外為ガイドブック☆FX取引の基礎や相場分析を解説…五里霧中の相場取引に一筋の光を

外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

5月26日の外国為替市場、復習とキーポイント-5月27日「FXフラッシュ1400」

2010-05-27 15:41:20 | ☆外国為替を読む

■5月26日水曜日のトピックス

株式市場に買い戻しが入り、リスク資産へ資金が戻りかけた矢先、再びユーロ圏のソブリン債懸念からユーロが全面安になったことです。一時、順調な経済指標が株式市場の支援材料にはなりましたが、スペイン格下げの噂や、中国のユーロ債券見直しの報道が保有割合の削減思惑を呼び、市場全体に冷や水をかけた格好となりました。

それでは、各主要通貨の推移を、時間足で確認してゆきましょう。

ユーロドル相場



寄付き直後こそ、前日引け際の回復ムードを引き継ぎ、高値を更新する上昇を見せましたが、長続きはせず、以降は上値が重く推移しました。欧州株式市場も堅調に推移したことから一時ユーロは買い戻されたものの、寄付き直後の高値には遠く及ばず折り返すと、引けにかけて下落を強めました。

ポンドドル相場



1.43台後半で揉み合う展開でした。OECD(経済協力開発機構)による経済報告が順次発表され、イギリスに対しては、楽観的な見方が示されました。ユーロが下落を強める中、ポンドは対ユーロでも買われるなど、底堅く推移した模様です。

ドル円相場



前日の上昇から、高値圏となる90円台前半で底堅く推移しました。朝鮮半島の緊張が円高要因とされる中、株式市場の回復基調を受けて円売りが勝っていた印象です。米国の経済指標が改善されると90.65円付近の高値を付けましたが、以降はユーロ圏のソブリンリスクが再燃したことで89円台後半へと沈みこみました。

◆その他の米国市場の動向

株式市場は、途中まで底堅く推移した模様ですが、再び注目されたユーロ圏のソブリンリスク懸念から反落し、下落を強めた格好です。
債券市場は、リスク回避の流れが再燃したにも関わらず、価格は下落して利回りは上昇した模様です。報道によれば今週行われる米債の入札が下落要因とのことです。
金相場は、ドル高に推移する中で続騰しています。リスク回避の買いと途中まで堅調だった株式市場を受けた買いが重なったとの報道がありました。
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PM外国為替テクニカル分析 - 5月26日、ドル円相場

2010-05-26 20:06:48 |    -ドル円

こんばんは、ForexTVジャパンの浅野です。

ユーロ売りの再開はどうにか免れているものの、短期的なユーロのショートを買い戻している程度にしか見えません。

ユーロ円は朝鮮半島の緊迫がリスク回避を増幅させ、円買いに至っています。今日の山中さんのコメントにもあるように、南北朝鮮の緊張により、韓国ウォンは売り込まれており、隣国である日本の通貨をリスク回避先として買うというメンタリティは、海外勢には当てはまりにくいと考えます。

もちろん、急成長している韓国企業を背景に、これまで韓国買いが行きすぎていた可能性もあり、その調整売りとの見方もできますが、ここにきて対ユーロでも円を買う、ユーロ円相場の売り手は、やはり本邦に関連がある資金、つまり、ユーロ圏の日系企業や機関投資家の海外投資資金が本国回帰(レパトリ)していると見たほうが自然かもしれません。

もし今後、南北間で戦火を見るようなことになった場合を想定すると、一時的に円高になったとしても、隣国の日本へ投資していた外国資金が日本国外へ逃避する可能性も高まるかもしれません。

それにしても、条約や合意という国際間契約を、かのように簡単に破棄、凍結してしまう国家の信用力は、皆無に等しい状況だと思います。上海万博にも招いた、隣国の中国も、あまりに懐柔政策をとり過ぎると、世界から共通項でくくられかねず、中国離れの火種を作ってしまう可能性が十分にあります。

ここは、バブル崩壊の引き金を引かないよう、毅然たる対応が望まれるところです。

では、本日もアセンダント、山中康司さんの解説を、ForexTVジャパンの女子アナウンサーがお伝えいたします。
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5月26日午前の東京外国為替市場概況と、ユーロドル相場分析-「FXフラッシュ1400」

2010-05-26 16:03:40 | ☆相場分析-ユーロドル

■本日5月26日、午前の東京外国為替市場の動きをお伝えします。

多くの対ドル相場が、前日終盤に急回復しました。今日はその流れを疑うような調整売りが先行しましたが、下落幅は非常に限定的となっています。目新しい材料もない中で昨日は急落と急騰で往来相場となり、見方が分かれている印象です。

■今日の通貨フォーカスはユーロドル相場です。

先週の乱高下から今週は下落が先行しましたが、昨日は再度往来相場となるなど、反転に対する意識が随分強まってきた印象があります。もちろん、トレンドが転換したと判断するには根拠がなさすぎますが、次へのエネルギーを蓄積するような揉み合い相場に突入しそうです。
どんな材料がでてくるか、あるいはどんな内容を材料視するかは、出たとこ勝負という気配が高まっていますが、最安値を昨日更新できなかったことで、底堅い推移も想定できます。

19日の安値となる1.2143付近をサポートとして、1.22ちょうど付近でユーロを買います。サポート割れではドテンも視野にストップを意識し、上値は、切り良く1.2500を目先目標とします。
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AM外国為替テクニカル分析 - 5月26日、ユーロドル相場

2010-05-26 15:50:43 | ☆相場分析-ユーロドル
こんにちは、ForexTVジャパンの浅野です。

昨日のポンドドル戦略は、先に下値を付けましたが、サポートとレジスタンスは概ね想定できました。とくにレンジ相場を想定した場合は、途中の動きに対しては、常にニュートラルなだけに、目先の目標に対しては、新規・決済を問わず売買行動を起こすのがよいのかもしれません。ただ、中期トレンドはドル買いなだけに、ブレークアウトまで考えると、トレンドなりに開始したほうが、より安全性が高くなるのかと思います。

ユーロですが、とくに目新しい材料を欠くなか、投げ売りの状況になってきたようです。短期筋の仕掛けもトリガーにはなっているようですが、120円を割ったころから、実需筋も売りを下げてきている印象です。しばらく、戻り売りは引かない一方で、下値も堅く推移しそうです。

では、本日もアセンダント、山中康司さんによる解説をお届けいたします。
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5月25日の外国為替市場、復習とキーポイント-5月26日「FXフラッシュ1400」

2010-05-26 15:31:14 | ☆外国為替を読む

■5月25日火曜日のトピックス

依然としてユーロ離れが継続する中、世界同時株安を背景に110円を割り込んだユーロ円の下落が急伸したことをあげましょう。ただ、米国時間中盤以降は、ドル売りが優勢となり、ユーロドルはそれまでの下落分を概ね回復する戻り相場となりました。

それでは、各主要通貨の推移を、時間足で確認してゆきましょう。

ユーロドル相場



世界同時株安が背景になっているのか、朝方から着実に下落する展開でした。特に下落材料が見当たらない中、朝鮮半島の緊張が手伝ってユーロ円相場の下落がユーロ安を先導していた印象でした。欧州時間では一時、1.21台後半へと下落しましたが、先週の安値1.2143付近には及ばず、以降は米国株式市場が反転気味に推移すると、ユーロが買い戻される展開でした。

ポンドドル相場



前日安値を割り込むと、ユーロの下落に連動する動きが顕著となり、1.42台半ばまで下値を伸ばしましたが、キャメロン英新首相から、財政赤字対策が最優先政策とのコメントが聞かれると、ユーロに先だってポンドが反転上昇しました。その後はユーロ同様にドル売りが優勢となり、寄付き高値に迫る戻しを見せました。

ドル円相場



朝鮮半島の緊張も手伝い、朝方から円高に推移しました。ユーロ円相場の下落も円高を支援した模様です。欧州時間に入り89円台前半まで安値を伸ばしましたが、先週の安値を前に底堅くなると、ドル売りに連動するように円売りが優勢となり、寄付き高値に迫る戻しを見せる往来相場となりました。


◆その他の米国市場の動向

債券市場は、FRBの公定歩合会合の議事録で利上げを要請した地区連銀が3行あったことが材料視されたのか短い期間が売られたことで、利回りが上昇しました。しかし長期は依然として欧州のソブリンリスクを回避する動きが継続した模様で、相場は上昇して利回りは下落しています。株式市場は一時下落が強まったものの、終盤には下落幅の多くを戻して小幅な下落に留まっています。金相場はドル安に推移した割には小幅上昇となっています。
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5月25日午前の東京外国為替市場概況と、ポンドドル相場分析-「FXフラッシュ1400」

2010-05-25 16:33:56 |    -ポンドドル
■本日5月25日、午前の東京外国為替市場の動きをお伝えします。

ユーロ独歩安の流れは、継続している模様で、対ドルでは一時1.23台を割み、対円は110円台に沈んでいます。東京株式市場は下落を継続しており、朝鮮半島の緊張という地政学リスクを加えて、リスク回避の円買いがやや優勢となっています。

■今日の通貨フォーカスはポンドドル相場です。

乱高下が激しいユーロドルに比べて、広めではあるものの、レンジ相場で推移しています。ここ数日は下値が切り上がる穏やかな上昇基調を見せていましたが、今日はポンドの好感材料があったにも関わらず昨日の安値を下回っており、少し上値が重く推移するかもしれません。



ここ数日、高値を抑えてきた1.4520を超えるようならストップとする前提で、昨夜の戻り高値となった1.4450付近でポンドを売ります。
下値目標は、やはりこのレンジをサポートしている1.4250付近を考え、20日の安値を割り込むタイミングでは、売りで追いかけるイメージです。
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5月24日の外国為替市場、復習とキーポイント-5月25日「FXフラッシュ1400」

2010-05-25 16:20:23 | ☆外国為替を読む

■5月24日月曜日のトピックス

先週末に報道されたスペインの中央銀行が国内の銀行を管理下に置いたニュースを手掛かりに、欧州時間に入ってユーロ売りが再開したことです。米国株式市場も下落反転しましたが、全面的なリスク回避行動には至っていない模様です。

それでは、各主要通貨の推移を、30分足のプロスティックス・チャートで確認してゆきましょう。

ユーロドル相場



週末のスペイン報道が若干影響したように、30ポイント程度、ドル買いへギャップして寄付いた後、東京時間は織り込み済みとの見方もあったのか、暫く揉み合いました。しかし、欧州時間に入ってユーロ売りが先行した以降は、終始上値が重たい展開となり、概ね独歩安の展開でした。

ポンドドル相場



財政赤字問題の対策として具体的な数字がを掲げられたことで、欧州時間では一時底堅く推移しました。その後、ユーロドル相場でドル買いが優勢となると次第に連れ安となりましたが、対ユーロ相場でポンド買いが優勢だったことで、下値は限定的となっています。

ドル円相場



ユーロ円を中心にクロス円での円買いが持ち込まれたように見える中、一方ではリスクを回避するドル買いが根強く、概ねもみ合う展開です。

◆その他の米国市場の動向

債券市場は、スペインのニュースで欧州不安が再燃した結果となり、買いが優勢だった模様です。株式市場は反落、金相場は上昇と、程度はさほど極端ではないものの、資金の流れは、概ねリスク回避の動きで一致した形です。
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IMM取組残高分析‐5月22日発表分

2010-05-24 17:50:02 | ☆外国為替を読む

こんばんは、ForexTVジャパンの浅野です。

外は、梅雨を思わせる雨が降り続いています。あと数日で6月でもあり、嫌な季節が次第に近づきつつあるようです。

さて、先週発表分のIMM通貨先物取組残高ですが、やはり動きがあったようですね。対ユーロでのドルのロングが数パーセント、対オージーに至ってはドルのショートが数十%近く、圧縮されていたようです。値幅では、軒並み10%程度の下落を見せたオージーの変動要因が分かったかのようです。

オージードル相場は、ドルのショートスクイーズとなった印象ですが、少なくとも日足で陽線を伸ばせないようだと、オージー売りが炙り出され、チャート的には、週足一目均衡表の雲下限となる0.7825程度の下落があり得るかもしれません。

では、IMM通貨先物取組残高をご覧ください。右上の「ForexTV.jp」バナーで動画ページに行き、特集タブからご覧ください。

ForexTVジャパン
浅野 敏郎


AM外国為替テクニカル分析 - 5月24日、ユーロドル相場

2010-05-24 17:16:31 | ☆相場分析-ユーロドル

こんにちは、ForexTVジャパンの浅野です。

下落も容赦ない動きでしたが、反発ももの凄い勢いです。
とくに、マイナーなクロスとなる、ユーロ/オージーやユーロ/スイス、一部のユーロ/スカンジナビアは、中期的なトレンドを一気に転換したと言えそうな様相です。

ユーロオージーは、先日まで最強と最弱のペアの一つでしたが、今やすっかり逆転してしまいました。このトレンドが収まらない限りは、潜在的なオージー安、ユーロ高圧力がかかるものと思われます。

では、本日もアセンダント、山中康司さんに解説を動画でお届けいたします。
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5月24日午前の東京外国為替市場概況と、ユーロドル相場分析-「FXフラッシュ1400」

2010-05-24 15:05:06 | ☆相場分析-ユーロドル
■本日5月24日、午前の東京外国為替市場の動きをお伝えします。

一部の通貨では、ドル買い方向へ若干ギャップして寄り付く動きがみられたものの大きな動きには至っておらず、基本的には先週末終盤のレンジの中で、揉み合っています。

■今日の通貨フォーカスはユーロドル相場です。

2日連続して大きく上昇した相場は、日足以下の短期と日足以上の中長期とでは、上下反対のトレンドを示唆する状況です。一気にどちらかへ動くには、ユーロクロス全体の動きにもよりますが、短期で作った若い上昇トレンドに少しだけ希望をつなごうと思います。



4時間足で見る限り、中期的な上値レジスタンスラインを確認した相場は、上に抜けるよりも、反落を選択した模様です。ただ、雲の中に入った相場は、基本的には雲の中での推移を前提に、雲の下限と基準線が重なる、1.2400を下値の限界とする動きを想定します。

相場が戻すようなら1.2400手前でユーロを買い、20日下値の1.2300を割れるようなら一旦はストップです。上値目標は、雲の上限となる1.2660付近を想定しますが、上値レジスタンスラインが下降しており、1.26台前半は上値が重くなると推測できます。
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