blog 福祉農園通信・龍神伝心

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「一緒に学ぶ」は「一緒に生きる」を学ぶこと

2015-12-01 | 龍神伝心

 茨城県の教育委員による「障害児の出産を減らしていけたらいい」との発言に対する
どの子も地域の公立高校へ・埼玉連絡会( 代表)の意見です。

「一緒に学ぶ」は「一緒に生きる」を学ぶこと
~茨城県総合教育会議における障害者差別発言に抗議して~
 私たちは、障害のあるなしにかかわらず小学校・中学校そして高校も一緒に学べるよう活動している団体です。
1987年に知的に障害のある子どもたちが発した「こうこういく」という言葉に背中を押されて埼玉県教育局と話し合いを始め、
今日まで話し合いを継続しながら、また就学・進学の相談活動や集会などの取り組みも行っています。
 今回の茨城県の今後の教育に関わる重要な会議において、
長谷川智恵子委員の「(障害児の出産を)減らしていける方向になったらいい」などの発言があり、
その発言を「問題ない」として擁護した橋本昌知事の姿勢があったという事態に対し、
障害のある人はあってはならない存在なのか、
今私たちが一緒に生きようとつながっている人たちは否定されるのかという強い憤りを感じています。
さらに、障害者基本法も制定され、障害者権利条約が批准されてその具体化が進められる時代にあっても、
一方ではこのような優生思想・差別意識が根強くあること、しかも現在の経済不況や戦争法成立の状況下で、
役に立つ・役に立たないという選別の意識が顕著になっているのではないかという怖さも感じています。
 障害のある人と共に生活することはまだまだ日本では社会モデルとして捉えきれていない状況でもあり、
たいへんなこともありますが、だからといっていなくていい、生まれてこなくていいということにはなりません。
障害のない人が支えられることもあります。誰もがかけがえのない命です。
 長谷川氏が特別支援学校を視察して「特別支援学校には多くの方が従事し、
県としてはたいへんな予算と思う」と述べていますが、障害のある子どもばかりが集められて、
たくさんの職員が付いている学校のようすに違和感を覚えたであろうことが想像できます。
私たちは「たいへんな予算」をかけて特別支援学校を作り、
障害のある子どもたちが地域の学校から切り離されていくことに反対してきました。
地域の学校でいろいろな子どもたちの中で学び育っていくことが大切であると考えているからです。
周囲の人たちとの関わりのないところで、個別に力を付けるだけでは生きていけません。
特別支援学校や特別支援学級を勧められながらも小中学校の通常学級や高校でみんなと一緒に学び、
トラブルがありながらも一緒に解決していく経験をしながら、一緒に生きていくことを学んでいる子どもたちがいます。
生まれてきてから大変でも、一緒に学び、一緒に生きていけることを、
まず長谷川氏に知ってほしいと切実に願っています。
 謝罪すればいい、辞任すればいいということではなく、長谷川氏や知事が話し合いの場を持って意見を聞き、
「障害のある人もない人も共に歩み幸せに暮らす」社会の実現に向けて
施策に取り組むことが責任を取るということではないでしょうか。

2015年11月27日   
         どの子も地域の公立高校へ・埼玉連絡会

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