「国労バッジ はずせない！」が優秀賞受賞！

　私が制作したビデオ「国労バッジは はずせない！」という作品が、８月（少し古い話になりますが）、大阪で開かれたヒューマンドキュメンタリーコンテストで「優秀賞」をいただきました。またこの映画は、その後「シューレ大学国際映画祭（８月）」「レイバー映画祭（９月）」（写真）でも上映されました。
　この映画は、あるＪＲで働く男性が労働組合（国労）のバッジ（１センチ四方）を胸に着けているだけで何度も処分を受けてきた事件を取材したドキュメンタリーです。
　よく「社会ではわがままは通らない」「会社とはそういうものだ」というセリフを聞きます。僕も子どもに説教の文句に使ったことが何度もあります。しかし、よく考えてみると日本という国ほど学校や会社で職員・社員が社長や校長・教育委員会に自由にものを言うことができない社会はないと思うのです。この点が、年間３万人の自殺者、５０００人の精神疾患をかかえる教員の休職の大きな原因のひとつともなっていると思います。そしてその環境下にある大人が育てる子ども達が、大きな影響を受け、はっきりと親や先生、友達に自分の考えを言えなくなってしまっていると思うのです。この点、忘れてはいけないし、何とかしていきたいと思います。
　このビデオは、１本１０００円（送料別）で販売中です。ご希望の方は、以下までどうぞ。　yumo@estate.ocn.ne.jp