アンナチュラル

今季、唯一見ていたドラマ『アンナチュラル』が終わってしまった。
ドラマを続けて見たのって去年の『コードブルー』以来。

年間1作品ぐらい見られれば私にしては上出来(笑)　それほどテレビドラマとは疎遠。

出演俳優さんもそうだけど、最近続けて見たいなぁと思わせる作品はやっぱり脚本の出来によるところが大きくて、人気のある役者さんを並べればいいってものじゃない、と感じている。

不自然死を扱った法医学的解剖のラボで働く人たちを通して不自然な死による謎の究明にあたりつつ、生きていることの大切さを訴えたドラマだったと思う。
最後２～３回のエピソードから昨夜の最終話にかけての伏線とその回収が見事だった。

親にも疎まれていた男が、火災現場で命がけで助けたひとりの男。
悲惨な事故現場でただひとりの生き残りの彼は、まるで希望の象徴のように思えていたのに。

その男こそ、ラボで働く中堂さんの追っていた連続殺人鬼だったとは。

このドラマがいつ撮り終わったものかは分からないけれど、台詞の中に『不条理な死』という言葉が出てきて、ラボの所長である神倉を演じていた松重豊さんの胸の内を想像していた。
大杉漣さんの突然の死を、他のドラマで共演中の松重さん、見送っていたでしょ。

京都国立博物館の親善大使で、美術系のものやらBSでのリポーター的なもので時々見かけていた井浦新さんもかっこ良かった(笑)
さっきちょっと調べたら、嵐電が出てくる京都ものに出演とか。
映画？？　観に行かなくちゃ。