台風10号のこと

最初に進路予想図を見た時、わぁ、これ近畿直撃かもと心配になった。
6年前だっけ？　近畿地方がひどいことになった台風があった。
この辺りでも、京都は盆地だから台風には強い、なんてのんびり構えていた人が多くて、テレビのアンテナが倒れたり家の外壁が崩れたり、ベランダの波板が吹っ飛んだりして驚いた人が大勢だった。
私は幸いにも？大きな台風をいくつか経験しているのでご近所さんが台風が来るというのに特別なにもしていないのが不思議でしょうがなかった。

前回の事を踏まえて？　ご近所さんも早くから物干しざおをおろしたり、鉢物をまとめて紐で括ったり、米不足は別の要因としても水もいつもなら積み上げているような箱モノが売れていた。

羹に懲りてなますを吹く状態？？

遠隔地台風ともいわれていたように、台風本体より遠くで大雨被害が出たのも、動きがのろのろで、しかも進路が定まらないのも『長く生きていたけどこんなの初めて』だった。

近畿もね、ずっと、熱低になっても『台風か熱低かの違いは風速だけで雨量は関係ない』と、やれ線状降水帯が発生するだのなんだのかんだの、と言われていたけれど、熱低も消え去ってしまった今、ほんとに台風だったの？と思うような有様で、ああ、勿論、被害にあったところや亡くなった方の出たのも知っているので、非常に申し訳ないけれど、この辺りに限れば『大山鳴動して鼠一匹』状態だったと言えなくもない。

でも今後もこんなふうな気象予報士さんでさえ読み切れない台風が普通に来るようになるのかもしれない。
台風一過とは言い難い曇りがちの湿気むんむんの日だったり、そのあともまたずっと35度前後の予想最高気温が報道されている。
やっぱり温暖化は進んでいるんだろうね。

家も築年数がどんどん増えてきて、地震にせよ台風にせよ自宅にいるから安心、ではなくなっているし私の生きている間は大きな災害こないでね、の心境。
ハラハラするのは身体に悪い！