卒業おめでとう

あら？と言う間に三月になり、一日は息子の卒業式だった。
赤点皆勤賞はもらえなかったけど無事に卒業となりました・・ああ感無量。

雨の日の卒業式、恐ろしく水はけの悪い駐車場になったグラウンドは車のドアを
開けても、どこに足を下ろせばいいのか迷う状態で、勇気を出して「えーい！」
グチョッと足を踏み出し校舎に着くまでに靴はどろどろになる。

体育館は「お願い冷房もう少し弱くしてー！」と叫びたくなるくらい寒かった。
それでも隣のＮ村さんは居眠りをしているので「寝たら死ぬよ」と囁く。

２月は卒業式の練習の為の登校日が数日あったけど、ちょうど大学の合宿早期参加と
重なってしまったので、息子は１回くらいしか練習に出ていない。

担任はしきりに卒業式の練習を優先しろとすすめ、どうしても行くのなら一日だけでも帰って
こいと言ってたらしいので、私ゃ密かにマスゲームでも見せてくれるのかと期待してたけど
そんなわけはなく普通の卒業式だった。

なんだか寒くて心も荒む私には、息子とあまり関係ない優等生の送辞答辞の学校生活の
思い出やら感謝やら希望やら虚ろに聞く。

でも息子はこの学校で良かった。