近藤誠: ワクチン拒否マニュアル
近藤誠(こんどう まこと):1948年生まれ。近藤誠がん研究所所長。73年、慶應義塾大学医 学部卒業、同大学医学部放射線科入局。79~80年、米国へ留学。 83年から同大学医学部放射線科講師を務める。
出典:「ワクチン副作用の恐怖 2017/11/1 (著者: 元慶応大学医学部講師 近藤誠)」
p.218 ワクチンをうけないと決めた場合の対策
もし本人や親御さんがワクチン接種を決めた場合には、各医療機関でスムーズにうけることができるので、対策は不要です。
これに対し、もしワクチンをうけないと決めると、とくに子どもの場合だと、いろいろ軋轢が生じやすい。
医師をふくめまわりの人たちが反対するからです。---親御さんの自己決定がつらぬけるよう、対策を考えてみましょう。
子どもにワクチンをうけさせないことには、小児科医が反対します。
子どもを医療機関に連れて行かなければ、うけさせないこと自体は簡単です。
しかし、子どもに何か症状がでて医療機関に連れていったとき、医師が母子手帳をひらいて「これも、あれもうけていないじゃないか!」「うけなければ、もう診てやらない」など、肝腎の症状そっちのけで非難されることが少なくないようです。
しかし、医者に連れて行かざるをえないような症状があれば、ワクチン接種は一層危険なので、その日に打たれることはないはずです。
万一「打つ」と言われたら、逃げだしましょう。
これに対し、健康チェック目的で連れて行った場合には、「夫がダメだと言うので、彼の同意をとってからにします」などと、その日の接種はことわりましょう。
ただ、地域に小児科医が一人しかいない場合などでは、「もう診てやらない」などと言われたら動揺するでしょう。
しかし、医師には、患者を診察・治療する法的義務があります(医師法19条)。
したがって、ワクチン拒否後に子どもを連れていった場合に、診療をしてもらえないことはありえません。
なおワクチンのことをあまりしつこく言われた場合に 「先生、ワクチンをうけさせますが、子どもに後遺症がでることはない、万一でたときは損害賠償をする、と一筆書いてください」
と返すのが一法です。たいてい沈黙するはずです。
保育園や幼稚園に入所の手続きをするときの相手方の態度は、園によって異なります。
なにも言わない園もあれば、理由をたずねてきたり、うけてくださいと言う園もあるようです。
しかし、ワクチン接種を親が決めるのは憲法上の権利・自由なので、公立の園で不利益処分をうけることはありません。
私立でも、補助金をもらっている園では、不利益処分をしたら法律違反になります。
他方で、祖父母やママ友などにあれこれ言われるケースもあるでしょう。
その場合に決定的な解決策はないのですが、この本を渡して読んでもらうのが一法です。
それでも言いやまない人たちには、「子どもに後遺症がでることはないと保証してください。そう一筆書いてくれたら、うけさせます」と言えば、みんな黙るようです。
(ブログ著者補足: 「子どもに後遺症がでることはない、万一でたときは損害賠償をする、と一筆書いてください」と言うのも良い方法だと思います。近藤医師によると、損害賠償の話しになると、相手は逃げるようです。)
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補足資料1
新潟の保育園が未接種児受け入れない方針 国は認めない見解示す
産経ニュース 2017.2.10 19:31
https://www.sankei.com/life/news/170210/lif1702100056-n1.html
新潟市の私立保育園が、4月から認定こども園に移行するのに伴い、定期予防接種を受けていない乳幼児を受け入れない方針を示していたことが10日、市への取材で分かった。認定こども園を管轄する内閣府などは市からの照会に「未接種を理由に受け入れは拒否できない」との見解を示し、9日付で回答した。
予防接種法で定期接種は義務ではなく努力義務とされている。子ども・子育て支援法は、園側は正当な理由がなければ利用申し込みを拒めないと定めている。
市保育課によると、この保育園は昨年11月、接種を受けなければ4月以降の受け入れはできないとの方針を保護者や市に説明。理由を「他の園児への感染リスクがある」としていた。
(引用終わり)
補足資料2:
医師又はしつこい相手に対するブログ著者の損害賠償の文書案
誓約書
ワクチンをうった場合、子どもに副作用や後遺症がでることはありません、万一でたときは損害賠償をします(死亡・重篤な心身障害の場合は1000億円支払います)。
年 月 日
住所
氏名 印