大学仲間は覚えていると思うけれど、学校近くのあの・・K運輸の上のアパート、そこでの話でございまする。
重い扉を開けると、そこはまさしく『大奥』でございました。
真ん中にかなり広い廊下が建物を貫き、入ってすぐ左に御台所と、将軍謁見の間、がございました。 その奥に上臈衆の部屋が4室。
右には厠、 手水場、湯殿・・・と続いており、少し奥まったところに大奥総取締役の部屋がございました。
上臈衆の部屋は2人で使うものと定められておりまして、2段寝台だの衣裳入れも2つずつ付いていたのですが、わたくし達は、ひとり1室、4人で暮らしておりました。
まさに、大奥同様、殿御の入室はご法度、姫御、お女中であっても入れてはならない、というような掟がございました。 もっとも姫御に関してはそれほどの難い規則もなく、休講、自主休講の者らの溜まり場であったことは否めませぬが。
ある日、S美とわたくし絵島の所に、ご法度の殿御が来ておりました。 江戸時代でも逢いたいと思えば呉服屋の商人となって柳ごおりに入ってでも大奥に上がるフラチ者もおります。 わたくし達の時代、布団屋だの電気屋だのに化けて、重い扉をくぐるのも容易でございました。
ところが・・・ある日、総取締役の滝川が突然現れたのでございます。
滝川はいつもは東山馬町あたりの別邸で過ごして居りますものを・・・あの日はどういうものか何の前触れもなく参りまして、『本日はここにて泊りまする』と。
どうも下の階の住人から、殿御の入室をチクラれたものと存じます。
困ったのはS美と絵島でございます。
しかしながら、悪智恵は働くものでございます、わたくしたち二人は殿御を開いている苦労是戸(無理あるかな?)に押し込め、部屋の扉を全開にし、滝川の目の前で掃除をしはじめたのでございます。
滝川は何気に部屋を見る素振りをしておりました。
扉の開いているわたくしどもは・・・案外・・・簡単に無罪!との判断がなされたようでございました。
哀れなのは普段から一向に掃除をしないY女史と、あの困り者のU子でございました。
部屋に閉じこもったばかりに、あらぬ疑いをかけられていたように存じます。
しかしながら、上臈達の結束は強ようございます。お互い様、というのもございまして、誰一人口をわるものは出ませんでした。
滝川が総取締役の部屋に籠城いたしましたので、殿御は帰るに帰れません。
食事のほうはなんとかなるのですが・・・問題はその後でございました。
S美のところの殿御も、うちの生島も・・・もよおしてきたのです。いえ、劣情ではございません。 もっと切羽詰った生理的な要求でございます。
厠に参るには滝川の部屋の前を通らねばなりませぬ。かといって、滝川が寝静まっているという確証もございません。 いつ扉を開けて滝川が出てくるやも・・・知れません。 生島に申しました・・・「バケツを持ってまいりまする。どうぞ、生島様、そこでご存分に」
あ~、やだ! この生島よ、私に『変しい、変しい、僕の変人』ってお手紙くれた芸大生。
滝川の部屋の横にあった壁に貼り出してやったけどさ(笑) 2個上だったから就職も決まってて、ほら、インダストリアル・デザイン科だったものだから北欧家具の研究に行くって・・・私に『Will you marry me?』と言った人。
どうしてるんだろ? という事で中途半端にてお終い!
重い扉を開けると、そこはまさしく『大奥』でございました。
真ん中にかなり広い廊下が建物を貫き、入ってすぐ左に御台所と、将軍謁見の間、がございました。 その奥に上臈衆の部屋が4室。
右には厠、 手水場、湯殿・・・と続いており、少し奥まったところに大奥総取締役の部屋がございました。
上臈衆の部屋は2人で使うものと定められておりまして、2段寝台だの衣裳入れも2つずつ付いていたのですが、わたくし達は、ひとり1室、4人で暮らしておりました。
まさに、大奥同様、殿御の入室はご法度、姫御、お女中であっても入れてはならない、というような掟がございました。 もっとも姫御に関してはそれほどの難い規則もなく、休講、自主休講の者らの溜まり場であったことは否めませぬが。
ある日、S美とわたくし絵島の所に、ご法度の殿御が来ておりました。 江戸時代でも逢いたいと思えば呉服屋の商人となって柳ごおりに入ってでも大奥に上がるフラチ者もおります。 わたくし達の時代、布団屋だの電気屋だのに化けて、重い扉をくぐるのも容易でございました。
ところが・・・ある日、総取締役の滝川が突然現れたのでございます。
滝川はいつもは東山馬町あたりの別邸で過ごして居りますものを・・・あの日はどういうものか何の前触れもなく参りまして、『本日はここにて泊りまする』と。
どうも下の階の住人から、殿御の入室をチクラれたものと存じます。
困ったのはS美と絵島でございます。
しかしながら、悪智恵は働くものでございます、わたくしたち二人は殿御を開いている苦労是戸(無理あるかな?)に押し込め、部屋の扉を全開にし、滝川の目の前で掃除をしはじめたのでございます。
滝川は何気に部屋を見る素振りをしておりました。
扉の開いているわたくしどもは・・・案外・・・簡単に無罪!との判断がなされたようでございました。
哀れなのは普段から一向に掃除をしないY女史と、あの困り者のU子でございました。
部屋に閉じこもったばかりに、あらぬ疑いをかけられていたように存じます。
しかしながら、上臈達の結束は強ようございます。お互い様、というのもございまして、誰一人口をわるものは出ませんでした。
滝川が総取締役の部屋に籠城いたしましたので、殿御は帰るに帰れません。
食事のほうはなんとかなるのですが・・・問題はその後でございました。
S美のところの殿御も、うちの生島も・・・もよおしてきたのです。いえ、劣情ではございません。 もっと切羽詰った生理的な要求でございます。
厠に参るには滝川の部屋の前を通らねばなりませぬ。かといって、滝川が寝静まっているという確証もございません。 いつ扉を開けて滝川が出てくるやも・・・知れません。 生島に申しました・・・「バケツを持ってまいりまする。どうぞ、生島様、そこでご存分に」
あ~、やだ! この生島よ、私に『変しい、変しい、僕の変人』ってお手紙くれた芸大生。
滝川の部屋の横にあった壁に貼り出してやったけどさ(笑) 2個上だったから就職も決まってて、ほら、インダストリアル・デザイン科だったものだから北欧家具の研究に行くって・・・私に『Will you marry me?』と言った人。
どうしてるんだろ? という事で中途半端にてお終い!
すごかったよね、一年中ワンピース。 どうして?って聞いたら「洋服の上下考えるのが邪魔臭い」と。 ありゃあもてるわけないわ。
可哀想に…。
恋という字と変という字はどうして似ているんだろう??
みんなで仲良く遊べばええやんか。
のぉ?
って、これ書いてる最中に先生が俺のところにやって来た。
ばれたらマズイぞ。
で、その結果、男子禁制、女子禁制は精神衛生上よくないとの結論に至りました。
最悪の場合、発狂するようです!
この結果を踏まえて、来年、私が独身寮に入寮したら、女の子を連れ込むことにします!
が、これには1つだけ問題点があります。
連れ込む女の子がいないということです。
そこで現在、「○○○系サイト」と呼ばれる怪しげなサイトにアクセスして、この問題点を解消すべく全力で取り組んでいます!
パソコンの画面をニヤニヤしながら見ていますが、決してサボっているわけではございません!!