外為ガイドブック☆FX取引の基礎や相場分析を解説…五里霧中の相場取引に一筋の光を

外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

9月29日、外国為替テクニカル分析-ユーロ円相場、レンジの下値試し先行か(2)

2009-09-29 21:05:56 |    -ユーロ円

もう少し視野を広げて観ますと、



1月の112円水準から4月上旬にかけて137.50水準まで一気に上昇後、6月と8月に上値を試しに行っていますが、6月の高値の139.10水準がやっとという状況です。つまり、上昇トレンドというためには、上値が順次切り上がってこそであり、実は4月以降は、レンジ相場だったということができそうです。

加えて、4月安値7月安値で引ける下値サポートライン(赤い斜線)によって、昨日の下値をどうにかサポートした状況ですが、5月安値、9月安値をサポートしていた、4月と7月の終値ベースの下値サポートライン(赤い破線)を、昨日既に下割れしたように見えます。終値ベースのサポートラインは右上がりですが、上に抜けられないようだと、数日内には一目の雲や、8月来の中期下落トレンドの上値線が迫ってきます。目先は上からの下落プレッシャーが集中し易いところから、ユーロ円のショート戦略をイメージし、少なくとも、レンジの下値確認をする動きを想定します。


■遅行線が下落プレッシャーを受ける日足雲の下限となる131.70から、終値サポートラインが本日差し掛かる132.00辺りをレジスタンスゾーンとしてユーロ売りをエントリー。
■本日の雲下限、基準線、転換線が一致する132.85水準を上抜けたら一旦はストップ。
■目先の下値目標は129.00で、次は126円辺りを想定します。7月下値となる127円を割り込むタイミングで、売り増しなどの戦略を検討する機会がありそうです。(了)

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