秘密のあっこ 気まぐれ日記

アクセスありがとうございます。元気を持ち帰っていただけると嬉しいです。いつでもまたお越しください。あっこ 
   

155話 モロッコ旅行記Ⅴ ~アトラス山脈とベルベル人の村~

2008-10-05 | Weblog

4WDの車に乗り込んだ運転手のALIさんと私。


これから長い時間をかけてアトラス山脈を越え、サハラ砂漠の手前の街、ワザザードまでいかなくてはなりません。


そして、サハラ砂漠でラクダに揺られ、日の出、あるいは夕日を見る・・・永年の夢でした。 


車は動き出し、マラケッシュの街を後にしました。 


 

こんな道がずっと続きます。スリル満点だけれど、眺めが素晴らしい・・魂レベルで感動。

写真には撮れなかったけれど、山間を流れる川で、女の人が洗濯をしている風景なんかも見えました。その女性たちのロングスカートが色とりどりでキレイ。

また、薪を集めて背中にしょって歩いている人、農作業をしている人、放牧している人。

その風景は、おとぎの国の世界そのものでした。

この山の間のところどころに、ベルベル人の村がありました。

たくさんの村を通ってきましたが、こういう日干し煉瓦や土のおうちに住んでいて、自給自足の生活です。

その昔、ベルベル人がモロッコの先住民でした。そこにアラブ人が攻めてきたそうです。アラブ人は主に都会に住んでいます。

ベルベル人は、ベルベル語を話します。

なんとベルベル語は文字がないそう。音声だけの言語って、想像つきますか?

 

ワザザードの手前にある世界遺産アイト・ベン・ハドゥ。

ここの近くのホテルのレストランにて遅いお昼を取っていた時、旅行中の日本人の女の子2人とお会いしました。

あきこさんと、あすかさん。

空港以外で日本人を見かけることが無かったため、つい嬉しくておしゃべりに花が咲きました。

そして、お2人と一緒にいらした日本語ぺらぺらのアラブ人の男性と一緒に、アイト・ベン・ハドゥの前までお散歩し、記念撮影。

このアイト・ベン・ハドゥは「ハムナプトラ2」の撮影でも使われました。現在ここに住んでいるのは5家族だけ。土造りのおうちは、かなり古くなっているようです。

今はその対岸、つまり私たちの立っている側の新しい村に、移り住んでいるようです。


 

 

ところで興味深かったのが、ベルベル人の結婚式。

ベルベル人は、今でこそ都会では恋愛結婚が増えてきたものの、まだまだ地方では両親が結婚相手を決めたりすることが多いようです。

で、結婚が決まると、両家の家を全開にして、二週間、毎日パーティーをやり、お祝いするそう。で、ビックリなのが・・・二週間の最後の夜、花婿は花嫁を2階の自分の部屋に連れて行き、なんと初夜を迎え、事を致すそうです。

で、とても言いにくいのですが、ストレートに言いますと・・・女性は初めてなので(ということになっているので)、血がでます。

その血をウェディングドレスにつけて、みんなの待っている階下に降りていき、それをお披露目するというイベントが必ずあるそうです。

                    

昔は血が出なかったら、花嫁の家族が男性側に違反金を支払い、婚約不履行になるなど、大変だったようです。今は、あらかじめ動物の血を用意していて、もしもの時はそれをドレスにつけるらしいとのこと。 

お二人も、その話にはびっくりされていました。

他にもたくさん面白い話を聞きました。

モロッコでは4人まで奥さんをもらってよいとか・・。おいおい詳しく。

 

偶然とはいえ、日本人と会ってお話できたのは、本当に嬉しかったです。あきこさん、あすかさん、楽しいひとときをありがとう

 

そして、ワザザードに向かいました。 


 


 

●次回予告・・砂漠に向かうはずが、なぜか次の日、マラケッシュにいた私。

 

                                  


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
このたびは☆ (asuka)
2008-10-18 21:27:43
こんばんわ!アイト・ベン・ハッドゥでばったり
ご一緒したあすかです!
あれから、色々な街へ行って、楽しい体験をされたみたいで
帰国までの記録を楽しく読ませていただきました~忘れられない思い出ですね。
私たちもお話したいことたくさんです!
これからもちょこちょこ遊びにきますね
ではでは。
あすかさん (あっこ)
2008-10-19 20:27:20
コメントありがとうっ!ここに遊びにきてくれたんだね。
(#^^#)

あすかさんやあきこさんとあの日あのタイミングで出会って、あのベルベル人の村の崖からみたアイト.ベン.ハドゥの風景、ロイヤルミルクティー色の川、あの目のクリクリ坊やのこと、一生忘れられないと思うよ。
その後お二人はモロッコでどういうスト-リーを辿ったのかな。楽しい旅になったことでしょうね。
また是非遊びに来てね。
よかったら、今度モロッコ料理でも食べにいきましょう!