行に踏み切ったことは、いかに役人が無謀・無神経で国民の安全を守らず経済の発展のみしか考えていないことが分かります。さて3つの羽田新ルートによって、影響を受けるのは23区の7割・16区と川崎市など多数の市です。いずれの地方自治体の大反対にも関わらず、国交省は地元が理解したと言っており暴言です。羽田増便の本当の狙いは、安倍政権が進める「企業が世界一活躍しやすい都市作り」です。ヒト・モノ・カネを首都圏に集約し国際力を強化する、大企業の利益だけを最優先する誤った計画です。今までの投稿で、いずれのルートでも騒音・落下物・墜落の危険性を指摘してきました。「大惨事の危険性」(火の海・大勢の命が奪われる)も顧みず、都心の上空を低空飛行することは許されません。

Sankoub
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時事川柳(別カテゴリ)|荒川に ジェット飛ぶより 舞え緋鯉(ひごい)
7・羽田新ルート・荒川試験飛行!毎機2分続く騒音がタワマンへ反響することを確認

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