おれはここで生きている

■味乃家 魚野川■新潟県魚沼市下島70-1 定休日 水曜日
死ぬまで生きる のらりくらりのなんでもありのガクさん

ふきのキンピラ

2006-06-08 07:45:00 | Weblog
市場に行ってふきを買うつもりだったが、行ってみるとふきがなかった。
ふきがないときはアスパラを買って、胡麻和えにして一品にしょうと考えていたけど、
市場の競り値が安くて農家もあきれて出品しなかったらしくほとんどなかった。
昔ふきの皮むきを手伝っていた時、母が言ってた事を思い出してする事がある。
皮を向く前に熱湯で湯がくと綺麗にむけると、でも一本の長さの入る鍋を、
ふきの皮むきぐらいで使いたくなかったので、そのままピザ窯に入れて火を通してみた。
これが中々旨く行って、ふきのキンピラは今の時期の思い出の味で
簡単で済むからついこれをしてしまう。
料理屋で家庭の味を出すのは少し抵抗があったので粉チーズをまぶしてと思ったけど、
やはりシンプルイズベストという言葉が頭をよぎり、
まだ試した事がなっかった。
野山を駆け回って、生傷がたえなかった。
怪我をすると、母が孫爺さんも怪我をすると、
ふきを叩いて傷薬にしたからといってしてくれた。
どうゆう薬効があるか知らないがかなりの傷は治った。
ただ凄く沁みた。
そんな思いがあるからフキノトウやふきにはすごい思い入れがある。
荒海にフエリーに乗って佐渡までフキノトウを取りに行く。
お客さんの半数は呆れているけど、ほんの少しの酔っぱらいは、
涙を浮かべて握手を求める。
僕はこのために生きてきたのだ。
今夜ぐらい酔っ払うと本気でそう思う。
地震後、お世話になった人に送ろうと思った物にフキノトウがある。
まだ雪深い越後地を捜し歩いた。
今までの経験と行き当たりばったりのチャンスで採った。
300キロぐらい走っても20粒ぐらい取れない日もあった。
皆喜んでくれた。
そして和南津の春来い祭りに、ボランテアでフキノトウの天ぷらを出した。
和南津の人達が自分たちも全壊して家が無いのに、魚野川が全焼したからといって、
お見舞いをいただいったほんの少しの、僕のお礼いだった。
出来れば少しでも長く生きて、ほんの少しずつ、少しずつ返せればいいなと、
この頃思ってる。
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんは。 (はなこ~☆)
2006-06-08 23:23:22
いつもお世話になりありがとうございます。

明日は従業員皆でお邪魔します。

宜しくお願いします~。
返信する
お待ちしてます (ガク)
2006-06-09 08:23:08
これから市場に行っておいしいものを探しに行ってきます。
返信する

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