にこにこモロQの日記

にこにこモロQの日記です。

薄毛の話題ばかりふる相手ってどうなのよ

2017-01-05 16:34:52 | 日記
未成年で薄毛、抜け毛の悩みをもつ人ってけっこう多いんですね。気にしはじめると「おでこが広がってきた」とか、「抜け毛がとても多くなった」というように、小さな変化でもすごく気になるようです。

甥っ子がそうなんですが、見せてもらったら、本人が気にするほどじゃないんですよね。私のほうがよっぽど状態としては深刻です(笑)。

でも、話を聞いて気になったのはまわりの反応です。学校で彼を見つけると、しつこく「薄毛」の話題ばかりふってきて、いろんなところで笑い者にしたがる友達がいるのだとか。

最初は笑って返していたものの、最近はうっとおしいようです。

実際にストレスになるようではそこから薄毛がほんとうに進行することもあるかもしれません。「ほんとに腹が立つようなら、その人を無視してしまってもいいんじゃない?」とアドバイスして、彼も納得していました。

でも、まだ薄毛は気になるようなので、まずは食事の改善からはじめることを提案しました。エストロゲンという女性ホルモンには、髪の成長や髪を抜けにくくする効果があるそうです。女性が男性より薄毛になりにくいのはそのためのようです。

そのエストロゲンと似た効果を発揮する成分が、大豆イソフラボンなんですね。

摂取量は1日に40~50mgが理想だそうです。食品安全委員会の報告書によれば、豆腐半丁(150g)に約30mg、納豆1パック(50g)に約37mg、豆乳カップ1杯に約52mg入っているそうなので、毎日この中の1、2品を食べればいいということになります。

そんなにたいへんなことでもないので、私は毎日納豆を食べるようにしています。私の髪もかなり薄くなってしまいましたが、いまはなんとかまだ見た目を保っています。でも、そのときが来たらすっきりと坊主頭にしようともう決めています。

こちらのサイト⇒「ハゲ コンプレックス 解決法」を読んでいたら、理解してくれる人だっているわけですし、もう気にするのはよそうと思えました。ちっぽけな悩みをもたず、人生楽しくいきたいものですね。



頭髪への執着8

2016-12-30 16:02:21 | 日記
前回の続きです。

私「じゃ、トラ刈りみたいになっちゃうわけですか?」
主人「いや、もっとひどいと思いますよ!荒れ地にところどころ雑草が生えたような状態になると思うねえ、ふつうに考えたらね!そうなったら、どうするのかねえ!」

私「たしかに……」
主人「それだけじゃなくて、やっぱり切り取って縫いつけたところは、今は技術がいいといっても、多少の傷痕はつかないのかねえ、わかんないけどさ!おじいさんになって坊主になったら、傷だらけの頭で過ごさなきゃいけない、なんてことにならないのかなぁ!私にはわかんないけど、どうなんだろうねえ!」

私「どっちにしても、あんまりいいことなさそうですね」
主人「まあ、どっちにしろ、お客さんには移植はもう遅いね。だいたいみんな、30代でやってますからね」

私「えっ!?もうそのへんで覚悟決めちゃってるわけですか!?」
主人「聞いてみるとね、奥さんや恋人に言われたとか、子どもに言われたとか、そういうのがきっかけらしいですよ」
私「そうですか……」

数十年後、傷だらけの頭をした坊主頭の老人の群れが街を行き交わないよう、願うばかりです。師走の床屋のそとで枯れ葉が舞う18:00。なんだか、ちょっとせつなくなった薄毛のお話でした。


                 The End


頭髪への執着7

2016-12-28 18:29:08 | 日記
前回の続きです。理髪店の店主は言いました。

主人「人間の髪の毛はね、頭の前頭葉のところに生えている毛が、みーんなまっすぐ下に向かってるかっていうとそうじゃない。両サイドの毛もまっすぐ下に向かっているわけじゃなくて、横に向かって生えていたりする毛もあるわけです」
私「へえ~」

ここでニヤニヤする店主。

主人「ところがね、皮膚移植の人の頭髪は、最初からある種の髪型を想定したうえで移植されるわけ。その人がやりたいヘアースタイルね。だから、不自然なほどいい髪の生えかたになるわけよ。お客さんみたいにひどいツムジ頭なんかとはぜんぜん違うもの」
私「(ムッ)ひどいとかはよけいですけどね」

主人「ほんと、形成外科はたいしたもんですよ、髪型のデザインまでやっちゃうんだから。でもね~、若いときはそれでいいかもしれないけど、歳とってきたらどうなのかねえ」
私「元気なとこの毛をとってるんなら、だいじょうぶなんでしょ?」

主人「そういうことじゃなくって、全体のバランスの問題なのよ!だって、移植しなかったところの毛は、年齢とともに後退していくでしょ?なのに、移植したところの毛だけが元気だったら、どうなると思います?」
私「?」

主人「わかんないかなあ、そこだけ残っちゃうの!」



頭髪への執着6

2016-12-26 16:03:10 | 日記
前回から続いています。

主人「だからね、ビニョ~ンって伸ばすの、頭の皮を!人の頭の皮ってのは、びっくりするくらい伸びるんだから!たとえば、後頭部のフサフサしてるところの髪の毛を数センチ四方に切り取るとするでしょ? そうしたら、その上からビニョ~ンって持ってきて、縫いつけちゃうわけ!」
私「うえ~(嗚咽)」

主人「それで、切り取ったのは薄いところへ張りつけちゃうわけ!」
私「うえ~(嘔吐)」

主人「今の形成外科ってのはすごいですよ。それは見事なもんです。ふつうに見たって、ぜんぜんわからないもの。まあ、うちのお客さんでも数人はいますがね」
私「えっ、てことはお客さんからご主人にカミングアウトしたんですか?」

主人「いえ、そうじゃないですよ。髪を切ってて私が気づいたんでね、こっそり聞いたんです」
私「わかるものなんですか?」

主人「プロにはね、フフフ。キレイすぎるんだな、これが」
私「キレイすぎる?」

主人「皮膚移植した髪の人はね、不自然なほど生え方がキレイなんですよ」
私「そういうものなんですか」

主人「つまりね、ふつうの人はツムジがあったりしますよね。お客さんみたいにほんとにひどい人になると、5個もある。きたない頭だよね」
私「(ムッ)ひどいとか、きたない頭とかはよけいですけどね」


頭髪への執着5

2016-12-22 16:39:17 | 日記
前回から続いています。自慢気に語る理髪店店主。

主人「私なんかはもう20年使ってますから、1本4000円のレベルダウンしたやつでも、ほらこの通り!フッサフサ~!」
私「ハイハイ」

主人「でもね、まだ方法がないわけじゃない」
私「えっ、どんな方法ですか?」

ふたたび色めきたつ私に店主はニヤリと笑って言いました。

主人「皮膚移植ですよ」
私「皮膚移植?!」
主人「つまりね、自分の頭の皮を剥ぐんです」
私「……」

いよいよ、話がおぞましい展開になってまいりました。ちなみに、この話は数年前に聞いたのでいまはもっと進化しているのでしょう。私は驚いて聞きます。

私「自分の頭の顔を剥いで、自分に移植するんですか?」
主人「そうですよ」

でも……。単純にジグソーパズルを想像したら、ある疑問が。

主人「それじゃ剥いだところの皮がなくなっちゃうから、意味ないでしょ?」
主人「もう、お客さんは知らないんだなぁ」

また馬鹿にされる客。

主人「頭の皮っていうのは、ビニョ~ンって驚くほど伸びるんです」
私「ビニョ~ンって、どういうことですか?」
主人「だから、ビニョ~ンって!もうお客さんは!」

ダメ押しで馬鹿にされながらも、ビニョ~ンの響きが好きだなあ、と思ってしまう私。ビニョ~ン、ビニョ~ン、ビニョ~ン。言いたい、言いたい。