ドゥーダッドの息ぬき

ガラケーで綴る
10ホールズハーモニカ、マルチブロック奏法の、花村ようかん
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ブレスの行方③

2018-06-05 | 教室
地元の、
とある神社に、巨大なイチョウの木があります
地面から約1メートル程上に、デベソのようなコブがあり、近所では名物です
ベランダのルッコラは、気がつけば発芽していて、ちいさなの双葉を広げています
植物は無機物と生物の中間のような存在で、不思議です


引き続き、木製ハーモニカのはなしです

私の部屋に、一枚のヒノキの板がに立て掛けてあります
あたり前ですが、勝手に動いたり、寝転んだりはしません
しかしその実、
内部では常に木目が押し合い圧し合いしています

もし、
この材料を切断すると、内部のストレスが解放され、どちらかに反っていくはずです

これを専門用語では
「応反発」と、言うそうです
応反発は、金属加工の本で知りましたが、おそらく木理にも当てはまります

つまり、
木で正確な直線や面を作ることは、とても難しいのです

最高のまな板は、イチョウの木を使うと聞いたことがありますが、
それでも使っているうちに平らではなくなるので、その度に店でカンナがけを依頼する必要があるそうです

さて、
ハーモニカの木部に必要とされる平面は、面積でいうと約2,5センチ×10センチ
かなり小さいが、少なくとも、まな板以上の精度は必要です

では、
まな板以上の平面はどこにあるか?

それは、
大工さんのカンナの台と、その刃を研ぐための砥石です

続く



☆写真は古い山桜
切ってみないと良し悪しは分かりません
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