ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

本格的台風

2018年10月04日 | 沖縄01自然風景季節

 たっぷり可愛がる

 時代劇の任侠映画の中でよく聞くセリフ、敵方の1人を人質に取って悪い方の兄貴分が言うセリフ、「構わねぇからたっぷりかわいがってやれ」というもの。子供の頃は反語的表現というのを知らなかったのだが、話の筋、画面に映る場面を見ればどういう意味かは理解できていた。暴力は嫌いなのでそういう場面を好んだわけじゃないが、
 相手が美貌の女性だとじっくり観ていたと思う。暴力は嫌いだけど相手が美貌の女性の場合は、「たっぷりかわいがってやれ」を言葉通りの意味であろうと捉えて観ていたのかもしれない。・・・「何の話じゃ!」・・・そうそう、台風の話じゃった。

 長い時間、沖縄をたっぷり可愛がってくれた台風24号、八重山諸島を少し舐めて、宮古諸島をまあまあ舐めて、沖縄諸島、奄美諸島をたっぷり舐め回して九州へ行く。
 9月29日未明から翌30日未明までの約24時間、沖縄島を暴風圏に巻き込んだ台風24号、滅多に見ない激しい風が吹き荒れ、大きな爪痕を残していった。沖縄島は直撃を受け、29日の午後2時頃、那覇で最大瞬間風速60m超えを記録したとのこと。そんな恐ろしい瞬間風速を記録するような暴風が沖縄島を南から北までたっぷり舐め回した。猛烈暴風は過去にもあったが、これほどの長時間続いたのは、私は初体験。
 暴風圏に入った土曜日(29日)、朝は概ね東風、11時頃から東南の風になり、私の部屋の、ベランダ側の出入口ガラス戸は暴風雨をまともに受け、ガラスとサッシの隙間から雨が漏れ、部屋の中に垂れ流れ、あるいは、吹き込んできた。
     
 サッシのガラス戸を閉め切ってもその隙間から雨が入り込んでくる、という経験は初めてのこと。前の前の前に住んでいたボロアパートでもそんなことはなかった。さらに、ベランダ側の約1800×1800のガラス戸が風圧に押され、僅かだが内側に曲がる。これも、子供の頃のことは覚えていないが、大人になってからは初めての経験。
 さらにさらに、ガラスに木の葉の類が次から次と激しくぶち当たってくる。これが木の葉では無く枝ごととか、別の何か硬いものとかが飛んできたらガラスが割れる。ガラスが割れると横殴りの雨が入り放題、部屋の中は水浸し、だけではない、割れたガラス片で私が怪我をする。飛んできたガラス片が喉に突き刺さるかもしれない、命に係わる。実際に、窓ガラスが割れそのガラス片で大怪我をしたというニュースを聞いた。
     
     
 土曜日(29日)は、台風の目に入った午後1時過ぎからの1時間余を除いて、激しい風が吹き続いた。台風の目から抜けた午後2時過ぎから返しの風が吹き始め、夕方5時過ぎから風雨がますます強くなる。予想通り返しの風は激しい。窓の外の激しい風雨を眺めながら、いよいよ「何か硬いものが飛んできて窓ガラスが割れ、割れたガラス片で怪我をする」心配が増してくる。アパートの構造上(L型になっていて私の部屋のベランダはその角)、東から南西にかけての風は私の部屋のベランダ側のガラス戸に強く当たる。
 翌日(日曜日)、風雨が弱まって(午前9時頃)からアパートの周りを見回る。店舗の金属製看板が飛ばされ、大きな木が根こそぎ倒れるなどしていた。「やはり、酷い風だったんだな、この状態だと畑が心配」と思いお昼前、畑(既に手放してはいるが)を見に行く。畑はバナナやパパイアが倒れているだけで、大きな被害はない。ただ、東隣りのバナナ畑のバナナは全て倒れるか、折れるかしていて、北隣のウージ(サトウキビ)は全て倒れていた。さらに、バナナ畑の隣の畑はプレハブの小屋が倒壊していた。
 月曜日にも畑へ出掛け、台風の後始末を軽く済ませ、知人のSさんから「庭の木が倒れた、手伝ってくれ」との要請があったので、その手伝いに行く。その時Sさんから「台風25号が発生して、今度の木曜金曜辺りには沖縄に来る」との情報を聞く。
     
     
     
     

 Sさんの言う通り、台風25号が今日(4日)、沖縄島のすぐ傍まで来ており、今日の夜には暴風圏に入るとのこと。現在(4日午後2時)窓の外を見る限りでは、もう既に暴風圏だろうと感じられる風が吹いている。そういえば、今日来沖予定だった東京の友人Iから昨夜、「明日、飛行機が欠航で、沖縄行きは金曜日になる」とメールがあった。今日の朝から那覇空港は台風対応が始まったようである。明日の夕方には沖縄に着くらしい友人I、しかし、明日一杯は強風圏にあり、移動、行動は難しかろうと思われる。
 それはさておき、台風24号で私の部屋は危ないと認識した私は、「ベランダの台風飛来物によるガラス戸破損防止対策」を考える。「よし、ガラス戸の外にネットを張ろう」と思い付き、畑へ行って使えそうな材料を持ち帰り、ガラス破損防止ネット柵作りを行う。あれこれ設計を考え、あれこれトライしてみたが、なかなか上手く行かない。結局、既存の物干しにネットを引っ掛けるだけにした。これで安全かどうか自信は無い。
 その他の台風対策もほぼ済ませ、もう既に午後4時となる。4時のニュースで宮古島は暴風圏に入ったとあった。私の住む場所も外は横殴りの雨、これから風雨はますます強くなるだろう。最大瞬間風速は45mになるだろうとニュースは続けた。
 それにしても、台風24号にたっぷり可愛がられ、それから1週間も経たない内に今度は台風25号、それにもまた可愛がられるのかこのウチナー(沖縄)かと、憤りを感じてしまう。「ウチナーンチュは概ね謙虚に生きていますよ、そんなに虐めなくてもいいんじゃないの?」と天気の神様に申したい。とにかく、大きな事故が無いよう祈る。
     
     

 記:2018.10.4 ガジ丸 →沖縄の生活目次

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