ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

フタツメオオシロヒメシャク

2018年06月04日 | 動物:昆虫-鱗翅目(チョウ・ガ)

 きれいな眼

 今年(2018年)5月20日、友人であるO夫妻とTを新居に招いて夕方から飲み会をし、遅く(11時過ぎ)まで飲んで、いつもの晩酌に比べたら2倍位の量(ビール2缶とワインがボトル半分程度)を飲んで、久々に酔っ払って、終わり頃の記憶が途切れ途切れとなり、翌朝は久々の二日酔い。少量で酔うのは経済的だが老化を感じる。
 二日酔いの中、家に籠ってあれこれ考え事をし、お昼前にやっと家を出てちょっとした用事を済ませ部屋に戻る。戻る前に玄関ロビーの郵便受けをチェックをする。その時、足元に見覚えのあるガがいることに気付いた。名前もほどなく思い出した。
 脳廃る爺の私が何故その名を思い出せたかというと、きれいなガで見た目が覚えやすいということと、近い内に紹介しようとその準備をしていたから。そのガの写真は既に撮っていて、紹介文も途中まで書いていた。その文とは以下、

 本種は、『沖縄昆虫野外観察図鑑』によると「昼間は葉の表面に翅を広げて静止しているのが観察される」とのこと。私の写真の日付は2008年10月11日、午後3時過ぎとなっていて、日記を調べると、その日その時、私は宮崎から遊びに来ていた友人Iを海洋博公園へ観光案内している最中、公園内を散歩している時に植込みの中、何かの「葉の表面に翅を広げて静止している」のを見つけている。
     

 ということであるが、ただ、その時撮った写真がボケた写真だったので、紹介しようかどうしようか少し迷っていたところであった。それが何とまあ、神様のお引き合わせというのか、「私、ここにいるよ、きれいに撮ってよ」と言っているみたい。
 カメラは部屋にあるので部屋に連れていくことにする。彼女はまだ生きていて動いてはいたがそう元気は無い。そんな彼女を傷付けないよう郵便受けにあったチラシの紙を袋のような形にし、その中に入れて部屋のベランダへ持って行き、写真を撮った。その後しばらく彼女はベランダに留まっていたが、夕方にベランダから植込みのあるところへ逃がしてあげた。その後、元気に飛び回っているかどうかは確認できていない。

 
 フタツメオオシロヒメシャク(二つ目大白姫尺):鱗翅目の昆虫
 シャクガ科 本州~琉球列島、中国、台湾、東南アジアに分布 方言名:ハベル
 名前の由来は正確には不明だが、『沖縄昆虫野外観察図鑑』に「前翅横脈紋は、眼状紋となり・・・」の通り、前翅の左右に1個ずつ大きな「眼状紋」があり、そこから「二つ目」とつき、「白」は「前・後翅ともに灰白色」(同書)だからと想像できる。
 「姫尺」はシャクガの仲間では小さい方だから、その前にある「大」は、矛盾するようだが、ヒメシャクの仲間では大きい方だからと想像する。
 「山地、平地の林で見られ・・・夜間に灯火へもよく飛来し、昼間は葉の表面に翅を広げて静止しているのが観察される」(〃)とある。私の写真は、午後12時過ぎ、アパートの玄関フロアで見つけたものだが、それはおそらく「夜間に灯火へもよく飛来し」たものが、巣へ帰るのを忘れて残ったものだと思われる。
 前翅長16ミリ内外。翅にある眼状紋も含め美しいガであるが、日本(沖縄含む)では稀なガとのこと。成虫の出現は4~11月。幼虫の食草はオキナワイボタ。
 
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 記:ガジ丸 2018.6.4 →沖縄の動物目次

 参考文献
 『ふる里の動物たち』(株)新報出版企画・編集、発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄昆虫野外観察図鑑』東清二編著、(有)沖縄出版発行
 『名前といわれ昆虫図鑑』偕成社発行
 『いちむし』アクアコーラル企画発行
 『昆虫の図鑑 採集と標本の作り方』福田晴夫他著、株式会社南方新社発行
 『日本産蛾類大図鑑』井上寛、他著、(株)講談社発行

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